何度注意しても直らない部下. 何を言っても無駄な人や何回話してもわからない人っていますよね。そんな何度話しても変わらない人や、変わっていない人の心理や付き合い方について、ご紹介して参ります。また、放っておくのが良い理由についても、あわせて見て参ります。, 何を言っても無駄な人や変わらない人の心理の1つ目は、意味がわからない、という心理です。何を言っても無駄な人や変わらない人は、言われている意味がまったく理解できていません。何を言われているのかわからないのです。意味が理解できていないのですから、言っても無駄ですし、その人が変わるはずもありません。, 何を言っても無駄な人や変わらない人が理解できているのかどうかを、一つずつ確認しながら話を進めていきましょう。また、本人は何がどんな風にわからないのかさえもわからない場合があります。その場合は、何がどんな風にわからないのかも、一緒に考えてあげる必要があります。, 何を言っても無駄な人や変わらない人の心理の2つ目は、何故そのように言われているのか理由がわからない、という心理です。自分では完璧なつもりなのです。自分では一生懸命やっているつもりなのです。それなのにそれを認めてもらえずに注意されたり、指摘されたりすると、「どうして?」という疑問が湧いてきます。, まずはできていることや努力を認めてあげるところから始めましょう。それから指摘をすると、言われている理由が理解できるようになるでしょう。大切なのは、言われていることを受け入れられる心の状態を作ってあげることです。最初に褒めてあげることで、そのあとの指摘を受け入れられる状態になります。, 何を言っても無駄な人や変わらない人の心理の3つ目は、頑固である、という心理です。何を言っても無駄な人や変わらない人は、基本頑固です。自分の考え方ややり方に固執する性質があります。その為、それを変えるようなアドバイスをされると、自分自身を否定されたような気持ちになり、ますます頑固になってしまいます。, その人の考え方をまずは聞いてあげると良いでしょう。その上で、それをどのように改善していけば良いのかを話し合う形で、伝えてあげると、受け入れやすくなります。全面的に否定するのではなく、あくまで改善という形を取ることで、素直に聞いてくれるようになるでしょう。, 頑固な人の原因や意地っ張りな人との付き合い方をご紹介している関連記事があります。リンクいたしますので、参考にしてみてくださいね。, 何を言っても無駄な人や変わらない人の心理の4つ目は、怒っている、という心理です。「どうしてそんな風に言われなければならないのか」や「こんなに頑張っているのにどうして自分ばかりが」という怒りの感情があると、例えそれが理にかなった方法やアドバイスであっても、受け入れられる心理状態ではなくなります。, 怒りを解く必要があります。まずはその人の話に耳を傾けましょう。その人なりの理由があるはずです。それが例え間違った理由であったとしても、一度は必ず話を聞いて、理由を聞いてあげると良いでしょう。話を聞いてあげると、怒りの感情が治まり、こちらの話やアドバイスを受け入れてもらえるようになります。, すぐ怒る人の特徴や対処法について、ご紹介している関連記事があります。リンクいたしますので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。, 何を言っても無駄な人や変わらない人の心理の5つ目は、自分には関係ない、という心理です。何を言っても無駄な人や変わらない人の中には、言われていることが自分には関係ないと感じ、全く聞く耳を持たない人もいます。このタイプの人は、相手の話を聞くという姿勢を見せても無駄です。最初から聞く気がないのです。, このタイプの人は放置するしかありません。理由を聞いてもきちんと答えてはくれないでしょう。仮に下手に出たとしても、効果はありません。最初から何も頼まないようにする方が、時間の無駄にもなりませんし、労力の無駄にもなりません。, 何回話してもわからない人との付き合い方の1つ目は、放っておく、という付き合い方です。できる事なら、これが一番良い付き合い方になります。