同じハーフ仲間でも「やっぱり『ダブル』って言い方が好き」という意見が多い。確かに言葉として「半分=ハーフ」より「倍=ダブル」の方がいい、っていうのは気持ちとしてわかるな。 ちなみにインターネットの英和辞書アルク (alc) に「double」と入れてみたら、「ダブルは国際結婚で生まれる子供のこと。『ハーフ』という表現に代わって使われるようになっている」とちゃーんと出てきたよ。 でもこの言い方、最近良しとしない意見も増えているようです。 「ハーフ」 って言うと、、 半分だけしか日本人じゃないとか、半分ずつで一人前じゃないとか、アイデンティティが半分に割れてるとか、そういう ネガティブな感じ がするからでしょうか。 ハーフ・バイリンガル関連コラムmix, 国際結婚の父母の間に生まれた子どもたちを「ハーフ」と呼ぶのは古くから定着していますが、現在では、この呼び方に異論を唱える声もあり、「ダブル」や「ミックス」と呼ぶ人もいるようです。しかし、いずれの呼称も英単語である訳ですが、実際に英語がネイティブの人に対して「私はハーフです。」と言うことを英語で「I am a half」と言っても通じないのです。, 例えば「アメリカ人と日本人のハーフです。」と英語で言う場合には、「I am half American and half Japanese.」となります。つまり、「ハーフ」、「ダブル」、「ミックス」という呼称は和製英語といったところでしょうか……。. でもハーフなんでしょ? でも最終的にここに落ち着いて、今ここで幸せ」, ただ、特定の個人の話をしてるなら、「〇〇ちゃんはお父さんが〇〇人だから〇〇だったりするの?それはただのイメージ?」とか、「〇〇さんは色んな国で育ってるけど、どこの国の料理が好きなんですか」という感じで、「ハーフ」も「ダブル」も「ミックス」も使わずに話すことができますよね。人によってはいじめられたりして「ハーフ」とかいう言葉に嫌な思い出が染みついちゃってる人もいるので、安易に使わない方がいい言葉かもしれません。, あえてそういう人たちをひとまとめで呼びたい時も、「色んな民族の血が入ってる人」とか「言語を二つ以上話せる人」とか「色んな文化で育ってきた人」という呼び方はどうでしょうか。 複数の民族の血が入ってれば自動的に多言語を話せるというわけじゃないし、多文化の背景があるとも限りません。でも「ハーフ」という言い方をする時に、そのへんが曖昧になってることが多いような気がします。そういうあたりをきちんと区別して、自分がどういう面について話しているのかはっきりできる表現だと思います。, 私たちが日本に住んでる時は、子ども達について「ハーフですか?」と聞かれることも多いです。私としては、みんな気になってるのに何もないような振りをする方が不自然な気がして居心地悪いので、「ハーフですか?」って聞いてくれた方がすっきりします。「そしたらお父さんがアメリカ人なんです」って答えれば「へー」で終わって、普通の会話をできますよね。, 「ハーフ」という言葉はすごくよく普及してるので、普通の人はハーフっぽい見た目の人がいたらとりあえず「ハーフ」と呼ぶと思います。ほとんどの人は、半分〇〇人、とか厳密に考えてるわけじゃなくて、要するに「日本人じゃない要素が入ってる人」の総称が「ハーフ」なんだと思います。, 一つ強調したいのは、「言葉にとらわれすぎない」ことです。確かに言葉に力があるのは事実で、間違った印象を与える言葉とか、自分の心情を正確に表していない言葉で呼ばれることは、つらいことだと思います。でもさっき書いたように言葉には限界というものがあって、複数の人をひとくくりにして呼ぼうとすれば絶対に誰かが「ちょっと違うんだけどな」となるものだと私は思ってます。, もしその人がその言葉を使う背景に差別的な気持ちがあるんだとしたら、使う言葉を変えさせたところで心のレベルでその人が変わるわけじゃないですよね。その反対も同じで、全然悪気がない人に言葉のチョイスについて目くじらたてる必要もないんじゃないでしょうか。日本人じゃない人と接したことがほとんどない人にとって、「ハーフ」や「外人」も「普通に人間」であることを肌で理解するのは難しい、それが当然だと思います。, ただ、じゃあ悪気がないなら人を何て呼んでもいいのかというとそうじゃない、という所が難しい所で、そう呼ばれて嫌な思いをする人が多い表現だ、って分かってるのにあえて使い続けるのは確信犯なのでアウトだと思います。