また、ドキュメンタリー「『ポニョ』はこうして生まれた。」では、鞆の浦で映画の構想を練る姿が収録されている。, 宮崎: 宮さんがあの歌を聴いて「これはエンディングの方がいい」って言い出したんですよ、「そうすればお客さんが幸せな気持ちで家に帰れる」って。むしろ宮さんは、エンディングにあの歌が流れることが成立するように、ストーリーを考えていった。久石さんの名誉のために言うと、一つの曲が本作のストーリーに影響を与えた、とも言えます。, カエルをキャラクターとして成立させることができず、金魚に変更された。 宮さんは最初、宗介っていうキャラを描いた時は「5歳の時の吾朗だ」って言っていたんだから。それは今、本人に言っても否定するけどね。どういうことかと言うと、宮さんはまさか吾朗君が映画を作るとは思っていなかった。宮さんとしては「なんであいつは、こんなことになっちゃったのかなあ」という想いがあって、5歳の時の吾朗君にもう一回会って話してみたい、というのがあるらしいんだよね。, 最初は吾朗君だったと思うけど、途中からはあるスタッフの息子さん。この子が、ある時期毎週ジブリに遊びに来ていたんだけど、宮さんは彼を観察して、参考にしていましたね。折り紙のシーンなんて、実は彼のエピソードそのままだし。映画を観たらびっくりするんじゃないかな(笑)。, 宮崎: 明確なモデルではないが� 『水グモもんもん』は、水中の自然描写や水グモの生態などが、後の『ポニョ』の海中シーンにリンクしていく。作画は、『水グモ』と『ポニョ』共に田中敦子氏が担当している。 また、映画ではワルキューレの第3幕の音楽「ワルキューレの騎行」が引用されている。, 宮崎駿監督いわく「発展途上の母親というか、幼い子どもを持った若い女性」とされている。 レコーディングの時に、監督もいて「所さん、ちょっとやってみてくださいよ」と言われたので、「オォ?」とやりましたけれども。でも、これは意識して観ない方がいいと思いますよ。, 水没した町の船に浮かぶ青年役を、当時、ジブリの出版部に勤めていた、岸本卓(通称ナヨ)が声優として参加している。, 宮崎: 宮崎: 作詞をした近藤勝也はまさにフジモトそのままなんです。日本のお父さんの非常に大きな部分を象徴しているようなキャラクターなんです。 人間のポニョは、作画監督・近藤勝也の娘を参考にしている. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); アンデルセンの『人魚姫』を今日の日本に舞台を移し、キリスト教色を払拭して、幼い子供達の愛と冒険を描く。, ただ、ヴェネツィア国際映画祭での記者会見では、宮崎から「製作中に『人魚姫』の話に似ていると気付いたものの、元来意図的にベースとしたわけではない」という旨の発言も出ている。 宗介(5才) 家族構成 父:耕一 母:リサ 子:宗介: 浜辺に打ち上げられたポニョを助けた、やさしくて素朴な5 そういう訳で、これは近藤勝也という人間が自分の子供を思い浮かべながらやったものです。とても面白いですね。, 鈴木: ポニョの父フジモトは、人類が自然を破壊することに愛想を尽かし、人間であることをやめ、海中で潜水艦「ウバザメ号」に乗り、魔物を操ったり、海中の生きものを除く結界を張る能力を持つ魔法使いになりました。 ポニョやその妹たちに人間界との接触を禁じていたものの、裏目に出てポ� 5歳の子と一緒に見に行ったらフジモト登場のたびに泣いてたよ。 目の下のクマと、最初ポニョに乱暴なとこが怖かったらしい。 あんなに可愛いのにな、フジモト。ポニョに嫌われてるあたりがたまらん! 133 :名無しさん@お腹いっぱい。 その理由に、「カエルというキャラクターが使われ過ぎている」ということが挙げられた。 フジモトが操る「オォ?」という波の、「オォ?」は私です。 瀬戸内の波は、北海とは違って、荒れてもおだやかなものです。繊細なんです。驚いたのは、船の数の多さと水平線の高さですね。自分が想定するところより、もっと高く水平線があるんです。『ポニョ』では意識的に水平線を高く描きました。, 当初は宮崎吾朗がモデルとなっていたが、次第にスタッフの息子に変わり、美術監督の吉田昇となった。 屋根瓦をいっぱい見ました。これまで、いろんな屋根を見て育ったはずなんだけど、関東の簡素なのと違って、見ているだけで面白かった。古いってのは、こういうことなんだと思いました。海も、浪々と波が寄せる太平洋と違って、さらっとしている。これも面白かった。最初は、ここを舞台にしようなんて思ってなかったんだけど、ここでいいかなって。, 宮崎: 現在、5つすべての施設が残る港は鞆の浦だけなんだそうですよ。 観光客が一番多い常夜燈の近くには、観光施設やおしゃれなカフェなどがたくさん。 鞆の浦に着いたら、ここを目指して歩いてみましょう。 常夜燈の住所・アクセスや営業時間など 本日は、2週連続ジブリ祭の第1弾、『崖の上のポニョ』の放送です。ということで、例によって、例のごとく、金曜ロードSHOW!に合わせまして、『崖の上のポニョ』の豆知識を集めてみました。 