それがお互いの為なのです。何回話してもわからない人は、こちらがどんな方法を取ろうとも、わからないのです。理由は本人がわかろうという努力をしないからです。, 努力をしない人に対して、こちらがあの手この手を使ってわからせようとするのは間違いでしょう。本人にその気持ちがなければ、何をやってもすべて徒労に終わってしまいます。放っておくことが可能なら、放っておき、関わることもやめましょう。, 何回話してもわからない人との付き合い方の2つ目は、書いたものを渡す、という付き合い方です。これは二つの理由があります。一つは書いたものを渡すことで、あとで本人が何度も見直しができるようにする為です。耳で聞いただけでは頭に入らなかったことも、文字にすることで何度も見直し、わかるということがあります。, もう一つの理由はあなた自身の為です。口頭では、相手がわからない為、本当にあなたが相手にきちんと口頭で伝えたのかどうかという証拠が残りません。書いたものを渡せば、あなたはきちんと相手に伝えたという証拠になり、あなたが悪いということにはならないのです。, 何回話してもわからない人との付き合い方の3つ目は、小分けにして話す、という付き合い方です。一度にたくさんのことを口頭で伝えても、その人のキャパシティ以上の話は頭に残りませんし、理解することもできません。一つひとつの手順を小分けにして話す方法を取ると、話を理解してくれる可能性が高くなります。, 「とりあえず、ここまで説明したので、やってみてください。できたら次の手順を伝えるので声をかけてください」などのように、手順を小分けにして、少しずつ伝えるようにしましょう。何度もあなたの手を止めることになり、面倒に感じるかもしれませんが、その方が相手の理解力が深まる場合があるのです。, 何回話してもわからない人との付き合い方の4つ目は、復唱させる、という付き合い方です。これは『自分の言葉で』復唱させてください。耳で聞いた言葉を、自分の言葉で改めて復唱することで、何が理解できていて、何が理解できてないのかが明確になります。それがわかれば、理解できていない点を再度伝えることができます。, 何回話してもわからない人は、自分でも何がどんな風にわからないのかがわからないケースが多くあります。その場合は、自分の言葉で復唱させる方法が最も効果的なのです。自分の知っている言葉で復唱することで、自分でも何が理解できていないのかが、明確にわかるからです。, 何回話してもわからない人との付き合い方の5つ目は、メモを取らせる、という付き合い方です。この時、どんな風にメモを取っているのか、あなた自身も自分の目で確かめてください。メモを取ってもそのメモが理解不能な内容なら、全く意味がありません。説明の合間合間に、メモを取る指示も出してあげると良いでしょう。, また、何回話してもわからない人は、メモの取り方さえもわからない場合があります。その為、メモを取るように指示を出しても手が動かないようなら、どんな風にメモを取れば良いのか、という指示もあわせてしましょう。回数をこなしていくうちに、メモの取り方が分かるようになり、同時に理解力も付いてくるでしょう。, 何度話しても変わってない人を放置する理由の1つ目は、時間の無駄だから、という理由です。あなたの時間はあなたのものです。「時は金なり」ということわざがあるように、あなたの時間はあなたにとってのお金です。その大切な時間を何度話しても変わっていない人に使うのは、お金を無駄遣いすることと同じです。, 何度話しても変わってない人を放置する理由の2つ目は、労力の無駄遣いだから、という理由です。何度話しても変わってない人と付き合うことは、大変疲れます。このような人はあなたの労力を奪い去っているのです。あなたの労力はもっと建設的なことに使うべきです。放置して仕事などに全力を尽くしましょう。, 何度話しても変わってない人を放置する理由の3つ目は、大変頑固だから、という理由です。何度話しても変わってない人は、基本頑固な性格をしています。こちらがその人の為にアドバイスしていることでも、頑固な為、受け入れることができません。そのような人は同じことを何度も話すよりも、放置する方が良いのです。