名無しのドライバー 2020年11月10日 10:11; バッテリー交換なんて車いじりの最初の一歩みたいなもんでは あと、題名も最後の最後にわかる。 凪良ゆうさんの「流浪の月」が2020年本屋大賞に輝きました。私は「流浪の月」を読み始めたとたんに、この世界観に浸ってしまい、時々自分のことを振り返りながら、そして主人公の二人の幸せを祈りながら読了しました。本当に「流浪の月」に出会ってよかっ Copyright © Dai Nippon Printing Co., Ltd. 割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。. BL作家のカテゴリーが窮屈な作家さまなので 事実と真実は違う。のところ。 ストーリーにははっきり出てきませんでしたが、クラインフェルター症候群だったのかな?, せっかくの善意を、 テミスの剣 (文春文庫), 『闘う君の唄を』中山 七里 朝日文庫 2018年8月30日第一刷 本当に、そうだろうか?と思うエピソードが散りばめられた、とても心が痛む作品でした。 暗い穴のような目をした彼に出会わせたのは ), 全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。, さらに、映画もTV番組も見放題。200万曲が聴き放題 文と更紗の出会いから穏やかに流れてい2人で過ごす日常、そして文の逮捕までの前半で、当時実際に会った事件を報道で見たときの不快感を思い出しました。 「痛みの伴う作品」 : その先の道に消え. という感想になりました。 幼い更紗は必死で大人たちにそう訴えたいのに、それを言葉に置き換えることが上手くできなくて、誰にも知られたくないことがあって文を助けられないことや、周囲の善意を疎ましく感じてしまうことに罪悪感を覚えながら大人になっていきます。 人が見えている事実と見えない内側にある真実、ここを考えるのは哲学チックかもしれない。でも、本当にそう思う、相手には私という存在がこう見えていても私にとっての私は 静かな暮らしが過去に脅かされる日がまた訪れるかもしれない。 ネメシスの使者 (文春文, 『ロスジェネの逆襲』 池井戸 潤  ダイヤモンド社 2012年6月28日第一刷 @1,500, 『三の隣は五号室』長嶋 有 中公文庫 2019年12月25日初版 それは第三者が評価できるものではないってこと。でも、その評価が当事者の邪魔となるんだろうな。 事件の真相は当事者しか知り得ない。 『流浪の月』凪良 ゆう 東京創元社 2020年4月3日6版 【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月 せっかくの善意を、わたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。 更紗の周囲にいる人たちが、そろって文を庇う彼女の心情を「ストックホルム症候群」で片付けようとする強引さを見たとき、一番それを感じました。 2020 All Rights Reserved. 『怖かったから誰にも知られたくななった』 一方の文にも、ペドフィリアと誤解されたまま逮捕される理由があり、彼の 真実はまったく異なるのに、「被害者」が言えば言うほどかわいそうだと思われ、ますます「普通」のひとたちから乖離していく。 凪良ゆうのwiki風プロフィール・経歴 『流浪の月』 2020年本屋大賞を受賞しました。 刊行からずっと応援してくれた書店員の皆さま、読んでくださった皆さま、東京創元社の皆さま、版元の垣根を応援してくれた各社担当編集の皆さま、ありがとうございました! しかし、更紗にとってそれは「誘拐」ではなかった―ということがキーポイントになって展開していくお話です。 本屋さんの店員さん、選んでくれてありがとうございました。, 一気に読んでしまいました。先入観なしで読んでいただきたいので、内容は書きません。この作品を読んで自分の心の在り方を問われる気もします。, 赤の他人の九歳の少女と十九歳の青年が、二人きりで二か月間生活を共にする。 更紗と文の行く先は明るい未来とはいえないのかもしれない。 更紗と文のような固い絆で結ばれる誰かをみな探し求めて生きているんだと思う。. Amazonで凪良 ゆうの【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月。アマゾンならポイント還元本が多数。凪良 ゆう作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月もアマゾン配送商品なら通常配送無料。 また、「ひとりのほうがずっと楽に生きられる。それでも、やっぱりひとりは怖い。神さまはどうしてわたしたちをこんなふうに作ったんだろう。」という一文がとても共感し、印象に残った。 