ポニョの謎 ①ポニョのお母さん、お父さん(フジモト)は何者?お母さんはどう考えても人間じゃないですよね。フジモトは元人間みたいですが、お母さんは最初から人間じゃなさそうです。海そのもの?なんでしょうか。 宗介の血をなめてしまったことにより、フジモトから受け継いだ人間の遺伝子が覚醒し、手や足が生えて半漁人になってしまう。 宗介. 『やどさがし』では、背景美術を含むすべての絵をシンプルにして、効果音も声で表現したアニメーションの面白さを追求した作品。ちなみに、本作で効果音を担当した矢野顕子氏は、『ポニョ』でも声優に参加している。 また、ポニョの性格からいうと、カエルのほうが合うとも述べている。, 製作中に宮崎監督がワーグナーを聴きながら仕事をしていた為、その影響が出ている。 私の隣で仕事をしてます近藤勝也という作画監督ですがね、ちょうどまだ3歳にならないかの子を横にしながら、子育てに悲鳴を上げつつ、この映画に関わっているんですが、(その状況が)映画の内容に非常にリンクしていたんですね。それで「詞をやらないか?」と言ったら「やりたい」と言うものですから。 さかなの女の子、金魚姫。もと人間の魔法使い「フジモト」と海の女神「グランマンマーレ」の間にできた子どもで、たくさんの妹がいる。好奇心旺盛で過保護な父に反発し家を飛び出した。ハムが大好物。, 宗介の血をなめてしまったことにより、フジモトから受け継いだ人間の遺伝子が覚醒し、手や足が生えて半漁人になってしまう。, 浜辺に打ち上げられたポニョを助けた、やさしくて素朴な5才の男の子。かりあげ頭が特徴的。「ひまわり園」という保育園に通っている。, ふてくされた母親をはげます大人びた一面も見せる。人を助ける勇気をもっている。簡単なモールス信号を扱うことができる。, 宗介の母親、25才。元気でやさしい活動的な女性で、高齢者デイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働いている。「リサカー」と呼ばれる、紫色の軽自動車を愛用。, 宮崎駿さんは「世が世なら剣と魔法もののヒロインです」と称している。強くて芯の強い性格は、風の谷のナウシカの「クシャナ」に似ているかもしれない。, 宗介の父親で、小金井丸の船長。海に出ていることが多く、家にはほとんど帰ってこれない。, もと人間の魔法使いでポニョの父親。ふだんはクールな二枚目だが、実は落ち着きのない三枚目。人間が汚した海を豊かにするために、魔法の水「生命水」を使って生物を増やしている。人間が嫌い。, ウバザメ号に乗り、水魚を操る。地上を歩くときは、肌の乾燥を防ぐため海洋深層水を周囲に散布する。ポニョに「悪い魔法使い」と呼ばれるが、不器用だが実はとてもやさしい人。, 昔は人間として『海底二万リーグ』に登場する潜水艦「ノーチラス号」の乗組員として働いていたそうだ。, 海の女神で、ポニョや妹たちの母親。魔法で体の大きさを自由に変えることができ、広くてやさしい心の持ち主。, ポニョが穴をあけてしまって均衡がくずれた世界を救うために、ポニョが人間になることを提案し、身元を引き受ける宗介に試練を与えた。, お姉さんのポニョが大好きな妹たち。数がとても多く、ざっと100人くらいはいる。みんなで協力してポニョの家出を助けた。, 映画の中盤では、あふれ出た「生命水」をあびて巨大な水魚に変身し、大波となって宗介のもとにポニョを運んだ。. なお、同記者会見において宮崎は、ポニョ発想のルーツを質問され「9歳の頃初めて読んだ文字の本がアンデルセンの『人魚姫』であり、そこにある『人間には魂があるが、人魚は”物”であり魂を持たない』という価値観に納得が行かなかった事が、遡ればポニョの起点なのかもしれない」と答えている。, 中川李枝子さんの児童文学、『いやいやえん』のアニメーション化という企画だったけれど、同作の舞台が保育園の物語であることから、宮崎監督は実際の保育園に興味を示すこととなる。そして、スタジオジブリ社員専用の保育所を作ってしまい、企画は中止される。児童ものというベースは残し、『崖の上のポニョ』の制作がスタートした。, 公開当時のインタビューで、宮崎監督は「鞆の浦」を舞台としていることを語っている。 実際、主婦のスタッフで、家に帰ってビールをぐーっと飲んでから、ご飯を作る人もいると聞きました。「飲まずにやってられるか!」とね。まあ、こういう話をいろいろ聞いていたので、リサをそういう性格に描きました。, 『ポニョ』製作前の短編作品、『やどさがし』『水グモもんもん』『コロの大さんぽ』には、『ポニョ』への影響が色濃く出ている。 そのためか、これまでのジブリ作品の母親像と少し違う。 作詞をした近藤勝也はまさにフジモトそのままなんです。日本のお父さんの非常に大きな部分を象徴しているようなキャラクターなんです。, 明確なモデルではないが、『ポニョ』作成時、スタジオに遊びに来た近藤勝也氏の娘を見て、ポニョの参考にしている様子が『「ポニョ」はこうして生まれた。』に収録されている。, 所: