特に北海道東部と北部に多い。 エゾイトトンボよりやや小さい。 撮影した釧路湿原では普通に見られる。 写真の個体は雄。 雄は成熟すると胸部が緑色を帯びる。 眼後紋(複眼の後部にある青い紋)は特徴的。 撮影日:2010/6/30 撮影場所:苫小牧市 北方系:カラフトイトトンボ・アカメイトトンボ・キタイトトンボ・マンシュウイトトンボ・カラカネイトトンボ: 南方系:オガサワライトトンボ・アオナガイトトンボ・キバライトトンボ(迷) 北海道にしか生息しない種 ・アカメイトトンボ Copyright © 白鳥と昆虫と花等の自然観察 All Rights Reserved. ■栃木でオツネントンボ越... ホソミオツネントンボの一年間の様子 ©Copyright2020 生き物情報ナビ.All Rights Reserved. 越冬トンボ観察-12 ホソミオツネントンボ・ホソミイトトンボ(千葉-6)夜の観察。 今年初の満月となった11日。 ホソミオツネントンボの夜の観察 は 以前何度か行っており、結果は捕食者も夜はいないためか、枝にぶら下がるようにして過ごしていた。 ミルンヤンマ 探雌オス撮影 Copyright ©トンボ自然史研究所 All Rights Reserved. ホソミイトトンボでは通常、年2世代が羽化し、6月頃羽化する第一世代の夏型と、8月頃羽化する第二世代の越冬型の、形態的にも二つの異なるタイプが存在することが知られています(尾園ほか 2012)。 ■カトリヤンマもひとまず... 都下のオツネントンボ-2 普通のトンボは幼虫のヤゴが水中で越冬しますが、日本にも、成虫の姿で越冬するトンボがいました。彼らは、何れも細長いタイプのイトトンボの仲間です。まだ詳しい生態までは分かっていないことが多いようですが、トンボの概要だけでもお楽しみ下さい。 ホソミイトトンボでは通常、年2世代が羽化し、6月頃羽化する第一世代の夏型と、8月頃羽化する第二世代の越冬型の、形態的にも二つの異なるタイプが存在することが知られています(尾園ほか 2012)。 普通のトンボは幼虫のヤゴが水中で越冬しますが、日本にも、成虫の姿で越冬するトンボがいました。彼らは、何れも細長いタイプのイトトンボの仲間です。まだ詳しい生態までは分かっていないことが多いようですが、トンボの概要だけでもお楽しみ下さい。, テレビ番組で見たのですが、成虫の姿のままで越冬をするトンボがいることを知りました。, 日本にも、越冬するトンボがいました。日本の越冬トンボは、何れも細長いタイプのイトトンボの仲間です。 普通のトンボは幼虫のヤゴが水中で越冬します。, まさか、夏になると、涼しげな水辺で見かける、かぼそくて、ひ弱そうなイトトンボの仲間が、その姿のままで越冬しているとは知りませんでした。, トンボは、水生昆虫の幼虫時代に池や沼で越冬するのが常識でした。それが、トンボの姿をしたままで厳寒の冬を越すものがいると知り、驚きました。, 日本にいる越冬トンボは、「オツネントンボ」、「ホソミオツネントンボ」、「ホソミイトトンボ」の3種です。, オツネンとは、「越冬」のことでした。「オツネントンボ」を漢字で記載すると「越冬蜻蛉」と書きます。ちょっと変わった名前だと思っていましたが、越冬するトンボと聞いて納得です。, オツネントンボは、アオイトトンボ科の褐色の細いトンボで、体長は40mm弱と普通サイズです。(地味なカゲロウのような体色をしていますが、成長した個体は目が青色になります), 春から初夏ごろに水辺にある植物の茎や葉に産卵します。 卵は、1~2週間で羽化 幼虫のヤゴは、2~3ヶ月で成虫になります(7~9月ごろ)。 成虫になると、山林の木皮がめくれたところや、建物の隙間に入って越冬します。, 生存域は北海道から九州までの池や沼周辺で見られます。成虫の状態で越冬しますが、寿命などは詳しく判っていないようです。, ホソミオツネントンボは、オツネントンボと同じようなサイズですが、少しほっそりしていて、成長したものは、ところどころに節のある青色をした、とても綺麗なトンボです。, 秋を超す頃になると、体色は褐色になります(恐らく、周囲の色に合わせて目立たないようにしているのでしょう), 生存域は、「オツネントンボ」と同様に、北海道から九州までの池や沼周辺で見られます。このトンボの寿命なども詳しく判っていないようです。, ホソミイトトンボは、普通のイトトンボよりも細長い尻尾に特徴があります。大きさは3㎝から4㎝弱と小さめですが、体色は緑色のような青色をしていて、まるで宝石のようです。, 生態は変わっていて、秋に羽化して、越冬。そして、その翌年の春に産卵するものと、初夏に羽化して、その秋には死んでしまうものがいるようです。しかも、秋になると両者の個体が混在するため、観察者泣かせの生態をしています。, 日本にも越冬するトンボがいたとは驚きです。どうやら詳しい生態までは判っていないようです。