私は、動画全体から、山口さんの支援者としての「あり方」を学びました。何となく余分な力が抜けている感じとか、寄り添いの深さとか…。, 言葉にするのが難しいですが、動画でも、見ていると私自身が体の感覚に気づきやすくなる感じがあって、何となく色々なことが許されているような感じもあります。 エネルギーは使われない限り、そのまま保存され、使われると減るという特性があります。, つまり、感情というエネルギーは何も対処しなければ、そのまま蓄積されていっているということです。, 怒っている自分も気分がいいわけではありません。 怒らないといられないほどの嫌なことがあったから怒っているわけです。, 怒りのエネルギーが少しずつ蓄積され、自分のエネルギー容器の器が満杯になってしまい、更に怒りのエネルギーがその容器に注がれたら、その容器からあふれてしまいます。, キレたときは今までの怒りのエネルギーと合体して放出されるので、とてもすさまじいものになります。, また、キレやすいというのは、エネルギー容器の器に恒常的に怒りのエネルギーが溜まっているということです。 そのため、キレる沸点が低くなります。, 怒りを起こさせる対象にキレる代わりに、一切関係性を断つという選択を取ることもあります。, たとえば、会社を辞める、学校を辞める、家出をする、別れる、離婚する、絶縁するなどです。, 怒りというのはものすごい大きなエネルギーです。 それを抑えるには、それだけ強いエネルギーが必要です。 何もしていなくても怒りを抑えるだけで心のエネルギーが消費されます。, ハーバード大学の研究結果によると、日ごろから怒りを押し殺している人は、そうでない人に比べて早死にするリスクが35%高いことが明らかになっています。, 怒りを我慢し続けるのは私たちにとってデメリットがとても大きいため、怒りをコントロールしたいと思うのも当然です。, 普段、自分の意見が主張できない人が怒りの力を借りて、主張するというのは一つのメリットです。, たとえば、いじめを受けた怒りがあったとして、見返すためにがんばるという方向で怒りのエネルギーを使うこともできるかもしれません。, いくら、見返すためにがんばることに使っているとはいえ、それは幸せにしてくれる使い方ではありません。, なぜなら、怒りのエネルギーで動いていること自体がそもそも苦しいし、怒りのエネルギーを使って何かを達成してもむなしく感じることが多いからです。 心から望んだことではなく、復讐や見返すための目標なので、幸せにしてくれる目標ではないことが多いのです。, また、怒りからの行動はうまくいかないことも多いです。 たとえば、スポーツでも怒りでプレーしているときよりも、冷静でリラックスしているときの方が圧倒的にパフォーマンスは高いでしょう。, 怒りをコントロールできないということは、それだけ怒りのエネルギーがたくさん溜まっているということです。, そのことで自分を責めてしまうと、自分に対する怒りのエネルギーが加わって余計苦しくなります。, 怒りが溜まっているシグナルとして受け止め、怒りを解放することをやってけばいいだけです。, 怒りをコントロールするためには、怒りを扱いやすいレベルまで小さくする必要があります。, なぜぞうきんを使うかというと、壁にぶつかる音が小さい割に、ある程度のスピードが出るからです。, 文句を言いながら、怒りのエネルギーを身体で感じながらぞうきんを投げるのがコツです!, EFTについては、ブログで何度も説明していますが、感情解放のセラピーテクニックです。, イメージで相手に文句を言ったり、攻撃をしたりしながらタッピングするのもオススメです。, たとえば、「あいさつをしないといけない」というルールがあって、相手があいさつをしないと怒りが出ます。 「がんばらないといけない」というルールがあって、相手がだらけているとき怒りが出ます。, たとえば、「私は役立たず」であることを恐れていて、ある人がした言動に対し、「私が役立たずだから」と解釈したとき、そう解釈させた相手に対して怒りが出ます。, 自我は、自分の嫌な面を見るのを嫌います。 そこを見させる相手を攻撃することで、自分を正当化します。 怒りがフタになっています。, 無意識にある、これらのルールやセルフイメージ、見たくないものを探していくのが、セルフワーク講座でやっていることです。 講座の半分を使ってみっちりやっていきます。 これは一朝一夕に見つけられるものではありません。 体型的な知識とテクニックを学び、それを使ってワークをたくさんやっていく必要があります。, 自分で見つけられない方は、カウンセリングを受けると気づかなかった蛇口に気づけるでしょう。, 世の中には怒りを解消するいろんなテクニックがありますが、どんな方法を使っても、怒りがなかなか減らないことがあります。, 怒りというのは強いエネルギーです。 たとえば、Noをなかなか言えない人、ニーズをなかなか言えない人は、この怒りのエネルギーを借りて主張するケースがあります。