本来は「上司」も「部下」も組織上の役割や機能が違うだけなのですが、上司だけが一方的にもつ人事権などの権限によって権威が生まれているのです。 これらのような組織内の価値観を醸成することで、マイクロマネジメントが生まれにくい仕組みを作っておくことが肝心なのだと思います。, - 現場が勝手に判断すると嫌味を言われるので、ひとつひとつ報告と承認をお願いしなければなない状況に陥ったのです。, こんな中、私は新規事業の企画をつぶされてしまいました。 上司からみると、チームのパフォーマンスを低下させる阻害要因だとみなされて、さらに管理を強化する原因になってしまうからです。, 一般的にマイクロマネジメントを改善・解消させるには、部下が上司から信頼を得ることが、もっとも効果があるといわれています。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 具体的なマイクロマネジメントとしては、たとえば、議事録の書き方をいちいちケチつけたり、報告書の書き方も自分のフォーマットに従わせたり、客先へのアポイントのとり方や会議の進め方、行動計画への内容への介入など多岐にわたって口出しする行為のことです。 2020/06/08, マイクロマネジメントって言葉知っていますか?簡単に言えば、上司の部下の行動に対する「過干渉」のことです。 もう一方の端には、マンゾーニが「自分が管理者だということを自分自身にも他人にもはっきりさせずにはいられない病的なマイクロマネジャー」と呼ぶ人々がいる。この種の上司は、部下に自主的に行動する自由をほとんど与えず、部下の仕事のあらゆる細部に干渉しようとし、全体像よりもフォントサイズのような細かい点を気にする。, 「マイクロマネジャーは管理することしか考えていない。上司が、その地位にある人が本来目を向けるべきレベルよりはるかに下の細かい点に干渉してきたら、その上司はマイクロマネジャーだと思ってよい」と、チャットマンは言う。, マイクロマネジメントに反抗するのは逆効果だと、2人の専門家は口をそろえる。「部下がなんらかの形で反抗したら、上司はその部下は信頼できないと判断して、もっと干渉するようになるおそれがある」と、マンゾーニは言う。抗議したくなるのは無理もないが、それは賢明な策ではない。, 「部下に見くびられていると感じたら、上司は、ボスは自分であって君ではないと、その部下に思い知らせてやろうという気になるだろう」と、マンゾーニは言う。まずは上司にそうした行動をとらせている原因を理解するよう努めよう。その上司は計り知れないプレッシャーを受けているのか。このようなマネジメントは彼の生来の性格によるものなのか。このような行動を奨励し、それに報いる会社の文化のせいなのか。根本的な原因を理解することで、部下は対応策を考え出すことができる。, チャットマンによれば、マイクロマネジメントの根底には「世の中の基準はあるべきレベルに達していない、という基本的な見方」があることが多い。したがって、部下は、上司が重視している分野で成果をあげて信頼を勝ち取るために、意識的かつ誠実に努力する必要がある。「きちんと職務を果たすことが、しかも、上司のストレスを高めないような形で果たすことが、絶対に必要だ。もっとはっきり言うと、上司のストレスを減らすことを突き止める必要がある」と、マンゾーニは言う。彼が勧めるのは、たとえば上司に次のように申し出ることだ。「信じがたいほどのストレスを受けておられるのでしょうね。何かお役に立てることはありませんか」, © 2008-2020 PRESIDENT Inc. すべての画像・データについて無断転用・無断転載を禁じます。, 「コンビニには毎日行ける」38歳ひきこもり息子が年金暮らし70代両親にパラサイトは許せるか, 特別仕様の「レベルソ」か、雲上のリピーターか [銀座で探すほうび時計―ジャガー・ルクルト]. たとえば、「この程度の小さな業務までは、部下に丸投げして一切口出ししない」とか「重要顧客の業務は、部下がこのスキルを身につけるまで経験を積んでから与える」など自分をコントロールする訓練が必要なのだと思います。