突き詰めると、自分は色んな情報にアンテナを張って人を傷つけないように言葉選びに気を付ける。でも知らないで使ってる人がいたらその人に対しては怒らず寛容に対応する。という風にしていくしかないんじゃないでしょうか。, 私は自分の子が「ハーフ」と呼ばれても気にしないし、夫や子供たちが「外人」と呼ばれても気にしないようにしています。いちいち言葉に煩わされないで生きていきたいからです。子どもたちにも、言葉に押し流されず強く生きていってほしいなと思っています。, 日本という国で、何らかの「日本人じゃない要素」を持って生きていく人には、「ハーフ」と呼ばれようが「外人」と呼ばれようが大人の対応で受け止めて、「自分はこういう風に育ってきて、今こういう風に生きているんだ」というものをしっかり持って生きていく、それしかないんじゃないかと思うのです。, 主人のいとこは、父親が1/4ドイツ人で3/4日本人、母親が1/2日本人で1/2はヨーロッパごちゃまぜ。5/8日本人なので見た目にはアジアの血が強く見えますが、苗字は父親の父方の祖父がドイツ人だったため、ドイツ人の苗字です。さらにそのいとこがメキシコからの移民のご主人と結婚したので、生まれた子の血はさらに複雑に・・。, お友達の例でも、お父さんは日本人とイラン人のハーフで、お母さんはアメリカの黒人と白人のハーフ。そうなると、子ども達は本人たち自体が人種のるつぼなわけです。, 半分だけしか日本人じゃないとか、半分ずつで一人前じゃないとか、アイデンティティが半分に割れてるとか、そういう, というのを聞いたことがあります。半分ずつじゃないよ、両方100%で200%だよ!という感じです。, 「アメリカ人」といっても、うちの夫は母方の祖母が沖縄出身の日本人でした。母方の祖父はヨーロッパのごちゃまぜ家系で、フランス、イギリス、アイルランド、など色々入ってます。, むしろそうじゃない人の方が全体で見たら少数派といってもいいくらいではないでしょうか。, うちの子ども達はまだまだ発展途上ですが、こうやって今後も行ったり来たりしながら育っていく中で、大人になった時にどんな言語・文化的アイデンティティを持つようになるのか、不安もありますが楽しみでもあります。, 「ハーフ」という言葉が与える印象のような、半分〇〇で半分〇〇というような単純な配合でもないし、かといって胸を張ってどちらも100%持ってる「ダブル」です!と言えるかというとそうでもない。むしろ、世界的に見たら色んな要素を持っている人がほとんどなわけだから、あえてそういう人すべての心情にあてはまるような一つの言葉で呼ぼう、という方が無理があると思うのです。, 本当はそうやって、日本人かそうじゃないか、という目線で人を見ない社会が一番いいと思います。でも日本に暮らしている人は圧倒的に「日本人」の人が多いので、日本以外の血だったり文化が入っている人が目立ってしまうことは、もうどうしようもないことだと私は思ってます。, Is that a thing?の意味は「それは物ですか?」ではないよ!こなれた「Thing」の使い方, 「ハーフ」って失礼なの?!「ダブル」「ミックス」・・いい呼び方はどれなんだ?っていう話し. 横文字でなく、漢字でハーフの子供の事を指す場合、「国際児童」「国際児」というのが最も差別の無い言い方かもしれない。でも、子供ではなくて大人の場合は何て言えばいいんだろう? 日本では最初はとりあえず「ハーフ」と言い、その後に会話を続けていく中で「どこの国のハーフ? (なるほど。じゃアナタは日本人とのハーフなんですね)」と言われる事はあるかもしれないけれど。 言葉って不思議で、言葉本来の「意味」以外に、その言葉が「それまでどのように使われてきてきたか」によっても、その言葉を差別的だと感じるか・感じないかが違ってくるんだろうね。「混血」や「混血児」に関しては、戦後、米兵と日本人女性の間に生まれた子が蔑視的に「混血児」と呼ばれていた過去があるので、やっぱりその言葉に対して敏感になるのかもしれない。 本当は「ハーフ」「ダブル」「ミックス」「国際児童」などなどこういった言葉をあえてわざわざ使わなくてもよい時代が来れば一番いいんですけどね。ハーフが「私は日本人」と言っても相手から「え? ハーフが良くない言葉と言うのは聞いたことありますが。半分というのが失礼なのかなと感じます。ミックスは犬ではないし混血なんてハーフより失礼な言葉だと思います ダブルと言う言い方も違和感もあります。 ゆの 17/10/02 17:17 拍手する! !」