, 怒りの力を借りないと言えないわけです。 恐怖よりも怒りが勝っている状態です。 そのため、言えるわけです。, しかし、怒りを解放してしまうと その力が持てず、また言いなりとか自分を苦しめる状態に置いてしまいます。, そのため、怒り自体が自分を苦しめているにもかかわらず、怒りを手放したくないという状態になります。, 他にもたくさんのケースがありますが、要は、理由はともあれ怒りを解放したくない理由があるのです。, そこが見えてくると、その思いや感情にワークすることもできるし、意識上で、怒りを解放する許可を出すこともできるかもしれません。, と思えると、怒りを手放すことへの抵抗が薄れ、ワークが効くようになるかもしれません。, また、たとえば、誰かに強い怒りを抱いていて、絶対に許さないと決めたケースであれば、この怒りを手放すと困ることは、もっと奥にある嫌な感情を感じたくないことかもしれません。, 怒りがフタになっていて、怒りを手放すとフタが空いちゃうので、怒りを手放したくないのです。, この構図を理解することが、楽になる一歩です。 抵抗の構造がハッと分かるだけで怒りが一気に落ちちゃう場合もあります。 なので、自分に問いかけして、抵抗している中身を探ってみてください。, それが分かると、今度はその抵抗自体にワークをしてあげれば、怒りを手放しても大丈夫になります。, なかなか怒りが手放せず、長年怒りがある場合は、怒りのエネルギーを持ち続けることによるデメリットのほうが大きくなってしまいます。, ※本を出版しました! ★【2019年9月発売開始】自分をダメ人間と責めることを終わりにするための本です!「ダメ人間の終わり」 ★【2019年9月発売開始】投影・ビリーフなどの心の仕組みを徹底解説しています!「HSP・繊細な人が苦しみを楽にして自分らしく生きる方法」 ★【Amazon販売中(2017年)】生きづらい人が心地よく生きられる秘訣満載です!「本当は傷つきやすい人たちへ」Kindle Unlimitedで上記3冊が無料で読めます! 下記の2冊はBCCKにて購入できます(2013年発行) ★引き寄せの法則や心の仕組みが詳しく理解できます!「願いがかなわなくても幸せになれる」★人間関係の悩みの心理メカニズムと解決策をズバリ書いています!「恋愛・職場の人間関係が驚くほどうまくいく」 もし、記事が役に立ったならばクリックいただけるとうれしいです。. 心理カウンセラー/セラピスト(東京・浅草橋)。「心地よく、自分らしく、生きる」ためのサポートを提供。得意分野は人間関係の悩み、対人恐怖の悩み、感情・自己否定・マイナス思考の悩み、不安・恐怖の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細は, その他、境界線記事、感情解放解説動画プレゼント実施中。ブログ非公開の無料メールマガジン毎週配信中. 素晴らしいプログラムで、とても感動してお礼が言いたくなりました。しかも、これだけのことを自力で学ぼうと思ったらどれだけの時間とお金がかかるかと思うと… 本当に心から感謝しています。ありがとうございました。, 1977年生まれ。高校よりアメリカに留学。カナダのサイモンフレイザー大学で心理学を学び、カウンセリング心理学の修士号を取得。, その後、ブリティッシュコロンビア州公認心理カウンセラーとして世界的パイオニアである男性サバイバー支援センター (BC 原因はその方の「あり方」のように感じました。総合トレーニングにとても興味があります。参加したいと思っています。 怒りは血圧の上昇を招き脳卒中の危険を高めたり、抑圧すると慢性病の原因にもなります。 怒りを感じたら、息を止めたり、深呼吸したり、ヨガやリラクゼーション法を行ったり、ゆっくり10数えて落ち着かせたりして、怒りを静めるようにします。 怒りにまみれているとき、相手から嫌われがちです。 怒っている人を見て、気持ちいいと感じる人は少ないで … 私は新米のカウンセラーです。山口さんのおかげで、この半年で出来ることがたくさん増えました。おかげで以前より自分に自信がつきました。 怒りは膨大なエネルギーで、生きる力に使ったリ、成長したいモチベーションにつなげていきたいですよね。, トラウマを抱えたクラアイントさんは、バウンダリーがなかったり、柔軟ではなかったりします。, 怒りを解放して、バウンダリーを構築する方法を9ステップでわかりやすくお伝えします。, 怒りを通じて、ポリ理論の理解がさらに深まります。この理論はとても深く、色々な角度からみていく必要があります。, これを知ることで心理教育にも使えます。それぞれの役割もお伝えします。リフレームに役立ちます。, 今までやってきた講座3回を短時間で振り返ります。これを知ることで、大きな流れがわかります。そして、この怒りの講座がどの位置にあるのかが理解できるでしょう。, 今回の講座では、9ステップですぐ使えるスキルやワークをたくさんお伝えしています。