, 組織全体のパフォーマンスが停滞していると感じたときや、自分の業務が増える一方だと感じたときには、自分がマイクロマネジメントに陥っていないか振り返ってみるほうが良いでしょう。 現場の判断でプライオリティを見直せば嫌味を言われますし、すこしでも検討領域を広げれば嫌味を言われます。, 要するに、上司の思う通りのやり方でなければ速攻で嫌味が降ってくるため、自分たちで考えて臨機応変に決めて動くことができませんでした。 そんな読者の方々のために、私がうけたマイクロマネジメント砲の被害を簡単にご紹介したいと思います。, かつて、私がうけたマイクロマネジメント砲の砲撃手は、中央官庁出身の天下りで非常にプライドが高い上司でした。 まったく新しい業務や、そもそも上司に経験がない業務では、部下に最適な指示を与えることができないかも知れないといった不安から、やたらと情報収集させてみたり、リスクをとらないようにするために部下の行動を逐一指示することがあります。 2015/09/09 しかし、上司はパフォーマンスの低下を補うために、部下の仕事のやり方をこれまで以上に管理するようになります。 また、マイクロマネジメント砲だけでも結構きついんですが、それに嫌味が加わって最悪でした。, 上司が外部コンサルタントを信じきっていたため、メンバーたちの考えがコンサルタントの考えとあっているかどうか、進め方が間違っていないかどうかを、いちいちその外部コンサルタントにお伺いを立てることになったのです。 前ページ 1 2 3 4 2020 All Rights Reserved. 自分にとっていちばんいいやり方が、常に最適な方法とは限りませんし、最適な方法は自分で考えて実施しないと身につかないことに気づいていないのです。 Copyright (C) 2020 転職エージェントの選び方 All Rights Reserved. 上司は、かならずしも悪意を持っていないことが多いはずです。 したがって、上司がマイクロマネジメントをしてしまっているチームは、何事にも進んで取り組む気力が失われてしまい、チーム全体としても自発的な行為が萎縮されるようになります。 上司の細部にわたる指示の出し方によって、組織のパフォーマンス全体を低下させたり、部下のモチベーションを下げるような過度の干渉行為を「マイクロマネジメント」というのです。, 私は、このような上司の過干渉を勝手に「マイクロマネジメント砲」を呼んでいますが、この砲撃をうけた組織は、直撃を受けた本人だけでなくその周りにいる人たちも吹き飛ばすほどの破壊力があり、継続的に砲撃を受け続けてしまうと組織全体をぶち壊すほどの威力があると思っています。, ではマイクロマネジメントによって引き起こされる症状と弊害について述べてみましょう。, いちばん大きな問題は、組織全体のパフォーマンスが低下してしまうことでしょう。上司が部下の行動をいちいち管理することで、部下の自由な発想や創造性が阻害されます。その結果、主体性をもった行動がとれず、結果にコミットメントがない中で、萎縮した活動が強いられることになるのです。 「上司の過干渉にはもううんざり」「部下の小さなミスが気になってしょうがない」——部下、管理職それぞれの不満の原因は“マイクロマネジメント”にあるかもしれない。 今回は部下の心を壊し、組織を崩壊させかねない“マイクロマネジメント”の特徴と対処法について解説していきたい。 上司がいちばん配慮すべきなのは、部下が自分で考えて、自分で決断し、自分で実行できる状況を作ることです。 上司がキャリアを形成してきたステップも、数多くの失敗と成功を繰り返してきたはずなのですが、部下にその機会を与えることを無意識のうちに妨げてしまっているのです。, リーダーシップのSL理論は、「上司のリーダーシップのあり方は部下のスキルの練度に柔軟に応じた対応が不可欠だ」という考えの理論ですが、マイクロマネジメントは、この思想を全力で無視する行為ですが、実は、上司も部下のスキルにあわせて指導の仕方を変えるべきだと思っているかもしれません。 そんな状況では、部下の行動のひとうひとつを管理して、最適な方法やいちばんの近道で成果を挙げたいと考えるはずです。 代表的なマイクロマネジメントの行為としては、不必要なことまで詳細に報告することを義務付けたり、部下の行動を手取り足取り管理することなどですが、中には、部下の権限範囲内であっても自分に相談もせずに決めるような行為を嫌うなどといったケースもあるようです。. チームの行動指針は、上司の価値観によって規定されてしまうものです。 ここまでで、マイクロマネジメント砲を発射する準備は、ほぼ整ったといえるでしょう。, マイクロマネジメント砲の被害は甚大でした。 自分の干渉行為が、最終結果に対してどの程度影響を与えるか、良いインパクトを与えるかを考えて指示を出すようにすべきなのですね。, 何を隠そう、この記事を書いている私も、実際に上司のマイクロマネジメントをうけた被害者です。 失敗が許されない状況では、心理的な余裕がなくなってしまうものです。 企画書の書き方がおかしければ嫌味を言われますし、すこしでも報告が遅れれば嫌味を言われます。 仕事とプライベートはわけて考えるべきであって、意識的にプライベートに干渉しないのが、スマートな上司の典型的な例だと誰もが知っています。, ですが、残念なことにスケベ心を隠さず、フルオープンで女子社員のプライベートに過干渉してくる上司や社長は少なからずいるものです。, いずれにせよ、相手が不快に感じるレベルまでプライベートに入ってくる行為は、完全なセクハラ行為ですので、恥ずべき上司であることは間違いありません。, ただし、下心丸見えのエロ上司の過干渉を適当に受け流したところで、そのセクハラ行為はエスカレートする一方で、仕事のパフォーマンスにも悪影響が出かねないと思うため、ここではプライベートに干渉しすぎる上司への対処法について書いてみたいと思います。, ※なお、オーナー社長の影響などで、会社自体に社員のプライベートに干渉してくる風潮が色濃くある場合、その風潮が肌に合わないのであれば、転職して職場を変えることが個人的にはもっともおすすめです。, 実は気づいていないだけで、あなたの周りにもセクハラ系のスケベ上司は存在するかもしれません。, これらはどれも確実にパワハラセクハラ上司の典型ですが、とにかく、気に入った女子がいればなんでもかんでも根掘り葉掘り聞いてきます。, その根底には、「自分が君の一番の理解者だ。何か困ったことがあったら、真っ先に私に相談してほしい」という下心が隠されています。, 「出会いを求めて仕事してるエロいオッサン上司に誰が心を開くか!」という話ですよね。, そんなプライベートに過干渉してくる上司よりも、仕事に熱心に取り組み、仕事で困った時に陰でサポートしてくれる上司の方が人気があるに決まっています。, プライベートに干渉しすぎる上司への対処法としては、正直迷惑であることをなんらかの方法で当人にわかってもらうしかありません。, この手のタイプは愛想笑いしてその場限りの対処をしていると、付けあがって過干渉さが今以上に増してくるため、毅然とした対応をするのが望ましいです。, おすすめの対処法としては、そのプライベートに過干渉してくる上司や同僚のさらに上の上司に相談し注意してもらうことです。, いかに迷惑に感じているかを当人が自覚しておらず、良かれと思ってやっているパターンも多いため、立場の上の人間に陰で「セクハラ該当行為」であると警告をうけることで、我に返るパターンも少なくないと思います。, こんな職場もう辞めたいと思う方は、このような女性の転職に強い転職エージェントを活用して転職することで、快適な職場に転職できる可能性が高まるのではないかと思っています。. マイクロマネジメント砲の怖いところは、上司が自覚することなく無意識のうちに発射してしまっているところなのです。, このような上司のある部下への指示の出し方や行動を管理する姿勢は、チーム全体から見られています。