素人の本好きおっさんによる、書評という名の読書感想文ブログ 誤字・脱字・乱文・あらすじネタバレ御免, 公開日: しかし更紗と文は、たとえ人に理解されなくても、誤解されて糾弾されようが2人でいることを選んだ。夫婦でも恋人でも友人でもない名前のつけられない2人だけの関係。人から疎外されたり、悪意を向けられることはとても怖い。でも自分が心地よく生きる選択を諦めてはいけないとこの物語は教えてくれた。 そんなものでは、 いいえ, 言葉にできない想いを、文字にして伝えようとした物語。切ないような、哀しいような、そして結末は、心を優しく包む。人は、一人の方がずっと楽に生きられる。それでも、やっぱりひとりは怖い。恋でも愛でも性愛でもなく、二人でいると心安らぐ主人公たちの生き方は、自分の住む街にもあるかもしれないなあ。新しいかもしれないこんな人間関係を、言葉を尽くして書いた素晴らしい小説でした。, 作風の陰陽で黒白とするなら『流浪の月』は黒凪良。 JavaScriptが無効の場合は一部ご利用いただけない機能がございますので、有効にすることをお勧めいたします。, 【電子書籍ストア】小学館 「ぴっかぴか小デジ!感謝祭」対象商品に使える30%OFFクーポン, 【電子書籍ストア】<先着2,000名>コミック全商品に使える1000円OFFクーポン, 【電子書籍ストア】<実用 ・ビジネス書など150商品以上! 全て111円均一!>西東社 11月サプライズセール!, 性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。, 商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。, hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。, 一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。. 本来、あまり本は読まないのですが、今回、ラジオで本屋大賞のことを耳にして、立ち読みから入りました。多少ヘビーな物語で、いろいろ考えさせられるお話でしたが、最後は前向きになれる感じでした。 ノンストップで拝読しました。, どうしようもない理不尽さの前でもがいている人達の物語。常識が偏見を呼び、優しさが自己満足になってしまう。人との接し方、価値観や考え方に対して訴えかけてくる作品。普通の人間関係とはなにか、そして普通の人間関係というのがあるとしてそれが正しいのか。思いやりや優しさという仮面を被った刃物で人の気持ちにずかずか傷をつけるタイプの人間は思いのほか多い。読みながらまさに今このご時世に溢れている善意を思い、怖くてたまらなかった。何が正義かは当事者しか分からない。主人公ふたりの過去と今。ふたりの関係は?過去が付きまとい襲いかかる。「事実と真実はちがう」「わかってくれる人がふたりもいる」清々しいラスト。, ロリコンの大学生と両親を失った少女の、心の交流を描いた、新しい純愛の形だと思う。性的関係を一切持たず、お互いに世の中で唯一信じあえる関係性に、不思議と引き込まれて、一気に読了した。秀逸な作品だと思った。, この関係に名前はなくても、お互いがお互いを必要としてて、一緒にいることで息ができるのなら、それだけでいいんじゃないかと思う。梨花が2人の関係、というか2人の人間性を理解している点が、2人にとって最も救われてる点なんじゃないかと思う。真実を知ってる当事者2人以外の第三者としての梨花という存在は、この物語で大きい部分だから。あー、でもどこにいてもなにをしててもいいから、どうか幸せでいてほしい。心からそう思える話でした。, こんなにも周りに祝福されない人との関係の本を読んだのは初めて。 結局普通なんてものはないんだなって思った。 更紗や文にどこか共感を抱く部分もあるくせに、自分が第三者になった途端、 名前のつけられない関係性でも、他の誰にも理解されなくてもいいじゃないかと、声を大にして言いたい。, 結婚というものは、相手によって、本当に大変なことになってしまうと感じました。文の中性的な感じがこの話を素敵なものにしていると思います。, 読み終えて、暫く動けなかった。自分の中の寂しさだとか悔しさだとかいろんな感情を消化するのにとてつもなく時間がかかる。正直消化できない。これを打っている今ももやもやする。私の場合、とりわけ怒りが消化出来ない。読んでる最中、怒りが募りすぎてページをめくる指に力が入って紙がひしゃげてしまったし、何度も本を閉じて歯を噛み締めて怒りを堪えた。たぶん、梨花ちゃんも同じ気持ちなんだろうな…。数日、もしかしたらずっと、引きずりそう。いい作品に出会えた。, 親戚の家で暮らす小学生の更紗と誰にも言えない悩みを抱える大学生の文は互いに居場所がなく、この世を生きづらく感じていた。