変化球とは回転を操り変化させる。野球において変化球とはピッチングの幅を広げる要素。基本の変化球9種とその派生やプロの握り方も網羅。変化球研究所、略して変研!変化球の投げ方や握り方に曲がる仕組み講座と回転分析、球速アップ講座も画像と動画で解説。 たとえいつもはおとなしくても「やってみるか?」という質問に即座に「はい」といえる選手。. スリークォーターとは、ピッチャーにおける野球の投法一つで、オーバースローとサイドスローの中間の投げ方のことを言います。 垂直をオーバースロー、水平をサイドスローとしたら腕の角度が4分の3くらいのところにきていることからスリークォーターという名前がつけられています。 野球では「ピッチャーの投げ方」は、腕の角度で分けられ、以下の4種類あります(矢印は腕の角度)。, そして、スリークォータースローは斜め上から、サイドスローは真横から、アンダースローは斜め下から投げる投げ方ですね。, 野球でピッチャーをやっている人、これからピッチャーをやろうとしている人は4種類の中で「どの投げ方がいいのだろうか?」と迷う人もいると思います。, 今回は上記をお伝えします。投げ方に迷っている人におすすめの記事となっております(^^), まずはじめにピッチャーを始めたばかりの選手、投げ方に迷っているピッチャーのために4種類の投げ方から「自分に合った最適な投げ方」を見つけるヒントをお伝えします。, 簡単に言ってしまうと「楽に投げられる投げ方」がその人に合った最適な投げ方になります。, 「楽に速くコントロールよく投げられる」というのが、その人の身体の使い方に合った「効率的な投げ方」となります。, ピッチャーはいくら速いボールが投げられてもコントロールが悪ければ、試合になりませんよね。, ピッチャーであれば「三振を取りたい」「速いボールを投げたい」「コントロール良く投げたい」と思いますよね。, これらを実現するのに、4種類の投げ方から一番おすすめする投げ方はズバリ「スリークォーター」です。, でも4種類の中で一番メリットが多いのは、スリークォーターです。デメリットが一番少ないのもスリークォーターです。, プロ野球では、4種類の投げ方のなかでスリークォーターのピッチャーが圧倒的に多く、活躍している(好成績を残している)プロ野球のピッチャーはスリークォーターの割合がとても高いんです。, いろいろ調べてみると、歴代で勝利数・奪三振数・与四球率などで名前が出てくるのはスリークォーターのピッチャーが多いのに気が付きます。, 日本のプロ野球で、まだ記憶に新しい2000年以降の沢村賞ピッチャー、シーズン最多奪三振のピッチャーの約9割がスリークォーターです。, コントロールでいえば、今も昔も与四球率が低い(つまり四球が少ない)ピッチャーのほとんどがスリークォーターです。, 球速でいえば、メジャーでも日本のプロ野球でも160キロを越えるボールを投げるのもスリークォーターのピッチャーばかりです。, それは「フォームに安定感があり、かつ効率的にパワーを発揮できる」からと考えられます。, それは全体的にバランスがよく、4種類の投げ方のなかで「最も投げやすい投げ方」だから だと考えられます。, 球速の速いピッチャーを見れば分かりますが、体幹の回転がとても速く、トップに入ったかと思うと一瞬でボールがリリースされる感覚に襲われます。, と思ってしまいますが、上から投げ下ろせるスリークォーターのほうが「グローブ側の腕」を利用して回転を加速させやすくなります。, またピッチング動作では一般的に、ややグローブ側の腕のほうに背骨が傾いているスリークォーターのほうが回転が速くなります。, 4種類の投げ方のなかでも、オーバーも体幹の回転が速いほうですが、背骨の傾きが大きすぎるので、スリークォーターに比べると体幹の回転を速くするには向いていません。, オーバーやアンダーは背骨の傾きが大きすぎるので、一般的に安定感が悪く体勢が崩れやすいため、身体のコントロールが難しくなります。, それに比べてスリークォーターは背骨の傾きが少ないため「身体をコントロールしやすい」というメリットがあります。, オーバーからスリークォーター、またはスリークォーターがサイドに変えて制球力が良くなるピッチャーがいます。, それは背骨の傾きが少なくなることで、その結果フォームが安定したからと考えられます。, 球速・制球力アップの話は先ほどしました。そして、実はストレートや変化球のキレの向上も目指せるんです!, なぜかと言いますと、スリークォーターで体幹の回転が速くなり「腕が速く振られる」からです。