とツッコミが入らなくなる時代。あ、でもそういう時代になったらもうこの連載、成り立ちませんね(笑)。 」というふうに初めて国名に触れることが多いように思う。で、私の考え過ぎかもしれないけれど、「ハーフ」っていう言葉自体は横文字なのに、その使い方はとっても日本的だと思うのね。つまり「ハーフ」は、その人が「半分日本人」&「半分外国人」だという事だけを表していて、日本以外の半分が「どこの国」なのかにまでは触れていない、ということ。これは「ウチの人(内側の人つまり日本人)」&「ソトの人(外側の人つまり外国人」というふうに、とりあえず内と外を分けたがる発想からきているのかな、なんて勝手に思ってみたり。 2017.08.15 そう考えると今「ダブルか? 単純に2つだけじゃなくてたくさん色んな遺伝子が入っている人がたっくさんいます。 あとは戦後を思い出させる「混血児」や「混血」という言葉が入った言い方も微妙だなあ。子供の頃に、ある学校から「ウチの学校では混血のお子さんは日本人クラスには入れないことになってるんですよ」という言い方をされたことがあって(正確には私自身ではなく親が言われた)、今思うとこの発言は悪い意味でスゴイなあ、と思う。丁寧なんだか丁寧じゃないんだか、なんだかよくわからない言い方だな、って。だって「お子さん」という言い方は丁寧だけど、その前に来る「混血の〜」っていうのが…ちょっとね。「混血のお子さん」。うん、かなりビミョーです。 確かに国際結婚家庭の子どもの呼び方よりも、自分自身のアイデンティティーを持つことの方が大事と言えるかも知れませんね。, 私自身も国際結婚をして3人の子どもを育てている立場ですが、実のところ「ハーフ」、「ダブル」、「ミックス」のいずれも呼称もピンと来ないと言いますか、何となく違和感を感じてしまい、あまり積極的には使いたくないというのが本音です。(……とか言いながら、このコラムの中では、ばんばん使っていますが・笑), 例えば、お隣の国・韓国。やはり、日本と同じように国際結婚が増えるに従い、ハーフの子どもも増加傾向にあります。かつて、韓国ではこうしたハーフの子どもは「混血児」と呼ばれることが一般的でしたが、国際結婚家庭やハーフ子どもの増加に伴い、新たに「多文化」という言葉が生まれ、定着したのです。よって、国際結婚家庭は「多文化家庭」、ハーフの子どもは「多文化子女」と呼ばれます。私個人としては、この「多文化」という言葉はなかなかいいのではないかなと思います。, これまでにも他の「ハーフ」に関連したトピックの中でも述べてきましたが、「ハーフ」の人たちは自分たちに対する「呼び方」、「外見」や「言語」などあらゆる面において特別視されることに違和感を感じている人が多い印象を受けます。アメリカやヨーロッパであれば国籍が違う両親を持つ子どもへの特別な呼び方やこだわりは少ないよう感じます。, 1.国際結婚の両親の間に生まれた子どもは「ハーフ」、「ダブル」、「ミックス」などと呼ばれることが多い。, 2.「ハーフ」という言葉は「半分」を意味し、「半人前」という印象から、これに代わって「両親の2つの国籍や文化を持つ」という意味合いのもと「ダブル」や「ミックス」という呼び方もされるようになった。, 3.実際の「ハーフ」の人たちはこうした呼び方に対し、違和感や不快感を感じている人もいる。, 4.大事なことは「ハーフ」であるか否かではなく、「自分は●●人だ」というアイデンティティーをきちんと持つこと。, 「呼び方」をあれこれ議論するよりも、「ハーフ」の人たちが自分たちの出自に誇りを持ち、自分らしく生きられることが大事と言えるでしょう。. まあドイツ語の場合、国名を入れるのは単に文法上の問題なのだけれど、どうせ「ハーフ」って言うのなら「Halbjapaner, Halbjapanerin」というふうにちゃんと「国名付き」 のハーフのほうが分かりやすいのは確か。 ハーフか? もしかしたら生粋が一番だと思っているネオナチ?」なんて思われちゃうな、たぶん。なので、ドイツで自分のバックグラウンドについて説明をする時は「Meine Mutter ist Japanerin und mein Vater ist Deutscher.(私は母が日本人で父がドイツ人です)」というふうに説明するのが一番自然かもしれない。それを受けて「Ach so, dann sind Sie ja Halbjapanerin. 私は今日本に住んでいるが、初対面の人からよく「どこの国の方ですか?」