今回はヒマラヤでのビックウォールフリーを目的に入山したのですが、狙い通りのクライミングができました。当初、取り付から見上げた際には、 メンバー:増本 亮、佐藤裕介(記) 12月20~21日 八ヶ岳 小同心クラック&ミックス講習 (定員2)5.5万円あと1名 2月11~12日 アイスクライミング体験 岩根山荘アイスツリー&唐沢の滝 (定員3)3.5万円 あと2名 高いクライミング能力と強靭な精神力で長きにわたりオールラウンドな活躍を続けるクライマー、佐藤裕介。その活動は国内にとどまらず、時には年に複数回の海外遠征を行い、その記録は国内外で高い評価を得ています。連載第2回⽬となる今回は、その活動を支える環境作り、準備やトレーニングに関するお話をご紹介します。, 20 代の頃は「子供ができたら山ヤとしては終わりだ」とよく山仲間と話していました。「結婚?もう山やる気ないんだ?」みたいに茶化していたのですが、実際には仲間内で一番早く結婚して、子持ちになりました。今は 12 歳の娘と4歳の息子がいます。, 2014 年に山岳ガイドの仕事を始めたのですが、それ以前は会社員でした。その頃、平日朝夕は家族と食事をともにしていました。夜にクライミングジムに出かける日もありましたが、平日は家族と一緒にいることが多かったように思います。ガイドになってからは、比較的近い瑞牆山でも泊りがけで行くことがありますし、遠征も会社勤めの頃より頻繁に行っているので、家を空ける時間は確実に多くなっています。, ただ、逆に家族とまとまった期間を過ごすこともできるので、そういう時間を作るように心掛けてもいます。クライミングツアーに行くときは、岩場に家族も連れて行きますし、先日ボルネオ島に行った時も家族同伴でした。一緒に過ごす時間は大切ですが、普段はなかなか取れないので、家族旅行のような形にすることで埋め合わせをしています。とはいえ、ボルネオ島に着くと、私は仲間と沢登りで山に入ってしまうのですが…。, 会社員だった頃は、自分が遠征で職場を離れることにより、同僚にも顧客にも迷惑がかかる環境で「このままだと長期遠征には行けない」と考えました。転職も考えましたが、そのうちに部下が育ってきて仕事を任せられるようになり、環境的には恵まれてきていました。それでも、遠征に行く時は常に後ろめたさがあり、それを「もっと自分でコントロールしたい」と思い、最終的にガイドになる決意をしました。, 私の場合、アルパインクライミングを中心にずっとやってきて、そこには命がかかっているので、自分の中で常に「クライミングはやめたくなったらやめよう」と思っていました。「ガイドだから山を続けないといけない」とか「スポンサーがいるから無理をしてでも頑張らないといけない」という状況は避けたかったんです。アルパインは「ベストを尽くしてダメなら仕方がない」そういう種類のものだと思っていました。そんな中、山を 15 年以上続けることができて、ジャンルはわかりませんが、この先もずっと続けられるような確信が生まれたので、山岳ガイドを職業にしてもいいんじゃないか、と思うに至りました。, 今回のインドヒマラヤで行う予定のミックスクライミングのトレーニングとして、日本で、例えば瑞牆で何かしようとすると、高難度フリークライミングを1ピッチ登れたからといって、本番にはつながりません。長時間行動する力をつける方が理にかなっています。夏の日本ではどのみちミックスはできないので、それなら継続登攀が一番いいだろうと思いました。, 5.12 ~ 13 の難しいルートを継続して登るというのは前にもやりましたが、今回は 5.12 くらいまでのルートをたくさん登るというコンセプトです。2013 年のパタゴニア遠征前に同じような形でやっていて、その時は 26 時間で 50 ピッチというのが限界でした。久々にそれを、これから何回かやる予定で、先日も二日間(5 月 20 ~ 21 日)瑞牆で 85 ピッチ、11 ルートという継続登攀を行いました。瑞牆で何十ピッチも登っていれば自然に身体が切れてくるので、必ず本番に活きると思っています。, ※その後、佐藤裕介はパートナーと6月1日に約 24 時間、67 ピッチ、9ルートを継続登攀しました, リスク全般に関して言えば、20 代よりは危険に対して距離を置いていると思います。20 代前半は「死んでも登るぞ」という勢いがありましたが、そういうのとはだいぶ姿勢が違ってきました。客観的に見て「リスクが高過ぎることはやらない」というように変化してきています。困難なのはいいのですが、危な過ぎることは避けます。