, 「腕が速く振られる」ということは「指先も速く振られる」ので、リリースするときにボールに強い力を伝えることができます。, この5人は160キロ前後のストレートやキレの鋭い変化球を駆使して多くの三振を奪う最強ピッチャーたちです。, しかし、よくよく動きを観察してみると、サイドよりも少し腕が上がっています。実は、みんなサイド近いスリークォーターのピッチャーなんです。, このピッチャーたちはサイド気味のスリークォーターで、腕を上から振り下ろしています(普通のスリークォーターほどではありませんが)。, その指先からリリースされるストレートや変化球のスピードやキレは、メジャーでも一級品です。, 投げ方(この記事ではオーバーやスリークォーターなど「投げる側の腕の角度」のことを指します)も大切ですが、その前に大切なことがあります。, 初心者の人はリリースのときの形を気にする人も多いのですが、大切なのは「そこにいくまでの過程」です。, これらがしっかりと出来ていることで上記でお伝えした「スリークォーターの恩恵」を受けることができます(^^), また「筋力や柔軟性の向上」も大切で、特にどの部分の筋力や柔軟性の向上が大切かといいますと、体幹に近い, です。この部分の筋力や柔軟性を向上させることがピッチングにはとても重要になります。, 「投げる側の腕以外の使い方」「筋力や柔軟性」で、特に重要性が高いのは「下半身」です。, なぜ? かといいますと、どの投げ方でも下半身がうまく使えていないと「制球力もスピード」もつかないからです。, 言うまでもありませんが、下半身が効率的に使えなかったり、下半身の安定性がなかったりすると投球に支障が出るのは当たり前です。, 最近の研究では「軸足の地面を押す力」と「踏み込んだ足の地面を押す力が強い」の両方が強ければ強いほど球速が速くなると言われています。, そして、下半身の安定性が高いというのは、簡単にいえば「片足で立ったときのバランスが良い」ということです。, 下半身の安定性が高い選手は「足を上げた時」や「足を踏み込んだ時」など、片足でのバランスが良く体勢が崩れないので、身体のコントロールがうまくできるようになります。, 制球力を良くするのに大切なのは、自分の身体をうまくコントロールできる能力と先ほどお伝えしました。, 逆に制球力が悪い選手は、ランジや横っ飛びジャンプなどでふらつきやすく、こういった片足でのバランスが要求される動作が苦手です。, 「投げる側の腕以外の使い方」や「筋力や柔軟性の向上」ができると、自然と「自分に合った投げ方(腕の角度)」が見つかりやすくなります。, 投げる側の腕・肩(右ピッチャーなら右腕と右肩)はリリースのとき以外は、なるべく「脱力」していることがとても重要です。, ピッチングでは体幹が回転して、それにつられて腕が振られます。腕は「振る」のではなく「勝手に振られる」という意識が大事です。, また脱力することで、肩への負担も減らすことができるのです。それは「ゼロポジション」で投げることができるからです。, 「肩甲棘(けんこうきょく。肩甲骨の上のほうにある棒状のでっぱり)と上腕骨が、ほぼ一直線上になる状態のこと」, ゼロポジションでピッチング動作ができると、インナーマッスルへの負担を少なくなり、肩の安定性を保つのに役立ちます。, トップ~リリースにいくまでにゼロポジションになる必要があるのですが、トップ~リリースまでの時間は, なので、意識して腕の角度をゼロポジションに持ってくることは不可能だと言われています。, そうではなく、テイクバック~リリースまで腕や肩をなるべく脱力することで、腕の角度が「勝手にゼロポジションになる」んです。, 「肘を上げないといけない」と考えているピッチャーもいますが、肩や腕が脱力していると、ピッチング動作のなかで勝手に肘が上がっていきます。, 小・中学生でオーバースローで投げるピッチャーがいますが、無理やり腕だけ上げてしまう選手が多いといいます。, 正しいオーバースローは下半身に対して体幹の傾きが大きすぎるため、実は難しい投げ方といわれていて、初心者がちゃんとした指導も無しに投げるのは危険です。, 背骨の角度がスリークォーターなのに、腕だけがオーバーになってしまう初心者が多く、こうなると両肩の線より肘のほうが上がり「ゼロポジション」から大きく外れてしまいます。, 今年の記録的なペースで奪三振を量産するソフトバンクの千賀投手ですが、去年まで毎年のように故障(右肩痛・右肘の違和感など)に悩まされていました。