, 何度話しても変わってない人を放置する理由の4つ目は、自分勝手な性格だから、という理由です。自分勝手な人は周囲の人たちを振り回します。何度話しても変わってない人に、何度も同じことを話しているあなたは、そんな自分勝手な人に振り回されているのです。そのような人とは付き合うことをやめた方が良いでしょう。, 何度話しても変わってない人を放置する理由の5つ目は、あなたのストレスが溜まるから、という理由です。本来なら感じなくて良いストレスを感じることは、無駄なことだとは思いませんか?何度話しても変わってない人に何度も同じことを話すことは、そのような無駄なストレスを抱えることになるのです。, 何を言っても無駄な人とは関わらないことが一番です。関わらなければ、あなたの貴重な時間も労力も無駄になりませんし、無意味なストレスを感じることもありません。あなた自身の為に、何を言っても無駄な人に関わることはできるだけ避けるようにしましょう。. 何を言っても無駄な人や何回話してもわからない人っていますよね。そんな何度話しても変わらない人や、変わっていない人の心理や付き合い方について、ご紹介して参ります。また、放っておくのが良い理由についても、あわせて見て参ります。 質問しようとすると、「マニュアルとか前の書類を見て」と言われた。見てもわからないので話しかけようとするが、気づかぬフリをされる。, 転職や部署異動などで職場が変わったとき、上司も先輩も仕事を教えてくれないと困りますよね。, この記事では、「仕事を教えない人の心理」と「仕事を教えてもらえない時の対処方法」を紹介していきます。, 新しい会社や部署に入ったばかりなのに、職場や人によっては、仕事を教えてもらえないケースがあります。, 常に目の前の仕事に追われている、人手が足りないといった職場では、教えたくても「教える時間が取れない」可能性があります。, そのため、仕事のマニュアルや資料を渡されるだけでほったらかし状態にされてしまうことも。, でも、急いで作成したような雑なマニュアルだと、初めて見る人には理解ができず、仕事を進めることができませんよね。, ただ、「手が足りないから人を増やした」というケースも多いので、どっちを優先すべきか難しい問題。その人も「教えられなくて悪いな」と思っている可能性はありますね。, 周りの人からすれば、その人が教えるのが組織的にも仕事の流れ的にも自然なのに、上司から「◯◯さんに仕事を教えてあげて」と指示がないから動かない。, 転職の場合、「中途採用者=即戦力」と思われているのが一般的。その仕事に関してはすでに知識や経験があると期待されていることが多いです。, 例えば同じ業界でも、扱う物が違えば業務のやり方もまったく異なるもの。しかしその会社のことしか知らなければ、みんな同じだと思いがちです。, 素直に聞いてみれば、「あ、知らなかったんだ?じゃあ説明します」で解決してしまうかもしれません。, その場合は、下手(したて)に出てお願いするしかないでしょうね。仕事を覚えるまでの我慢です。, 何からどうやって教えればいいのかわからず、聞かれるまで何もしないでいるパターンもあります。, 仕事ができる人であっても、教えるのは苦手な人という人も。悪気はなく、単にコミュニケーションを取るのが苦手な人なのかもしれません。, 忙しい職場に多いのが、「人に教えるより自分がやったほうが早い」と自分でやってしまう人。, 自分は仕事ができると思っている人や、この仕事は自分にしかできないと思っている人に多いです。, また、「自分が苦労して学んできたものを、簡単に人には教えられない」「自分よりできるようになると困る」という理由でわざと教えない人もいます。, ここまでの理由は教える側の問題でしたが、教えてもらう側に問題がある可能性もあります。, 上司や先輩が仕事を教えてくれない場合、例えば、自分も次のような行動をしてしまっていないでしょうか。, 教えてもらう側にやる気が感じられないと思うと、教える側も時間のムダだと感じ、嫌になってしまいます。, 自分にはそんなつもりがなくても、周りからは「やる気がなさそう」と見られてしまっている可能性もあります。