と聞かれる。そこで「日本とドイツです」と答えると「あ、ハーフなんですね。」と返ってくる。最近は、その後に「あ、ハーフって失礼でしたか?ダブルって言わなきゃいけないんですよね?」って言われることが多くなった。なので最近、同じ混血仲間(あえてこう言わせてください)で集まると「『ハーフ』っていう言い方と『ダブル』っていう言い方のどっちがしっくり来る?」なんて話している。 「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」制定にあたって、平成16年9月から平成16年12月までに寄せられた「障害者差別に当たると思われる事例」を取りまとめたものです。 ほんとに色んな要素によって、その人の言語と文化のアイデンティティは違ってきます。もちろん、まったく同じルートで育ってても個人差というのもあるので、一人一人違って当然です。そうやって複数の国の中で育った子供たちは、兄弟間でもアイデンティティに差が出ることも珍しくないです。, 「出身はどこですか」「何人なんですか」と聞かれても、迷ってしまって答えられないという複雑な文化的アイデンティティの人はたくさんいます。, 日本で活躍している「ハーフタレント」とよばれる人たちの中にも、生みの親は片方がアメリカ人だったけど幼い頃に両親が離婚して日本で日本人の母親に育てられたので、日本語しかしゃべれないし日本以外の国に行ったこともない。でも見た目が外国人ぽいので英語がしゃべれると思われたりする。という人もいっぱいいますよね。, そういう人の多くには、 そもそも、「ハーフ」という呼び方以外に「ダブル」だの、「ミックス」だのという呼び方が出て来た背景には、どのようなことがあったのでしょうか? 横文字以外に適切な言い方が思い浮かばない。 2018.11.03 混血(こんけつ)とは、生物を分類するにあたり異なると考えられている枠組みに属する親どうしの間に子が生まれること。特に人間を指してこのように呼ぶ場合は、人種・民族等の区別が前提となる。, 人間の場合は人種または民族の異なる父母の間に子が生まれることを指す。人種・民族といった範疇を血液に象徴させ、「血と血が混ざり合う」と表現した語だが、実際に混ざり合うのは遺伝子である。ただし、人種・民族ともに生物学的に定義することは難しい。したがって、混血とは生物学的な概念というより、形質的・文化的な特徴と傾向に基づく主観的な概念である。対照的に、「純血」という語がある。, 現在残っているヒトはすべて同じ生物種のホモ・サピエンスであり、完全な交配が可能である。人種の違いはわずかな遺伝形質(皮膚の色や髪の色・顔つき・体格など)の組み合わせによる差異であり、民族は本質的に文化によって構築され、区別されている。このため、ヒトの混血とはあくまでも同じ種の内部における概念と考えられる。しかし、ヒトは社会的動物であり、各々の人種・民族の単位で結束が固い社会にあっては、または封建的な社会において所定の氏族が政治的・社会的に優位に立っている場合などには族内婚で生まれた子供に比して、混血の人々が差別の対象とされやすい。また、特に双方の人種・民族の間に深い軋轢のある社会においては、混血の立場にある人の社会的地位が問題になる場合がある。一方で、相互の人種・民族間において友好関係がある場合や、一方の人種・民族にもう片方の人種・民族が憧憬を抱いている場合、混血者は尊重や憧憬の対象とみなされるケースもある。, もっとも、外見上の特徴とは別に、混血の人々のアイデンティティーの根幹をなす「文化同一性」[1]や、一つの民族・国家への「帰属意識」といったものは遺伝されず、教育の方針・過程やその他環境により各人各様に決定される。例えば、互いに同等な出自条件であっても、つまり、それぞれの持つ出身地と父母の出身地・人種ないし民族的出身が同様であっても、互いにまったく違う文化同一性が形成されることがある。, なお、二通りの人種・民族だけではなく、何種類の人種・民族から生まれる場合も混血という。特に古くから国際的な交易があった地域または他民族の流入が激しかった地域では、人種・民族などの混合や交流がみられる。この場合は、自身の系譜の一部を占める民族である民族的なルーツを模索し、自らの価値観や好みに沿う文化を選択するケースもある。, 日本では一般に「ハーフ(Hāfu)」と呼ばれる。「ハーフ」という呼称は、横浜で生まれ育った作家、北林透馬が1930年に発表した小説『街の國際娘』で初めて使用された[2]。