, 千賀投手は「肘ではなく、どれだけ体を使って体を使って投げるか」を意識して投げるようになり、大きく変わりました。, 「日本人のピッチャーって肘を起点として投げるピッチャーがすごく多い。僕もそうでしたが、肘から投げましょうと教えられて育ってきました。, だけど、それじゃ良い球はなかなか投げられない。質も良くない真っすぐだと感じていました。, アメリカの良い投手や、日本だったら楽天の則本(昂大)さんの一流の真っすぐの投げ方を参考にしました。則本さんにもアドバイスをもらいました。, 要するに、体でどれだけ放るかを意識しました。肘を使わずにどれだけ体の中心で投げるか、それを僕の中で求めています。, この言葉を分析すると「肘で投げる」というのは、意識が「肘(腕)」にあるので「腕が緊張して投げていたのでは?」と考えられます。, 去年まで故障が多かったのは「腕が緊張していたことで、ゼロポジションから外れて投げていたから」かもしれません。, お子さんなら「成長」によっても変わります。中高生なら筋トレをすると思いますが、「筋力がつくこと」でも変わります。また「柔軟性」によっても変わることもあります。, 例えば、プロ野球のピッチャーでもその日によって「腕を上げた(もしくは下げた)ほうが投げやすい」ということもあると言います。, 「セットも、ノーワインドアップも全て変えていますよ。その時、その時に合ったものを作らないといけないので。, 同じフォームでずっとというのは工藤(公康=現ソフトバンク監督)さんくらいになれば別やと思うけど、僕は、フォームは日々変わると思っています。, 昨日のフォームと今日のフォームは違うと思っていますし、その時、その時で対処していますよ」, プロでさえ「フォームが変わる」のですから、1日前、1ヶ月前、1年前とは投げ方が変わる可能性は大いにあります。, 一つの投げ方だけに こだわらず柔軟性を持って、その時その時に良いボールが投げられる投げ方を探して下さい(^^), 4種類の投げ方のなかで、最適な投げ方を見つけるポイントは、その人にとって「”楽に”速くコントロールよく投げられる」投げ方です。, そして、4種類の投げ方のなかで一番おすすめの投げ方は断然「スリークォーター」です。その理由は, これらが出来るようになると、自然と「自分に合った投げ方(腕の角度)」が見つかりやすくなります。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 以前は毎日晩酌を欠かさず最低3~4本は缶ビールを飲んでいましたが、翌日の二日酔いが少しずつ辛くなってきて、思い切ってノンアルコールに変えました(たまに誘惑に負けてビールを飲んでしまいますが(笑)). 投げる側の腕・肩を「脱力」させる(肩に関節に負担の少ないゼロポジションで投げるため). 4分, 野球をそこそこ知っている方も、あまりスリークォーターって知らない方も結構多いと思いますので、今回もスリークォーターについて詳しく、わかりやすく記事にして行きたいと思います。, おじいさんから見て子供が2分の1でハーフ!孫が4分の1でクォーター!それぞれ日本人と外国人の混血した血を受け継ぎます!, 少し野球からそれましたが、そんなクォーターがスリー!すなわち4分の3ということですね!, スリークォーターとは、ピッチャーにおける野球の投法一つで、オーバースローとサイドスローの中間の投げ方のことを言います。, 垂直をオーバースロー、水平をサイドスローとしたら腕の角度が4分の3くらいのところにきていることからスリークォーターという名前がつけられています。, もちろんピッチャー自身がその投球フォームに合っているかが大前提になりますが、いろいろ数ある投球フォーム自体にもメリットがあります今回はスリークォーターのメリットを紹介していきます。, まず第一にスリークォーターの投げ方は自然体で投げれることから身体に負担が少なく故障やケガが少なくてすむメリットがあります。, 無理な姿勢から投げるフォームじゃないので肩や肘だけじゃなく腰や身体全体の負担が少ない投げ方のひとつと言えますね!, 次にコントロールがつけやすいという利点もります。身体を無理なく使い、身体をバランス良く使うことができるため結果コントロールがつけやすくなります。, 逆に言えばオーバースローやサイドスローの投球フォームの選手が肩をかばったり、コントロールを良くするために、腕を下げたり、上げたりした結果スリークォーターになった選手も数多くいます。