怒りを抑圧している状態、怒りが出過ぎてしまう状態、バウンダリーがない状態のクライアントさんとできる「引き出し」が増えます。, 「怒りは出してはダメ!」というような思い込みを扱うこと。怒りは出してもいいんですよ、と伝えるだけでは変わりません(笑) その具体的な方法をお伝えしています。まずビリーフを変えないと、押すようなワークをやっても罪悪感がでるだけで解放されません。, 怒りって基本的に2次感情ですよね。その奥にある感情にどのようにアクセスするのか、という具体的な方法をお伝えします。浅くアクセスする方法、深くアクセスする方法もあります。参加者の皆さんにも体験して頂けます。アクセスするためのキーワードとは。, 体レベルで、バウンダリーを構築していくと、とっても効果的です。Noと言っても大丈夫と頭ではわかっていても、体がこわばっていたら言えないですよね。この部分だけで今回の講座に参加してもよかったと思えるでしょう。, 2つのバウンダリーを構築する方法は、発達心理学、身体心理学、トラウマセラピーに基づいています。誰でもすぐにできる簡単なワークです。知っているか知らないかの差です。, 2分でできる簡単な実験を試してみることで、「体って大事!」と実感できます。誰でもできます。体には気が流れていることを感じることができるかもしれません。, このワークでは「遊ぶこと」「創造性」「自分の場所」が育まれます。神戸でのセミナーでも参加者のみなさま、とっても楽しく体験されていました。クライアントさんと試すことで新たな展開がありそうです。, このワークでは、気をつけるポイントがあります。これを外すと何のためにやっているのかわからなくなります。その大事なポイントとは?, このワークで、「健康的な怒り」を体験できます。怒りを抑圧している人が「適量」に出せたり、怒りが出過ぎてる人が「適量」に出せるような体験をしてもらうことができます。これはPeter Levine博士が提唱したワークです。, 押す、ことをクライアントさんに経験して頂くことはとっても貴重ですよね。このような身体ワークで変容が起きやすくなります。押すと言っても、ただ押せばいいというシンプルなことではないです。, 身体レベルと共に大事になるのが、言語レベルの介入。人との関係において、社会において、言葉で伝えることが大事ですよね。それをどのようにクライアントさんとやっていくのかをお話しします。, このトライアングル理論は、カナダの男性サバイバー支援センターの代表から授かった秘儀です(笑)クライアントさんにも活用できます。よくトラウマセラピーでは「安心安全」がまず大事ですよ、と言われます。だたこの理論は、逆説的で、新たな視点が手に入ります。, なぜ夫婦の間で、そこまで喧嘩をするのか? どのように対応すればいいのか? 夫婦セラピーの第一人者でもあるSue Johnson先生は言います「怒りを理解して解放するには、親との愛着関係と夫婦間が密接につながってることが大事になってきます。」, Pat Ogden先生の、こうすれば「爆発」しないようになります、というのをお伝えします。「怒りを抑えたい」というクライアントさんが来られても安心です。, 彼は「ターゲットにするのは、怒りの行動ではない、その奥にある身体の状態だ!」と言った。その理由とは?ではどうすればいいのか? をお伝えします。クライアントさんの「怒りの行動」や「ストーリー」を我慢して聞かなくてもよくなるのでは?, 「怒り、パワー、敵意、強さ」の関係性がとても役立ちます。全体像を知りたいですよね。, 怒りを向けられた時の、6つの対応法とは? 対応法を知っていると安心して臨床をやれますよね。セルフケアにもなります。, 過去の参加者より頂いた質問やコメントに、山口が「1人1人」時間をかけて、動画でお答えした動画を提供いたします。, 質問だけでなく、喜びの声、うまくいったこと、難しかったこと、実践した結果を学ぶことで、より学びが深いものとなるでしょう。そして、実践するモチベーションになるかもしれません。, 各動画の下から、無制限で質問やコメントに文章でお答えします。もちろん常識範囲内で(笑)でも、どんどん質問やコメント、動画の下からしてくださいね。ヘルプボタンがいつでも押せるようなものですよね。, 解離から抜け出す方法はたくさんありますが、そのうちの「応用編」でもある方法をお伝えします。, 6週にわたって動画を配信します。毎週無理なく、少しずつ学べます。参加日にすぐ第1回目の動画がみれます。, その1週間後には、第1回目と2回目の動画がみれます。さらに、その1週間後には、3回目まですべて、、、, 1977年生まれ。高校よりアメリカに留学。カナダのサイモンフレイザー大学で心理学を学び、カウンセリング心理学の修士号を取得。その後、ブリティッシュコロンビア州公認心理カウンセラーとして世界的パイオニアである男性サバイバー支援センター (BC