わんわん物語の原案は1937年、ウォルト・ディズニー・プロダクションのスタッフであったジョー・グラントによって作成された。 グラントはウォルト・ディズニーを自宅に招いた際に、飼っていた アメリカン・コッカー・スパニエル のスケッチを見せた [5] 。 『わんわん物語』(わんわんものがたり、原題:Lady and the Tramp)は、1955年6月16日公開のディズニーによるアニメーション映画。原題Lady and the Trampを直訳すると「お嬢様と風来坊」という意味である。当初は「貴婦人と浮浪者」という邦題で公開予定だった[4]。, わんわん物語の原案は1937年、ウォルト・ディズニー・プロダクションのスタッフであったジョー・グラントによって作成された。, グラントはウォルト・ディズニーを自宅に招いた際に、飼っていたアメリカン・コッカー・スパニエルのスケッチを見せた[5]。ウォルトはこのスケッチを気に入り、ジョーにこの犬を主人公にしたストーリーボードを作成してみてはどうかと提案する[5]。それ以来1940年代初めの頃までグラントとディズニーのスタッフたちはこの犬を主人公にした物語を作っていた[5]。このとき作成されたストーリーボードにはすでにレディや2匹の猫を飼っている意地悪な義理の母や赤ん坊を狙うネズミなどが登場していた[5]。, グラントたちが作成したストーリーボードをウォルトが見たのは1943年である[5]。しかしそのストーリーボードはウォルトを満足させるものではなく、プロジェクトは棚上げされた[5]。, その数年後、ウォルトはCosmopolitan誌に掲載されていたウォード・グリーンの短編小説"Happy Dan, The Whistling Dog"を読み、「この小説に書かれているような気ままに生きる犬をグラントのストーリーに登場させればおもしろくなるのではないか」と考えた[5]。しかし、1949年にジョー・グラントはウォルトとの意見の相違からウォルト・ディズニー・プロダクションを退社してしまう(1980年代にグラントはディズニーに復帰する)[5]。その後、ウォルトはウォード・グリーンに自分たちが進めているプロジェクトを説明し、レディとトランプを主人公とした小説の執筆を依頼する[5]。1953年に出版されたこの小説が原作となったため、原案を作成したのがグラントであるにもかかわらず、彼の名前はこの映画にクレジットされていない[5]。, それまでのディズニー映画は『白雪姫』や『ピノキオ』といった童話が原作だったが、本作は完全オリジナルストーリーである。『わんわん物語』のDVDの特典映像「メイキング・オブ『わんわん物語』」にて、映画プロデューサーのドン・ハーンは「原作に縛られることがなかったため、より自由な発想で作ることができたのだろう」と考察している[5]。初期の脚本ではニップとタックという名前の双子のシャムネコが登場し、それが後にシーとアムになる。レディの恋人となる野良犬の名前についても当初はホーマーやボーゾーなどの案があったが、ウォルトがトランプと名付けた[5]。, 英語の"Tramp"には「浮浪者」や「売春婦」といった意味もあり、周囲からは名前を変えるように多くの反対意見が出たがウォルトは自説を曲げなかった[5]。, 長編アニメーション映画初のシネマスコープを使用し配給もRKOからブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントとなる等、大きな話題になり試行錯誤の末、およそ20年の歳月と300人のアーティスト達の手によって完成した(構想は1937年だが実際に制作が開始されたのは1951年だった)。なおこの頃、ウォルトはディズニーランド設計及びテレビ番組・『ディズニーランド』出演の為、あまり本作に集中出来ず脚本家のアードマン・ペナーと総監督のケン・ピーターソンが共同で支えていた。『シンデレラ』から続いたウィルフレッド、ハミルトン、クライドの3人共同監督の最終作となった。, トランプとレディがスパゲッティを食べている最中に偶然キスをするシーンは有名であり、イギリスのTotal Film誌が選出した「映画史に残る最高のキスシーン50」では第8位に選ばれた[6]。当初ウォルトは犬がスパゲッティを食べるというこのシーンに対して否定的だったが、フランク・トーマスが作成したアニメーションを見て考えを変えた[5]。, ニューイングランドに住むダーリングへのクリスマス・プレゼントとしてディア家にやってきたコッカー・スパニエルのレディ。夫妻の愛情を一身に受けていたが、二人に子供が生まれる。レディは変化に戸惑いつつも赤ん坊を見守る。, ある日、夫婦の旅行中にベビーシッターとして猫好きで犬嫌いのセーラおばさんがやってきたため家を飛び出したレディは、野良犬のトランプに助けられる。, 生まれも育ちも異なる2匹であったが、やがて互いに惹かれ合うようになる。しかし、レディが保健所に捕まってしまう。, 1956年には、映画館での公開に併せてラジオ東京の『カネボウ・ディズニー・アワー』枠にて、ラジオドラマ版も放送された。製作には当時、ディズニー映画の日本語吹き替え制作に携わっていた永六輔や、三木鶏郎を中心とした作家グループの冗談工房、KR文芸部、効果団が協力。