戦後、1960年代からは横浜以外の地域にも広まり始め[3]、当時のザ・ゴールデン・カップスやその後1970年代に活躍した「ゴールデンハーフ」というハーフ女性のアイドルグループの名称から全国的に広まったとされる。そのため、初期は「ハーフ」といえば女性を指していると解する人もいた。また、主に日本籍者と外国籍者の子供、その中でも日本籍者と欧米系白人の子供を指す場合が多かった(ただし、現在でも単に「ハーフ」と言った場合は大抵このパターンを指す)。白人以外との「ハーフ」は、人種や国名を前につけて表現される場合が多い。, 日本において特に社会的に注目されるようになったのは、戦後、イギリスやアメリカなどの連合国軍兵士との間に生まれた人々(GIベビー)である。当時は「混血児」や「あいのこ」と呼ばれ、その母親が水商売や当時パンパンと言われる売春婦を行っている場合のみならず、占領軍施設や占領軍向けの小売店などで働く女性が、兵士と自由恋愛の末に出産をしたケースも含めて、周囲から差別やいじめを受けた。, やがて、差別やいじめの起因となることから「混血児」という呼称の使用は避けられるようになった。1972年、沖縄県が日本政府の施政下に戻ったとき、ここでもアメリカ人の間に生まれた混血児が注目された。以降、軍事基地と関わる社会問題として語られることが多く、その文脈で語ることは沖縄の当事者にとって不名誉な烙印ともなっている。, 1980年代初頭には、無国籍問題などで注目されたが、1984年の国籍法改正により、無国籍問題として注目されることはなくなった。1980年代以降、国際結婚で生まれた子供ということから、一部から「国際児」という呼称も使われ始める[4]が、現在は教育学の研究者が主に用いている。, 1990年代に入り、「ハーフ」という呼称の語源に「半分」という意味があることから、差別用語ではないかとの意見が現れた。そして、2つのルーツを持つという意味から「ダブル」という呼称を採用しようとする動きが一部の親などから出始めた。しかし、「ダブル」と言う呼び方は、「実際には一つの文化のもとに育った人や、3つ以上のルーツを持つ人に当たらない表現である」と考える人も多い。, 1998年、沖縄県にアメラジアン・スクール・イン・オキナワ(AASO)が出来たことにより、それ以降、在日米軍の関係者と地元女性との間に生まれた子供について「アメラジアン(アメリカン+アジアン)」と呼ばれることがあるが、これも特別な呼称を付けること自体に批判がある。なお、「ハーフ」と呼ばれる人を片親に持つ人は「クォーター(quarter)」とも呼ばれる。, 日本は人種・民族に関する人口統計を行っていないため、混血者の割合を求める場合は親の国籍による。しかし、国籍は法的な概念であり人種・民族とは必ずしも一致しないため、個別事例をみるときに注意が必要である。, 厚生労働省の調査では、2006年に生まれた新生児約110万人のうち、少なくとも片親が外国国籍の子供が35651人と約3.2%を占めることが、2008年8月4日の東京新聞などで報道された。その中で、両親とも外国国籍の子供は約9000人とあり、これを差し引いた約26600人の新生児が日本国籍と外国国籍の両親との間に生まれた子供ということになる。夫が日本人、妻が外国人という組み合わせが約36000組と圧倒的に多く、うち妻の国籍は中国、フィリピンがそれぞれ3分の1。6分の1が韓国・朝鮮で、以下タイ、ブラジル、アメリカと続く[5]。, なお日本国籍は父母のいずれかが日本人であれば取得できるが、国籍法第14条第1項(多重国籍者国籍選択制度)により、外国及び日本の国籍を取得した時が20歳未満のときは、22歳までに(出生時の場合は22歳の誕生日までに)、取得が20歳の誕生日以降であったときは取得時から2年以内に、他国の国籍を離脱する努力義務を負う(罰則はない)。同時に外国の国籍を持ちたい場合には、対応は当該国家により様々である。, 日本社会では単に「ハーフ」と呼ばれる人々も、世界(ここでは主に欧米圏)では様々な名称で呼ばれ区別される。英語圏ではmultiracial, mixedなどの語が使われる。日本社会で一般的に「ハーフ」と呼ばれる日本(アジア)人と欧米系白人の混血は「ユーラシアン」と呼ばれ、欧米系白人とアフリカ系黒人の混血は「ムラート」と呼ばれている。また、欧米系白人(特にスペイン人)とインディオとの混血は「メスティーソ」と呼ばれ、ラテンアメリカでは人口の多くをメスティーソが占める国も少なくない。