たぶん背負っているものが、だんだん大きくなってきたからだと思います。一番大きいのは家族、死んだ後の影響を以前より考えるようになりました。, これまで二度、大きな事故に遭っているのですが、いずれの場合も運が良かったと言えます。たまたま助かったのですが、運を掴みとるための努力はしていて、例えばスパンティークの雪崩では自分のピッケルで滑落を止めました。もちろん運が悪ければダメでしたが、運だけのせいにしていたらそれこそ死んでしまいます。「危険をいかにコントロールするか」というのが「アルパインというゲーム」の重要な要素です。, 山はやるほど色んなものが見えてきて、恐くなります。落石、雪、氷、セラックなどは危うく、避けることでリスク管理できますが、完全なコントロールはできません。天候もそうです。その時点だけでなく、踏み込んでから刻々と変化する要素です。敗退が難しいのもアルパインの特徴と言えます。例えば先日行ったチャラクサ、ベアトリス東壁のようなビッグウォールクライミングは、アルパインに比べると、「たぶん帰ってこられる」という算段が立ちます。雪崩やセラックなどの不確定要素が少ないのと、壁だと天候悪化やアクシデント時に比較的容易に懸垂下降で逃げやすいのがその理由です。リスクが少ないので、アルパインより気楽に楽しめます。, アルパインクライミングでは、なるべく本音で話すようにしています。「つらい」「こわい」を言うことが、パーティの安全性を高めると思っています。ただこれはメンバーの性格と経験にもよります。自分では言わない人もいるし、二人だとイケイケタイプとブレーキタイプに分かれることもあります。計画段階でも、ベースキャンプに入ってからも、双眼鏡で壁を見ながら常に話をして、具体的なリスクについて話し合います。, また、許容できるリスクは人によって違うので、普段から一緒に登って「こいつはこのくらいの安全率マージンをとる」とか「よく考えているな」という風に観察します。「こういう条件だったら行かない」というのも予め決めて、話し合っておきます。一緒に山に入ってクライミングをして、お互いを知ってからより大きな山に行く。その人をパートナーに選んだ時点で自分の責任です。ビレイヤーが手を放してフォールしたとしても、ビレイヤーを選んだ自分の責任だと考えています。, ここのところフリークライミング系の遠征が多かったのは、ミックスクライミングで同じ山に行きたいというパートナーが見つからなかった、というのが一因です。以前トライしていて、今でも登りたいという課題がずっとあって、部屋にはその壁の写真が貼ってあります。「あぁ、残ってるなぁ」と見るたびに気持ちが悪くなります。ただそれと同時に、色んなリスクが見えてきて、「頑張ろう」とも思います。ワクワクするような軽さは無く、重たい課題ですが、まだ納得するまでやれていないので、少なくともそこまではやりたいと思っています。, その課題に取り組む前に、8月下旬から約一ヵ月半の予定でインドヒマラヤに行ってきます。思い入れのある課題をトライし続けるのも良いのですが、色々な山を見て新たなラインをトライすることに今はワクワクしています。, 今よりずっとお金に余裕がなかった若いころから、本気のアルパインクライミングはダートとクォークで、それをひたすら使っていました。最近は雪に刺すような場面が想定されなければ、ノミックとダートの組み合わせです。想定される場合はクォークの時もあります。ハーネスは冬でもほぼヒューロンドスです。 1月24~25日 八ヶ岳アイス初級 醤油ダルの滝 (定員2)4.5万円 12月11~12日 八ヶ岳 入門アイス 裏同心ルンゼ (定員2)5万円 あと1名

現在、募集中のプラン中のプランは以下の通りです。, 11月29日 兜山 クライミング講習(定員4名)1.5万円 あと2名 目標としていたセロ・キシュトワール(6200m)北東壁の初登に成功することが出来ました。 馬返から五合目までのルートが9月から開通していたと昨日知ったのでさっそく登ってみました。午後からの雨予報は山では雪!期せずして今年の初雪になりました。今年はたっぷり降ってくれるかな….。. ※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち78%の区間で比較), 所々に石畳。登山道にしては広すぎるほどの道幅が、かつての人の往来の多さを感じさせます。, 三合目。道の両側に二軒のお茶屋があったそうですが、ここの通称は「三軒茶屋」。なぜ…。, カラマツの紅葉は、上からじゃないと綺麗に見えないそうです。