ラボ・パーティ(英語表記:Labo Party)は、現在は株式会社ラボ教育センターが運営する外国語教育社会団体。通称ラボ、LABO。, 子どもに対し、主に英語を通じてコミュニケーション教育、異文化交流などを行う。世界の話や文学、詩や歌に触れる環境(「ラボ・ライブラリ」としてCD が多数制作されており、ラジオドラマのように鑑賞可能)があり、その上で、年齢、国籍などに縛られない交流の機会がある。英語というと誤解されやすいが、決して英語習得を目的とした塾やスクールの類ではない。全国に約3600教室が存在し、それぞれの教室をパーティと呼ぶ。会員は6万ほど[4]。なお指導者をテューターと呼び、会員をラボっ子と呼ぶ。また、テューターがラボっ子を指導したり、何かを教えるのではなく、ラボっ子の自主性を大切にし、ラボっ子が自ら活動を企画したり運営したりすることも多い。しかし、「ラボとはなにかということを、当事者であるわれわれがうまく説明できない」[5]と、ラボ教育センター自身もラボが一体どのようなものか、簡単に説明できない難しさを感じている。一方、門脇厚司は、ラボ・パーティへの参加によって子どもに「社会力」が身につくことを、アンケート結果によって示している[6]。主に英語と日本語を中心とした言語活動と、異年齢集団活動による社会力の形成がラボ・パーティで達成されていると思われる。また、仁衡琢磨は、ラボ教育の骨子を「ことば、物語、表現」であるとしている[7]。, その年代は幅広く、0歳児からのプレイルームがあり、幼稚園、小中高大生や社会人まで活動している。パーティの中心的役割を担ったり、地区の活動にも参加しリーダーとして活躍したりする。また高校生は季節ごとに行われる各地のキャンプでのシニアメイトとしても活動できる。大学生はパーティでの活動のほか支部活動に参加し、キャンプでの大学生コーチ、カレッジリーダー、表現活動などに参加できる。, テューターとはラボ・パーティにおいて活動をラボっ子たちの指導をしている成人女性指導者のことをさす。基本的には女性しかなれない。, ラボっ子同様に年齢層は幅広く、20代から70歳以上のテューターも存在する。テューターは月に一度から数ヶ月に一度の割合でテューター研修というものを行っている。テューターがキャンプに参加すると、キャンプ中はロッジマザーなどと呼ばれ、ロッジのお母さん的な役割を果たしている。なお、毎回ではないが、ラボっ子と一緒にホームステイに行き、ステイ先でのラボっ子の様子を聞いたり、日本の本部へ連絡する役割も一部テューターが補っている。ホームステイに行くテューターのことを通称シャペロンという。, テーマ活動やソングバードに使われる音源を収録したCD+本をラボ・ライブラリーと呼び、会員は好きなものを購入できる。通常4枚組CD+本が1セットで、一部は一般の書店でも市販されている。1990年代にCD化される前は、収録時間約15分×13トラックの専用テープ(通称「ラボテープ」。, 主に英語圏の童謡、わらべ歌(ナーサリーライム)等を英語のみで収録し、ラボっ子は音楽にあわせ踊ったりして楽しむ(フォークダンス)。, ソングバードは、不定期に新作が発表される。英語、フランス語、スペイン語、韓国語、中国語の童謡などが収録されている。なお、1990年代のCD化の際にリニューアル録音された歌も多い。, 1センテンスずつ交互に英語と日本語が語られ(中国語、韓国語などの言語が使われたものもある)、ネイティブの英語を耳で聞きながら物語を楽しめるようになっている。とりあげる題材などは、「注文の多い料理店」(宮沢賢治)や「ピーターパン」、さらにはシェイクスピア作品など有名な作品も多く、「ハムレット」もそのうちの一つとなっている。, 単なる朗読CD ではなく、効果音や音楽も本格的で、『映像の無い映画』と評価できるほど、その完成度、水準は非常に高い。例えば物語を語るナレーターには久米明、江守徹、岸田今日子、宇野重吉、橋爪功、渡辺篤史、戸田恵子、上川隆也などの著名人、更に、観世流能楽師・観世栄夫や狂言の重要無形文化財保持者だった六世野村万蔵とその子息の四世野村万之丞(現:野村萬)・二世野村万作・野村万之介が参加した作品もある。, オリジナルのイラストを用いた本は、絵本作家の司修ら以外にも、前衛芸術家だった赤瀬川原平、高松次郎のような現代画家で含み、音楽担当者にも林光や間宮芳生の名が見られる。