同じくラテンアメリカでは黒人とインディオの混血は「サンボ」と呼ばれる。, 奴隷制度があった時代のアメリカでは、ワンドロップ・ルールというものが使われていた。これは、僅かでも黒人の血が入っていれば例え白人の血の方が圧倒的に濃くても黒人に分類されるという考えである。その為、白人と黒人の間に生まれた子供も多くが奴隷として売られていった。(例えば、第3代アメリカ合衆国大統領トマス・ジェファーソンが所有する奴隷であったサリー・ヘミングスは、4分の1だけ黒人の血を引いていたが、外観はほとんど白人に近く、真っ直ぐな髪を背中に垂らしていた[6]。)ケニア出身の黒人の父とアメリカ出身の白人の母を持つバラク・オバマが「アメリカ史上初の黒人大統領」と呼ばれている事からも分かるように、奴隷制度が無くなった現代でもこの考えは無くなってはおらず、有色人種と白人の間に生まれた子供は有色人種に分類される事が多い。なお、アフリカ系アメリカ人は他国のアフリカ系に比べると混血化が進んでおり、平均すると25%程度に白人の血が混じっていると言われている。, パラグアイでは、国民の90%以上が、日本人と同じモンゴロイド系であるグアラニー人などのインディヘナの血が強い、スペイン人との間の混血(メスティーソ)である。これは、征服当初この地に住んでいたグアラニー人が、やってきたスペイン人と同盟して他のインディヘナを打ち破る過程で両者が積極的に混血を受け入れたこと、また、初代国家元首フランシア博士が政策的に異人種間の通婚を推奨、強制したためである。そのため現在のパラグアイ人は「グアラニー」の血を引くことを誇りに思っていて、小柄でアジア的な風貌の人も少なくない。, ナチスドイツ時代のドイツではアーリア人とその他の人種との混血が禁じられ(Rassenschande)、避妊手術を条件にドイツ人との結婚が例外的に認められた日本人歌手田中路子の例などがある。アメリカ合衆国でも1960年代後半まで白人とその他の人種との婚姻が16州で法的に禁じられ、サウスカロライナ州のボブ・ジョーンズ大学では聖書に反するとして2000年まで異人種間(白人と非白人)の交際すら禁止されていた。, Thomas Jefferson and Sally Hemings: An American Controversy by Annette Gordon-Reed, p.160, BC級戦争犯罪の廉で処刑された朝鮮人の父と、家族のため苦界に身を沈めた日本人の母との間に生れた人物の生涯が描かれている。, 昭和55年10月27日の参議院での「沖繩県における国際児(混血児)に関する質問主意書」(喜屋武眞榮), 30人に1人 親が外国人 06年 日本生まれの子 厚労省調査 過去最高に(東京新聞、2008年8月4日), https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=混血&oldid=80412884, ※1:インドネシア・マレー人種の古モンゴロイド的特徴はオーストラロイドとの混血によるものとする。 ※2:肌の色による人種分類の類縁関係は科学的に否定されている。. 6月5日(土)の2時から「ハーフのアイデンティティー」について、ドイツ文化会館でパネルディスカッションをします。私、サンドラも参加いたします。詳細はこちら 1: なるほどな名無しさん 19/12/12(木)07:57:55 ID:lBc ハーフ当人らは正直なんとも思ってないんやが 2: なるほどな名無しさん 19/12/12(木)07:58:23 ID:aBi 半分だからじゃない?しらんけど 6: なるほどな名無しさん 19/12/12(木)07:58:53 ID:lBc >>2いや別に半分な 横文字以外に適切な言い方が思い浮かばない。 ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴12年、著書に「浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ」(光文社)など5冊。自らが日独ハーフである事から、「ハーフ」について詳しい。ちなみにハーフに関する連載は今回が2回目。趣味は執筆と散歩。目黒川沿いや碑文谷をよく散歩している。, Copyright © ドイツ大使館 Deutsche Vertretungen in Japan All Rights Reserved.|Login.