総指揮はディズニー技術部長のジョン・カッティング(John A Cutting。ジャック・カッティングとも[11])。出演者は一部を除いて映画版と同一キャストとなっている[12]。この作品ではブルドッグを、当時社会党書記長の淺沼稻次郎が演じている[13][14]。, 『わんわん物語II』(原題:Lady and the Tramp II: Scamp's Adventure)は2001年制作のビデオ作品。, 1910年のニューイングランド。明後日は独立記念日。前作から半年たちジムの子供やレディとトランプの子供たちは大きくなり幸せな毎日を送っていた。しかし、スキャンプだけは違い毎日の生活に退屈を感じていた。スキャンプは部屋を汚し、罰として鎖に繋がれた。その時廃品置き場の犬たちやエンジェルと会い野良犬として生きる道を選んだ。そこには楽しそうに暮らす野良犬たちがいた。そんな時父親のトランプの過去を知る。, ディズニーが2019年11月にサービス開始を予定しているストリーミング配信サービス「Disney+」の目玉コンテンツとして、『わんわん物語』実写映画の制作を検討していることが2018年3月に報じられ[16]、2019年8月に予告編が公開された[17]。, 監督はチャーリー・ビーンで、トランプ役で出演する犬はアメリカ・アリゾナ州の保健所で救助された保護犬「モンテ」が起用された[17][18]。, アメリカではDisney+のサービス開始と同時に配信を開始[17][18]。日本でも2020年6月11日の同サービスの開始と同時に配信を開始[19]。, 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)129頁, 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)221頁, 『わんわん物語』ダイヤモンド・コレクション 特典映像「メイキング・オブ『わんわん物語』」より, そもそも大ネズミが侵入したのは、おばさんが赤ちゃんの部屋の窓が開けっ放しだったことに気がつかなかったことが原因である。. 全競技最後の最後の大トリで初陣を飾りました. DISNEY CHARACTER VOICES INTERNATIONAL, INC. わんわん物語は新潟市西区にあります。 営業時間やお店の場所をご案内します。 店内の写真もありますので、ぜひご確認ください。 ペットショップ わんわん物語. 9席頂きました. (C)DISNEY 1955年6月16日、今から半世紀以上も前に公開されたディズニー不朽の名作「わんわん物語(Lady and the Tramp)」。裕福な家庭で生活している血統書付きのレディと、野良犬のトランプの恋の物語です。レディとトランプがスパゲッティを食べるシーンは有名ですね。 #わんわん物語に関するブログ新着記事です。|☆来年のスケジュール帳☆ダイソーで(ฅ'ω'ฅ)|今週の特集 BTS.E-girls弁当・わんわん物語おにぎり|★ わんわん物語 新商品|★ わんわん物語 新商品|【みんなのあねご】『わんわん物語』おにぎり特集 Nynaなんとシーズン犬の中でも最後. 『わんわん物語』(わんわんものがたり、原題:Lady and the Tramp)は、1955年6月16日公開のディズニーによるアニメーション映画。原題Lady and the Trampを直訳すると「お嬢様と風来坊」という意味である。当初は「貴婦人と浮浪者」という邦題で公開予定だった[4]。, わんわん物語の原案は1937年、ウォルト・ディズニー・プロダクションのスタッフであったジョー・グラントによって作成された。, グラントはウォルト・ディズニーを自宅に招いた際に、飼っていたアメリカン・コッカー・スパニエルのスケッチを見せた[5]。ウォルトはこのスケッチを気に入り、ジョーにこの犬を主人公にしたストーリーボードを作成してみてはどうかと提案する[5]。それ以来1940年代初めの頃までグラントとディズニーのスタッフたちはこの犬を主人公にした物語を作っていた[5]。このとき作成されたストーリーボードにはすでにレディや2匹の猫を飼っている意地悪な義理の母や赤ん坊を狙うネズミなどが登場していた[5]。, グラントたちが作成したストーリーボードをウォルトが見たのは1943年である[5]。しかしそのストーリーボードはウォルトを満足させるものではなく、プロジェクトは棚上げされた[5]。, その数年後、ウォルトはCosmopolitan誌に掲載されていたウォード・グリーンの短編小説"Happy Dan, The Whistling Dog"を読み、「この小説に書かれているような気ままに生きる犬をグラントのストーリーに登場させればおもしろくなるのではないか」と考えた[5]。しかし、1949年にジョー・グラントはウォルトとの意見の相違からウォルト・ディズニー・プロダクションを退社してしまう(1980年代にグラントはディズニーに復帰する)[5]。その後、ウォルトはウォード・グリーンに自分たちが進めているプロジェクトを説明し、レディとトランプを主人公とした小説の執筆を依頼する[5]。