, テーマ活動とは、ラボっ子がグループを組み、協力して1つの劇を作り上げる活動のことをいう。世界で親しまれている物語を扱うことが多く、英語と日本語を主に言語として利用している。一般的な劇とは全く異なり、道具や衣装を使わず、人の身体ですべてを表現する。動物や妖精、木や海などはもちろん、悲しみや怒りなどの抽象概念についても身体で表現するため、時に創作ダンスのような要素も含む。また、一般的な劇のように方針や動きを指示する監督・演出家がおらず、ライブラリのCD をもとに、物語の理解・演出・配役まですべてラボっこが話し合い自ら作り上げる。基本的には、テーマ活動をするにあたって、ゴールとして発表会があり、ラボっ子同士作り上げたテーマ活動を見せ合う。テーマ活動をつくるグループも多彩であり、幼児だけや大学生だけなどの年代別のグループもあれば、幼児から大学生以上までが一緒のグループもある。このように、様々な年代と共に交流を行いながら、物語に親しみ、発表会で表現する。このようなサイクルを重ねることでラボっ子の主体的な成長を促すこのテーマ活動は、ラボ式教育メソッドにおける要となっている。, 代表的なキャンプ地は、長野県黒姫高原の3万坪にもおよぶラボランド黒姫(黒姫ラボランド)とよばれるキャンプ施設。そこでは、春休み、夏休み、冬休み、GW期間などに全国からラボっ子が集まり、キャンプが行われる。キャンプといってもテントで生活するのではなく、ペンションと同じようなロッジが基本で、ラボっ子はロッジで寝泊りし、テーマ活動やソングバードはもちろん、普段はできない野外活動を楽しんだりする。それぞれ有名な山や大河などからロッジ名をとり、アンデス1やロッキー2のようによばれる。なおキャンプ期間外は貸し別荘として一般にも開放されている。, 3泊4日で行われることが多く、1棟25人前後で、それにシニアメイト(ラボっ子のリーダー)が男女各1名、ロッジマザー(テューター)がつく。ラボランド黒姫以外は各地の旅館、ペンション、温泉地などをキャンプ地にあてている。近年の開催地は下記のとおり。, 過去には道後山(広島県)、高梁(岡山県)、高島(岡山県、瀬戸内海)、阿蘇(熊本県)、座間味島(沖縄県)、五箇山(富山県)、 平郡島(山口県)、石徹白(岐阜県)、蔵王(山形県)、大山(鳥取県)でも開催されていた。, キャンプ地では野外でフィールド活動などをしている。開催地や季節によって異なるが、黒姫の場合は夏は黒姫山登頂、冬は雪の野外活動などが行われている。また、三日目の夜にはキャンプファイヤーを行い、「キャンプソング」で盛り上がるのが通例。キャンプ地の黒姫は「ラボランド」と言われる施設の為、キャンプファイヤー後は「ラボランドの歌」というテーマ曲を歌いキャンプの締めくくりを飾る。, キャンプではラボっ子たちは「キャンパー」と呼ばれ、「シニアメイト」と呼ばれるリーダーのもと、割りふられた各ロッジ(活動場所)ごとに行動する。シニアメイトになる事を希望するラボっ子は、原則として高校生以上で、「シニアメイト」登録を行った上で研修を受け、その後晴れてロッジ活動を運営する事になる。各ロッジには、ロッジマザーまたはグループマザーと呼ばれる数名のテューターが配置される。, キャンプ本部には、「大学生コーチ」が存在している。大学生コーチは多くのシーンでラボ活動の企画・進行を事務局に代わって行う。そのため、大学生コーチ会議で決まった事は、全国のラボ活動に影響を及ぼす。キャンプにおいても、シニアメイトに対する指示を行う等、キャンプ全体の進行を大きく担っている。資格としては、大学生である事が原則である。, キャンプで全国のラボっ子の一部は、キャンプソングを全国のラボパーティーに広げる。考えたキャンソンをキャンプで紹介し、紹介されたラボっ子はそれを各パーティーに持ち帰り披露すると全国に広まる。, ラボをやっているラボっ子たちはが北米やニュージーランド・韓国・中国へホームステイにいくプログラムがある。(神山典士『ひとりだちへの旅』ラボ教育センター、2005年。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free 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