, コミュニケーションは社会人としての基本ですから、自分のやる気や思いが相手に伝わるように工夫してみてください。, ただ、「気に入らない」のが理由で教えてくれない場合には、単に「自分より優秀そう」「自分より若くて見た目がいい」など、教える側のひがみからくる悪意の可能性もあります。, 「入ったばかりなのだから教えてもらって当たり前」と思わず、時間をつかって教えてくれる人に敬意を払いましょう。, 教えてくれる人が自分より年下だったりすると、バカにされたくないのか「それくらい知ってます」的な態度を取ってしまうようですね。, 年齢が上だろうが下だろうが、仕事を教えてくれる人に自分の能力をひけらかしても意味はありません。素直に教えてもらいましょう。, 「これってこういうことですか?」「こういうときはどうしたらいいんですか?」など、確認したり質問したりすることでコミュニケーションが取れ、仲良くなれる可能性も高いです。, 「なるほど」「わかりました」「そうなんですね」などと反応すれば、相手も聞いているのか、わかっているのかを心配せずに済みます。, 提出資料や報告書を作成する場合、過去に他の人が作成したドキュメントや資料がないか聞いてみましょう。, 先輩や上司が作成したものは、どこまでのレベルが求められているのかわかる貴重な資料でもありますよ。, ただし、PC内の資料などを勝手に探したり開いたりすることを良く思わない人もいます。必ず資料の有無や保管場所を聞いてから探しましょう。, ただし、どんな優しい人でもタイミングが悪かったり同じことを何度も聞いたりすると、嫌がられるので要注意。, また、「なぜあの人に聞いてるの?」と反感を買ってしまわないように気をつける必要もあります。, わからないことを質問する場合、聞きたいことを自分なりに整理しておくことが大切です。, あなたが何を聞きたいのかが伝わらないと、相手も何を教えていいのかわかりません。イライラされてしまう可能性があります。, 自分なりのマニュアルを作るといいですよ。マニュアルを作る過程で、どこがわからないのかが見えてきます。, また、聞きたいことをメモしておき、一度にまとめて質問をするのも1つの方法。何度も聞きに行くのは相手の仕事を邪魔してしまうおそれがあります。, ただしこれも、仕事や職場の状況によってはやり方が異なります。間違ったまま進んでしまうと大ごとになるような仕事では、その都度ちゃんと聞かなくてはいけません。, メモをとるなら、「何について、どこがどうわからないのか」を書いておくようにしましょう。, 教える側に問題があることもあれば、聞く側に問題があることもあります。自分で気づかぬうちに、相手に嫌な思いをさせたかもしれません。, 仕事を教えてもらえないときは、その人を恨んで不満を溜め込むのではなく、自分から教えてもらおうとする姿勢も大切です。別の人にこっそり教えてもらう方法もありますよ。, 単なる意地悪やいじめなど、自分ではどうしようもない場合には、信用できる同僚や信頼できそうな上司など、他の人に相談してください。, 新人が来るとわかっているのですから、忙しくても教育体制や仕事を教える時間は作ってほしいものです。, こういうタイプの人は、困っていることに気づいたとしても「私の仕事じゃない」と開き直ってしまっていることが多いんですよね。, ただ、「そんなことくらい知ってて当たり前でしょ、なんでいちいち教えなきゃいけないの?」と意地悪な人もいます。, そうですよね。人に仕事を任せることも大事なんですけど・・・。人を育てるのに向いていない人も多いんです。, ゴン課長、この仕事どうしたらいいのか全くわからないので教えていただきたいのですが・・・。, なるほど。仕事を教えてもらえない原因には、いろいろあるんですね。自分の姿勢も見直さないとダメかも。, 教えてくれる人に、わざと難しい質問をする人もいるって聞いたことがあるんですけど、本当ですか?, 自分から学ぼう、仕事を進めようという姿勢を見せれば、理解して応援してくれる人が出てくる可能性も高いです。, まずは、やれそうなところまで自力でやってみましょう。