五合目のレンジャーさん曰く。, 雪の中を佐藤小屋まで戻り、直下の神社にあった拝殿をお借りしてお昼ごはん。雪が雨に変わってしまい、屋根と壁のある場所を使えたのはありがたかったです….。, 下山したその足で向かった道の駅で頂いた登山認定書とお土産。富士山手拭いはなかなかいいデザインじゃないですか⁈結構欲しがる方が多いそうです。, 急な登りはそれほど多くないのですが、ほぼ登りっぱなしなので疲れがじわじわ溜まってきます。佐藤小屋まで樹林帯のため、眺望もほとんどなくやや退屈に感じるかもしれません。. 2月23~24日 アイスクライミング体験 岩根山荘アイスツリー&唐沢の滝 (定員3)3.5万円 あと2名

12月13~14日 八ヶ岳 阿弥陀岳北稜 バリエーション入門(定員2)5万円 車・バイク. 12月3日湯川クラック講習  (定員4) 1.5万円 あと1名 アタック中の3泊全てを合計しても睡眠時間は9時間。14時間行動後、20時間以上の行動が2回も続いて、耐久力が試される厳しい登攀でした。下降中に降りだした大雪は信じられないことに1.5mも積もり、スノーシャワーと呼ぶには無理のある規模のシャワーを浴び続けながらの下降は心身ともに消耗させられました。 12月16日 兜山 クライミング講習 クラック&フェース入門(定員4)1.5万円 募集プラン 募集プラン. 20 代の頃は「子供ができたら山ヤとしては終わりだ」とよく山仲間と話していました。「結婚?もう山やる気ないんだ?」みたいに茶化していたのですが、実際には仲間内で一番早く結婚して、子持ちになりました。今は 12 歳の娘と4歳の息子がいます。 2014 年に山岳ガイドの仕事を始めたのですが、それ以前は会社員でした。その頃、平日朝夕は家族と食事をともにしていました。夜にクライミングジムに出かける日もありま … 佐藤 都志也(さとう としや、1998年 1月27日 - )は、福島県 いわき市出身のプロ野球選手(捕手)。右投左打。 右投左打。 千葉ロッテマリーンズ 所属。 1月15~16日 八ヶ岳アイス講& 峰ノ松目沢 アイス(定員2)5万円 あと1名 パキスタン チャラクサ氷河でのクライミングから無事下山しました。 以下、各ピッチの概要 The Excellent Adventure フリー化 600m 5.13a そして、いつも私を支えてくださっているお客様にも大感謝であります。 ロープを使ったバリエーションルートやクライミング、雪山登山を中心に国内の様々な山域をご案内する山岳ガイドのHPです。, 冬プランでは、込み合う週末(土日)を避け金土、日月または平日での開催とします。山小屋の混雑を避けると共に、アイスルートでも混雑を避けることで頻発する落氷などの危険も避けることができます。ご理解の程、宜しくお願い致します。 ピオレドール賞(フランス語:Piolet d'Or)は、優秀な登山家に贈られる国際的な賞。 フランスの登山誌『モンターニュ(Montagnes)』と『グループ・ドゥ・オート・モンターニュ(Groupe de Haute Montagne)』が主宰している。 1991年に創設。 候補者は両誌によってノミネートされ、両誌の編集者 … 快く送り出してくれた家族と、最高のパートナーそしていつも支えてくれているお客様に大感謝です。, 2018年9月20~23日 セロキシュトワール(6200m)北東壁初登 1500m WI5,M6 と、かなり不安でありましたが終わってみれば、全てのピッチをフリーで登る事ができ、充実したピッチの連続する最高のクライミングとなりました。パートナーと家族、そして多くの協力して頂きました皆さまに感謝です。 2月5~6日 八ヶ岳 大同心大滝・アイス講習 (定員2)5.5万円 あと1名 © Copyright 2018 ALTERIA Co.,Ltd. クライマー佐藤裕介による、ガイドプランのご提案。 東京都新宿区出身。兄が二人いる。東京都立代々木高等学校卒業。かつてはサンミュージックに所属していた。 同姓同名の俳優(1982年生の佐藤佑介)がいるため、しばしば出演歴が混同されて記載される場合があった。 1972年に新宿紀伊国屋に買い物に出掛けた際にCMディレクターの杉山登志に見出され、同年、資生堂のTVCMでデビュー。当時は美少年として注目をされていた。俳優デビューはサンミュージックに所属した1974年から。当初は、青春を描いた映画やテレビドラマに多数出演し秋吉久 … 3月7~8日 八ヶ岳 赤岳主稜 (定員2)5万円 日程:2017年8月1~9日