, オーバースローと同じでスリークォーターで投げることによってサイドスローやアンダースローに比べ一般的にストレートの威力が増します!, これは、やはり上から振り下ろすことによって重力や自分の体重や遠心力などが加わることによってストレートの威力が増し、球速もアップします!, また身長が高い人など上背がある人のほうがオーバースローやスリークォーターなど上から投げることにより角度がついてバッターにとっては上からボール来るような感覚になりバッターにとっては非常に打ちにくい投球フォームになっています。, ただし、先ほども言いましたがピッチャーによって投球フォームの相性があるのでサイドスローで球速150㎞のピッチャーがオーバースローで球速150㎞以上でるとはかぎりません!, 熟練されたプロのピッチャーは投球フォームを自分のものにするために何度も試行錯誤を繰り返し日々練習にあけくれています。, オーバースローやスリークォーターが球速が増すと言っても、急に投球フォームを変えたからといって、いきなり球速が増したりするのは、なかなか難しいです。, 一般的にはオーバースローやスリークォーターが球威や球速をあげるのに適したピッチングフォームと言われていますが、日々ピッチング練習をして自分にあった投球フォームを見つけるのが球威や球速をあげるのには近道かもしれませんね!, これも先ほどから言っていますが選手によって個人差や投球フォームの相性などありますが、スリークォーターの投球フォームは変化球が投げやすいというメリットもあります。, とくにフォークボールやSFFなどの落ちるボールなどはオーバースローと同じくスリークォーターは上から振り下ろすために投げやすくなっています。, また腕を斜めから振り下ろすので、サイドスローほどではないですが、シュートやスライダー、カーブなどの変化球が効果的に(これも個人差がありますが)掛かりが良くなります。, スリークォーターで投げるメリットは身体の負担を軽くして故障やケガが少ないことからスリークォーターで投げるピッチャーが多いということです。, スリークォーターで投げるピッチャーが多いとどうしてデメリットと考えられるかというのでしょうか?, それはバッターがスリークォーターになれてしまってスリークォーターで投げるピッチャーを苦にするバッターあまりいないということです。, アンダースローやトルネード投法など個性的なピッチングフォームはバッターもなれてないのでバッターも打ちあぐねます。, それに比べてスリークォーターなど比較的メジャーなピッチングフォームはバッターもなれていて、個性的なピッチングフォームよりは打ちやすいことがデメリットのひとつと言えますね!, 個性がないだけならいいと思う人は結構多いと思いますが個性を出すことによって威圧感やモチベーションの維持にもつながっていると思います。, メジャーに名をはせた野茂英雄もトルネード投法により個性を出していますし、世界の王貞治の一本足打法、40歳を過ぎてまだ現役メジャーリーガーのイチローの振り子打法と球界を代表する選手には個性があります。, このことからやはり個性を出すことによってアスリートがある種の超越した何かを発揮することできることが伺えます。, なので一般的なスリークォーターで投げることは個性を消すという意味ではデメリットとなるでしょう。, みなさんいかがだったでしょうか?今回はスリークォーターについて書かせていただきました。, ピッチャーにはいろいろなピッチングフォームがありますが最終的に自分に一番合うピッチングフォームを探すことが良いピッチャーになる近道だと僕は思います。, クオリティスタートとハイクオリティスタートとは?2019セ・パQS率ランキングベスト5, 少年野球をしている息子と、小さな娘がいる野球バカ。 っていうかアンダースローやトルネード投法なんかは負担しかなさそうな投げ方ですもんね!笑, やはり身体の負担が少ないためピッチャーも最終的にスリークォーターで投げる選手が多いんですね!, 投球フォームはピッチャーによって合う合わないの相性がありますが一般的には、オーバースロー、スリークォーター、サイドスロー、アンダースローの順で一般的にストレートの威力が増します!, スリークォーターのフォームからのチェンジアップは横の変化も加わってとても効果的です!これからピッチャーをする人はチャレンジしてみる価値はあると思います!, しかし、それだけのデメリットを補ってもおつりがくるくらいにメリットがあることは言うまでもありませんね!.