始めからわからないなら、「まず何から始めればいいのか」を聞いてください。, 質問する時には「どうしたらいいですか?」と丸ごと全部を聞くのではなく、自分でも考えた上で「こうしようと思いますが、問題ないでしょうか?」という聞き方にしましょう。, 説明を聞いているとき、わからないことはさっとメモして後から聞こうと思うのですが、質問するときにメモを見ても、何のことだったかわからなくなります・・・。, 違法です。用が済み次第すぐに業務に戻るのであれば、会社の指揮監督下にある時間に該当し、労働時間として認められます。, 違法ではありません。繁忙期など多数の労働者が休暇を取得することで事業の正常な運営が妨げられる場合など、使用者は時季変更権を行使できます。, 予め定めた休日を事前に他の労働日と交換するのが「振替休日」、休日労働させた後に代償措置として代わりの休日を与えるものが「代休」です。, できません。労基法第24条で、本人に直接支払わなければならないと規定されています。, 産後8週間は原則復帰できません。ただし産後6週間経過後は本人の請求、医師により支障なしと認めた業務につくことは差し支えありません。, 労基法では入社6カ月後に有給付与とされています。ただし会社によって違う場合があるので、就業規則等で確認してください。, 失業保険の他、雇用継続(高齢者、育児、介護)、職業に関する教育訓練を受けた場合に給付があります。, 健康保険は二重に加入することはできません。役所で国保の資格喪失手続きをしてください。, DODA 第二新卒歓迎!働きながら業界トップレベルの技術を学ぶモノづくりエンジニア募集, リクナビNEXT 約8割が未経験からのスタート!大手商社でグローバルに活躍できる人材を募集中!, マイナビ転職 女性の働きやすさ抜群!有給消化率98%の有名メーカーで事務スタッフを募集中. 今回は、ADHDの妻をお持ちの方の中でも、特に上記のような悩みを抱いている方に向けて、ADHDの妻を持つパートナーの目線から付き合い方について解説します。, ADHDは、日本語では注意欠陥多動性障害といって、注意力がなかったり、落ち着きが無かったり、また目に映ったものなどに突発的に反応したりといった衝動性が見られる発達障害のことです。, 病気ではなく、生まれつきのものなので障害、と私は認識していますが、細かい定義などは正直言ってよく知りません。, というのも、妻のADHDはかなり軽度なほうらしく、私と一緒になってからはそれが理由で病院へ行ったこともないので、専門家の意見は聞いたことがないんです。, そのため、この記事で話すADHDとは、「注意力散漫・落ち着きがない・衝動的である」といった特徴を併せ持った妻のケースについて話すものであり、医学的な定義に基づいた話ではありません。, ただ本人談ではありますが、以前病院で診断されたことはあるそうなので、ADHD的傾向があることは間違いないと思われます。, 「自分やパートナー、家族がADHDかもしれない」と不安を抱いている方は、このあと紹介するシーンに当てはまるようでしたら、発達障害者支援センターに相談するなどするとよいかもしれません。, なお、ADHDのもう少し詳細な定義については、下記記事もご覧になってみてください。, それではここからは、パートナーの私から見て、「こういうところが妻らしいなぁ」と感じるシーンを紹介しますので、ご家族やパートナーが該当するかどうかをチェックしてみてください。, とにかく話を聞いていないことが多いですね。厳密にいうと、話に集中できていないことが多いと言うべきでしょうか。, 妻の場合は、動くものを目で追ってしまったり聞こえた音に興味が移ってしまったりして、話に集中することがなかなかできません。, ただ、 一見聞いていないようで実は聞いていることも多いので、くれぐれも「ちゃんと聞いてる?」なんて詰問しないよう注意してくださいね。(私もつい尋ねてしまって、よく反省します), これも決して悪気があるわけでなく、そのままの意味として、他人に関心があまりないそうです。, そうするとどうなるかというと、他人の話を聞かないぶん自分の話をする割合が多くなる、というだけの話。