私たちは常に色々なマナーの中に生きています。, 例えば、自分とは年の離れた50代のおじさんが若者言葉を知っていたらうれしいし、親近感が湧きますよね?, ズボンを腰下まで下げることを僕たちは「腰パン」と言いますが、40代のおじさん達は「腰履き」と言います。, しかし、反対に40代のおじさん達にとっては「腰履き」がスタンダードで「腰パン」には違和感があります。, やはり、ビジネスの世界に足を踏み入れるのであれば、ビジネスにおける暗黙のルールを守っていかないといけない気がします。, ビジネスマナー研修に限らず研修全てに言えることですが、こういったレクチャーは受け身になった瞬間に効果は大きく下がります。, ここで注意したいのは、研修当時においては受け身な姿勢は大きく評価されるということです。, ところが、この姿勢が評価されるのは研修当時だけであって、実際の現場においてはあまりよい姿勢ではありません。, 実際の現場では、懇切丁寧に教えてくれる人もいなければ、いちいち質問している時間もありません。, 逐一確認を取ること(報連相)は、非常に大事なことですが、いちいち答え教えて人間は面倒くさい以外の何者でもありません。, 答えは自分で出していかなくてはいけませんし、模範解答はなくベターな答えを探していかなくてはなりません。, 研修中のまじめな空気が伝染して、知らず知らずの内に受け身な姿勢が出来上がらないように意識する必要は大いにあります。, 新入社員研修の初日から通勤ラッシュとは多かれ少なかれ付き合っていかなければならなくなります。, 幸いなことに入社式というのは開始時間が10時と一般的な始業時間より1時間遅く、入社式会場に向かう新入社員による混雑はあれど通勤ラッシュ程ではありませんでした。, そんな訳で、入社式の翌日・研修初日の今日からが通勤ラッシュとのお付き合い初めになります。, 加えて、研修会場の最寄り駅に着いた際に身だしなみや髪形を確認することもあるかもしれないので、特に時間には余裕をもっておいた方がいいでしょう。, 就活時代にさんざん聞いた会社の事業説明から、とりあえず指導はしましたよという証拠を残すためのコンプライアンス・情報セキュリティ研修、難しい保険や年金の話と、眠気を誘うイベントのオンパレードです。, 研修中に寝ている人もチラホラいましたが、眠気との闘いに負けないようにがんばりましょう。, 寝ているところを見られて公開処刑なんてことになったら、今後肩身の狭い思いをするかもしれません。, 4月というとヒートテックをまだ着てようか卒業しようか悩み始める時期になるかと思いますが、着ていった人も研修前にはトイレで脱いでおくことをおすすめします。, 新入社員研修では、席が隣になった人やワークで同じグループになった人には積極的に声をかけた方がいいかと思います。, 極端に言えば、席が変わるたびに知り合いの同期が増えていくのでとてもうれしいことでしょう。, 初対面で話しかけるのは中々勇気がいることですが、そこは恐れず自分から積極的に声をかけてみる努力は必要です。, 研修が進んでいくと、次第にグループが出来てくるのは中学・高校・大学と歩んできた歴史をたどれば明白なので、初めの内に交友関係は広げておくことをおすすめします。, 入社式でも役員の方々からのメッセージはありましたが、研修初日でも役員からのメッセージがあります。, どの役員からのメッセージかは会社の企業体系や規模にもよるかと思いますが、規模の大きい企業であるほど入社式とは別の役員がメッセージをくれます。, いつの時代も口だけ達者で何もしない人はいますが、そういう人は社会人になって苦労することでしょう。, 僕としては成果=作業量×習慣化が勝利の方程式なので、意志の力を勘定に入れる考え方には反対です。, ただ、新卒で入社してきた半ば大学生の人々に「ひたすら手を動かせ」と言ったところで「ブラックなこと言ってるなぁ」としか受け取られない可能性もあるので、役員としてはこう言うしかないのかもしれませんね。, ただ、これに関しては言うは易し行うは難しで、間違ったルールもかなり広い範囲で許容していかないといけないんですけどね。, 毎日勉強しなくてはいけないのに、さらにテストもあったらキャパが間に合いません。大事な土日を研修の予習復習で終える人も少なくないはず。, 長いところでは1カ月~2カ月ほどつづく新卒研修ですが、研修の最後には必ずといっていいほど試験があります。, 会社にとって一番都合がいいのは会社に従順な勤め人を増やすことです。ですから、ムダに自信をもたれては困るのです。, 自信をつけて、会社以外のところで働かれてしまっては、会社に従順な勤め人を増やすことはできません。, ですので、新卒研修では主に「謙虚さ」や「相手に失礼がないこと」「他人のせいにしないこと」が教え込まれます。, 当然テストでも自信をもたれないよう難易度は高めに設定されています。点数を取らせないようにして「君たちはまだまだ何もできない」という暗示をかけにいきます。おそろしいものですね。, 研修テストは、基本的には研修で学んだことをベースに作られます。形式としては、知識を問う選択問題であることが多いです。, そのため、このテストの結果次第では配属が希望通りになることもあれば、希望が通らないこともあります。, どうしても行きたい部署、行きたい支店がある人は、新卒研修のテストは真剣に受けた方がいいでしょう。あまり関係ないと思いますが。, というのも、新卒研修の試験は知識を問う選択問題のため、内容をなんとなく覚えているだけでも点が取れないということはありません。, また、テスト独特のひっかけ問題もあったりするので、その辺の耐性がある人は知識があるなしに関わらず点は取れるかもしれません。, テストの結果に一喜一憂していても仕方がありません。大事なのは、専門知識や技術力を高めることです。, 専門知識や技術力があれば、実業務に役立つだけでなく、会社の外で稼げる可能性が出てきたり、より良い条件の会社にキャリアアップを狙うこともできます。, 逆に、テストの点数がよかったからといってうれしいかもしれませんが、実業務が首尾よくできる保証もなければ、テストはテストでしかありません。, 新卒研修はもともと難易度が高めに設定されているので、真剣に勉強していてもついていくのがやっとということがあります。, 研修会社も新卒が理解できているかに興味はなくて、もっともらしい研修ができていればそれでいいと思っています, 会社の人事もまた然り 最後に「とにかく同期全体の仲がすごくいい。その理由は……」とプレゼンし、彼らにとって24名の仲間がとても大切な存在になったのだということが温かく伝わって…泣けました!, 成果発表会の最後に、小倉社長からの講評です。まずは、今年度の研修を牽引した2名の若いリーダーへの賛辞。自身の新人時代を振り返りつつ、今でも同期会を続けているというエピソードを紹介しながら、「とにかくみんなが仲良くなれたことが良かった」という言葉を、新入社員たちに送りました。