1953年に出版されたこの小説が原作となったため、原案を作成したのがグラントであるにもかかわらず、彼の名前はこの映画にクレジットされていない[5]。, それまでのディズニー映画は『白雪姫』や『ピノキオ』といった童話が原作だったが、本作は完全オリジナルストーリーである。『わんわん物語』のDVDの特典映像「メイキング・オブ『わんわん物語』」にて、映画プロデューサーのドン・ハーンは「原作に縛られることがなかったため、より自由な発想で作ることができたのだろう」と考察している[5]。初期の脚本ではニップとタックという名前の双子のシャムネコが登場し、それが後にシーとアムになる。レディの恋人となる野良犬の名前についても当初はホーマーやボーゾーなどの案があったが、ウォルトがトランプと名付けた[5]。, 英語の"Tramp"には「浮浪者」や「売春婦」といった意味もあり、周囲からは名前を変えるように多くの反対意見が出たがウォルトは自説を曲げなかった[5]。, 長編アニメーション映画初のシネマスコープを使用し配給もRKOからブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントとなる等、大きな話題になり試行錯誤の末、およそ20年の歳月と300人のアーティスト達の手によって完成した(構想は1937年だが実際に制作が開始されたのは1951年だった)。なおこの頃、ウォルトはディズニーランド設計及びテレビ番組・『ディズニーランド』出演の為、あまり本作に集中出来ず脚本家のアードマン・ペナーと総監督のケン・ピーターソンが共同で支えていた。『シンデレラ』から続いたウィルフレッド、ハミルトン、クライドの3人共同監督の最終作となった。, トランプとレディがスパゲッティを食べている最中に偶然キスをするシーンは有名であり、イギリスのTotal Film誌が選出した「映画史に残る最高のキスシーン50」では第8位に選ばれた[6]。当初ウォルトは犬がスパゲッティを食べるというこのシーンに対して否定的だったが、フランク・トーマスが作成したアニメーションを見て考えを変えた[5]。, ニューイングランドに住むダーリングへのクリスマス・プレゼントとしてディア家にやってきたコッカー・スパニエルのレディ。夫妻の愛情を一身に受けていたが、二人に子供が生まれる。レディは変化に戸惑いつつも赤ん坊を見守る。, ある日、夫婦の旅行中にベビーシッターとして猫好きで犬嫌いのセーラおばさんがやってきたため家を飛び出したレディは、野良犬のトランプに助けられる。, 生まれも育ちも異なる2匹であったが、やがて互いに惹かれ合うようになる。しかし、レディが保健所に捕まってしまう。, 1956年には、映画館での公開に併せてラジオ東京の『カネボウ・ディズニー・アワー』枠にて、ラジオドラマ版も放送された。製作には当時、ディズニー映画の日本語吹き替え制作に携わっていた永六輔や、三木鶏郎を中心とした作家グループの冗談工房、KR文芸部、効果団が協力。総指揮はディズニー技術部長のジョン・カッティング(John A Cutting。ジャック・カッティングとも[11])。出演者は一部を除いて映画版と同一キャストとなっている[12]。この作品ではブルドッグを、当時社会党書記長の淺沼稻次郎が演じている[13][14]。, 『わんわん物語II』(原題:Lady and the Tramp II: Scamp's Adventure)は2001年制作のビデオ作品。, 1910年のニューイングランド。明後日は独立記念日。前作から半年たちジムの子供やレディとトランプの子供たちは大きくなり幸せな毎日を送っていた。しかし、スキャンプだけは違い毎日の生活に退屈を感じていた。スキャンプは部屋を汚し、罰として鎖に繋がれた。その時廃品置き場の犬たちやエンジェルと会い野良犬として生きる道を選んだ。そこには楽しそうに暮らす野良犬たちがいた。そんな時父親のトランプの過去を知る。, ディズニーが2019年11月にサービス開始を予定しているストリーミング配信サービス「Disney+」の目玉コンテンツとして、『わんわん物語』実写映画の制作を検討していることが2018年3月に報じられ[16]、2019年8月に予告編が公開された[17]。, 監督はチャーリー・ビーンで、トランプ役で出演する犬はアメリカ・アリゾナ州の保健所で救助された保護犬「モンテ」が起用された[17][18]。, アメリカではDisney+のサービス開始と同時に配信を開始[17][18]。日本でも2020年6月11日の同サービスの開始と同時に配信を開始[19]。, 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)129頁, 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)221頁, 『わんわん物語』ダイヤモンド・コレクション 特典映像「メイキング・オブ『わんわん物語』」より, そもそも大ネズミが侵入したのは、おばさんが赤ちゃんの部屋の窓が開けっ放しだったことに気がつかなかったことが原因である。.