, こちらの話を聞く気がないわけではないのですが、どうしても「自分が自分が」となりがちというか、そういう風に見えてしまいがちです。, 「でもこれってADHDは関係ないのかもしれないな」と、以前会社で欧米出身の人と話していて気が付いたことがあります。, というのも、自分の話を積極的にするのは英語話者なら当たり前の傾向だったりするんです。, 日本は遠慮や我慢を美徳とする文化なので、自分の話ばかり話す人に対して特に抵抗感を持ちやすいのかもしれませんね。, 特に計画に関しては、「余裕を持った計画を立てるのが苦手」で、朝ばたばたと支度する妻を見ながら「どうしてあと3分早く準備しなかったのだろう……」と感じることもしばしば。, この理由は「話に集中できない」のと同様で、どうしても他のことに気を取られやすいため、気になったことに関心を向けた結果時間が足りなくなってしまうんです。, もちろんこれもいっさい悪気はありません。だから「何度言えばできるの」なんて絶対NGですよ。, また数字を直感的に理解するのが苦手で、妻の場合はデジタル時計では頭に入らないのでアナログ時計を用意するようにしています。, これは特にADHDの傾向が軽度と言われる人に多いと思うのですが、がんばればなんとか定型発達の人(発達障害ではない人)と同じようにやれる、という症状の軽さがあだとなってしまうという話です。, 例えば妻の場合、定型発達の人と同じ水準かそれ以上のことができるものの、それは「がんばった結果」であって、定型発達の人とは割いたエネルギーがまず違います。, しかし評価としては「できて当たり前のことができている」としか見られず、本人としても「これくらいできて当たり前」→「がんばって当たり前」という認識になってしまい、どんどん無理をする方向へ行ってしまう、という非常に根が深い問題です。, そうしてがんばることが当たり前になり、がんばってがんばって、がんばった結果心身のいずれかあるいは両方に支障をきたして長期療養をやむなくされる、というケースも決して珍しくありません。, しかし「一見ADHDには見えない人ほど無理をしている」ので、 ADHDの当事者からそのことを伝えてもらえない限り、家族やパートナーも気づくきっかけに乏しいというのが厄介です。, そのため、ここまでに説明したありがちなシーンに少しでも心当たりがある場合は、「ひょっとして」と疑って直接尋ねるようにしてみてください。, あるいは、もし自分自身にそういった傾向があるかもしれないと少しでも感じた方は、恐れずに自分がADHDであることを疑ってください。, 根本解決にはならないかもしれませんが、何も知らないときよりは一歩前進できるはずです。, 個人的にはいずれも、ADHDに限らず人とコミュニケーションをとるうえで気にした方が良い点だと思いますので、ぜひあらゆる人とのコミュニケーションで応用してみてください。, 気が散って集中ができないときの対策は単純です。そういった集中をそらすものをできるだけ排除するとよいでしょう。, 例えば、室内で話をするときはカーテンやブラインドを下ろす、屋外で話すときは静かな場所へ移動する、などですね。, それに加えて、一度伝えただけで伝えたつもりになるのではなく、大事な話こそ何度も伝えるようにしています。, とある研究によれば、人は500回同じことを伝えなければ伝えた言葉を正しく覚えられないそうです。, ADHDかどうかにかかわらず、本当に聞いてほしい話なら、それぐらい繰り返し言うべきでしょう。, またこれは心構えの問題として、「集中をそらすものがある場所では大事な話をしない」という意識を持つだけでもまったく印象が変わると思いますので、ぜひ試してみてください。, 自分の話も聞いてほしいのに全然聞いてくれない、と感じている場合は、「私の話も聞いてほしいんだけど」と素直に伝えてみてください。, ありがちなシーンの中でも触れた通り、ADHD的傾向としてあげられる「他人の話を聞かない」という特徴は、「他人に興味がないので話を聞く習慣がない」というだけで、こちらの話を聞く気がないわけではありません。