そんな2人が出逢い、数日間を共に過ごし、安らげる時間が過ぎていったが、世間は2人を放っておかなかった。やがて幼児誘拐で文は捕まり、2人は離れ離れになるが、数十年後また2人の時間が交錯する。 歪な人生に 事実と真実 のちがいを絡ませて 保護者には連絡もなく、少女は行方不明扱い。 『小説 ドラマ恐怖新聞』(原作:つのだじろう 脚本:高山直也 シリーズ構成:乙一 ノベライズ:八坂圭), 『私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました。』(日向奈くらら)_書評という名の読書感想文, 『誰もボクを見ていない/なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか』(山寺香)_書評という名の読書感想文. 45° ここだ, 『テミスの剣』中山 七里 文春文庫 2017年3月10日第1刷 【本屋大賞(2020年)】愛ではない。けれどそばにいたい−。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新し... まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。, ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。, 【本屋大賞(2020年)】愛ではない。けれどそばにいたい−。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描いた長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】2020年本屋大賞第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作せっかくの善意をわたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。愛ではない。けれどそばにいたい。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。【商品解説】, 9歳のときに誘拐事件の被害者とされた少女「更紗(さらさ)」と、彼女を誘拐した罪で逮捕された、その当時19歳の大学生だった青年、「文(ふみ)」の、過去と現在の物語。 老老戦記 (新潮文庫) 流浪の月/凪良 ゆう(小説・文学) - 【本屋大賞(2020年)】愛ではない。けれどそばにいたい−。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻...紙の本の購入はhontoで。 あそこはどかーんと心にきました。 『流浪の月』(凪良ゆう), 作家別(な行), 凪良ゆう, 書評(ら行), せっかくの善意を、わたしは捨てていく。そんなものでは、わたしはかけらも救われない。, あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい - 。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。(東京創元社), わたしは文に恋をしていない。キスもしない。抱き合うことも望まない。けれど今まで身体をつないだ誰よりも、文と一緒にいたい。ぬるい涙があとからあとから湧いて、文と初めて言葉を交わしたときに降っていた雨のように、わたしのすべてを濡らしてほぐしていった。, 当時9歳の少女だった家内更紗は、父が亡くなり母が姿を消したあと、伯母の家で暮らすことになります。公園にいたのは、伯母の家に帰りたくなかったからでした。原因は全て伯母の家にいた中二の一人息子、孝弘のせいです。, 頭のてっぺんから爪先まで、甘くて冷たいものに浸されていく。全身を覆っていた不快さが洗い流されていく。, 更紗を誘拐し、監禁したとして逮捕されたのは19歳の大学生、佐伯文でした。彼は小児性愛者ではあるものの、その性癖に対し、世間が思う一般的なイメージとは凡そ異次元で生きています。彼は更紗の手さえ触れません。触れるのを、どこか恐れています。, 物語は、事実は誤認され、本人たちはそれをそうとは語らぬままに、あるいは語れぬままに進んでいきます。更紗も文も、実は今あることの真実は、二人が起こした事件の前にあります。, 作品 「花嫁はマリッジブルー」でデビュー。以降、各社でBL作品を精力的に刊行。主な作品に 「未完成」「真夜中クロニクル」「365+1」「美しい彼」他多数, 『何もかも憂鬱な夜に』中村 文則 集英社文庫 2012年2月25日第一刷 更紗と文の関係を見て、過去にあった実際の事件を連想した人が、私以外にもいたのではないかと思います。 闘う君の唄を (朝日文庫), 『その先の道に消える』中村 文則 朝日新聞出版 2018年10月30日第一刷