, そのため、少なくとも私の妻は、私が「話を聞いてほしいんだけど」と伝えれば必ず耳を傾けてくれますし、伝えるようになってからは以前に増して質問してくれるようになりました。, 中には、「それぐらい言わなくてもわかってよ」という思いを抱えている方もいるかもしれません。, しかし、もしも「言わなくてもわかってほしい」と思っているなら、それはADHDでなくとも難しいということを自覚してください。, ADHDなど関係なく、他人は他人のことを100%わかることなどできませんので、ぜひあなたから素直になりましょう。, 計算や計画を立てることが苦手、でも簡単な計画くらい立てられないと困る……という場合には、ひとつひとつをとことん分解して、あまり頭を使わなくてもできる状態にしてみましょう。, 「7時30分に目覚ましをセットする」「7時45分までにベッドを出る」「7時50分までに顔を洗う」「7時55分までに歯を磨く」……, そして大事なのがスケジュールの内容以上に、分解してルーチン化する一連の作業を一緒に行うことです。, 前述の通りADHDは自分の話には集中しやすいので、一緒に計画を立てることでそのルーチンを自分ごとにすると、より集中しやすくなりますよ。, 「普通は」「当然」「当たり前」「前も言った」「何回も言った」「これも同じことだよ」「なんでできないの」 「こんなこともわからないの」「これくらいできないと大変だよ」「何度言ったらわかるの」……。, すべて妻が言われ続けてきたことであり、私が無自覚に何度も言ってしまったことであり、何よりも妻を傷つけてきた言葉たちです。, 「がんばったら褒められる」「がんばらないと怒られる」「がんばらないと将来困る」、そして「がんばればなんとかなってきた」。この連鎖で、「自分が壊れるまでがんばるのが当たり前」になってしまっていました。, そこに正当性は一切なく、それを良かれと思って善意を押し付けることによって人は追い詰められます。無知な善意は凶器です。どうか、大切な人を大切にする術を身につけましょう。, 具体的にどうすればいいかというと、根拠なく信じていることをすべて疑う、ということ。, より分かりやすく言うなら、「~すべき」「~しなければいけない」「~して当たり前」と考えていることに対して、ひとつひとつ「本当に?」「どうして?」とひたすら問いかけるのです。, 仕事をしなければいけないのはなんで?子供を産み育てなければいけないのはどうして?朝きちんと起きなければ誰が困るの?人の話を聞くのは誰のため?, 常に意識するのは難しいと思いますので、パートナーや家族から「なんで?」「どうして?」と聞かれたときに振り返る余裕だけでも持っておけるとよいのではないでしょうか。, 今回はADHDの妻との生活を振り返って、ありがちなシーンと実際に意識している対策について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。, 私の妻は、ADHDと診断されただけでなく、自他ともに認めるHSP(繊細・敏感)な傾向があり、アダルトチルドレン的傾向も併せ持っており、元うつ病で認知療法やカウンセリングなどを受けていた経験があります。, そんな妻にとって、ADHD的傾向はあくまでも彼女を形作る一要素でしかなく、ADHDに対する理解を深めるだけでは彼女を理解することはできませんでした。, 何が言いたいかというと、「ひとつの側面で判断しないよう気を付けてください」ということです。話が通じないと感じる原因は、ADHDなどの発達障害だけとは限りません。, ぜひご家族やパートナーであるあなた自身が、柔軟に考えられる余裕を持ってください。そのためには、あなた自身のがんばりすぎも禁物です。, もしもひとりではどうしていいかわからない、とお困りの場合は、ぜひSNSやメールでご一報ください。, 上級心理カウンセラー。ADHD&HSP&アダルトチルドレンな妻を持つ。妻への理解を深めるためブログの運営を始めました。日常の出来事はnoteにて更新中です。, ADHD&HSP&ACな妻を持つ夫が、先入観・偏見・思い込みとの付き合い方を勉強して、夫婦で穏やかに生きていくことを目指すブログ。.