, 子供の頃から、細くて、か弱そうで、ふわふわと飛んでいるイトトンボには興味がありました。そんなイトトンボの仲間が越冬している姿を写真に撮れたら最高でしょうね。. イトトンボは、トンボ目イトトンボ亜目に分類されるトンボの一種です。名前のように糸のように見えることもあるほど、体の部分が細いのが特徴的です。ここでは、このイトトンボについて解説していきます。 イトトンボの種類 オツネントンボ(学名:Sympecma paedisca (Brauer, 1877))は、トンボ目アオイトトンボ科オツネントンボ属に属するイトトンボの一種。トンボの多くがヤゴとして越冬するが、本種は成虫のまま越冬することが知られている。, 成虫のまま越冬する数少ないトンボ。「越年トンボ」と呼ばれる一つの種で、和名のオツネンは成虫のまま越冬することに由来する[1][2]。[注釈 1][1][3], 体色は淡い褐色で、雌雄ともに成熟過程で複眼が青くなるだけでほとんど体色が変化しない[3][4]。体長はオスが37-41 mm、メスが35-41 mm[3]。翅には青銅色の斑紋があり[5]、後翅長はオスが20-24 mm、メスが21-24 mm[3]。ヤゴの尾鰓は3枚で木の葉の形状[6]。河川や池などに生息。成熟したオスは縄張りを持ち、翅を閉じて水辺で静止している[3][7]。ヤゴの全長は約27 mmで[3]、ホソミオツネトンボ(全長は約22 mm)[8]に似ている。, 本種の学名が、同属のSympecma annulate Seles, 1877やSympecma striata St. Quentin, 1963と混乱されていたことがあった[3]。, 卵の期間は1-2週間ほどで、年に1回の産卵を行う[3]。ヤゴ(幼虫)の期間は1.5-3か月[3]。7-9月にヤゴが羽化して成虫となり、未熟のまま越冬し翌年交尾して、植物の組織内に卵を産み付ける[5][1]。冬期は主に山林の木の皮の間や建物の隙間などで越冬する[3][9]。越冬するオツネントンボの生存率は諸説あるが、年によって生存率が変動するものと考えられている[10]。春になると成熟し、複眼が青色になる[5]。, ヨーロッパ、ロシア、中央アジア、中国、朝鮮半島および日本の北海道、本州、四国、九州北部に分布する[3]。大分県が日本の分布の南限[11]。平地から山地にかけて、抽水植物が多く生育する明るい池や沼に分布する[3][4][12]。, 水質汚濁や土地開発の影響を受けやすく[5]、個体数を減らしている地域もある。例えばオランダでも個体数や生息域が減少している[10]。, 日本では以下の多数の都道府県により、レッドリストの指定を受けている[13]。関東地方と北陸地方などで現存が確認できる産地が激減している地域がある[3][5]。, R. MANGER & N.J. DINGEMANSE (2009) ADULT SURVIVAL OF SYMPECMA PAEDISCA (BRAUER) DURING HIBERNATION (ZYGOPTERA: LESTIDAE). ルリイトトンボ: イトトンボ科: 6月上~9月下: イトトンボにしては大きめで、西岡のイトトンボ中、青い部分が広いトンボです。本湖周辺の草に時々止まっています。 Enallagma boreale circulatum: モノサシトンボ: モノサシトンボ科: 6月下~8月下 まだ出会っていないトンボ... カトリヤンマ ホバリング撮影-2 B, kûnFJtgCgg{EAJCgg{EL^Cgg{E}V
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J𼪾ßÄBeiNCgg{j. 六本脚に注文していた加納... 越冬トンボ観察-11 オツネントンボ 越冬場所探索 イトトンボは、トンボ目イトトンボ亜目に分類されるトンボの一種です。名前のように糸のように見えることもあるほど、体の部分が細いのが特徴的です。ここでは、このイトトンボについて解説していきます。, ひとくちに「イトトンボ」といっても、実際には多くの種類がいます。イトトンボ亜目に分類されるものとしては、イトトンボ科、モノサシトンボ科、ハナダカトンボ科、ミナミカワトンボ科、アオイトトンボ科、カワトンボ科といった科があります。日本では大型の種類を除いたイトトンボ亜目の総称として、イトトンボという名が使われることが多いようです。, 日本にいるイトトンボの代表的な種類としては、美しい黄色をしたキイトトンボ(写真上)、赤色をしたベニイトトンボ、オスの水色と黒のツートンカラーが美しいセスジイトトンボやオオイトトンボ、クロイトトンボ(写真下)ほぼ全身青色をしたルリイトトンボなどがいます。, イトトンボは種類によって色彩や細かな形は異なりますが、大まかな特徴としては前後の翅の形や大きさがほぼ同じなこと(このことからイトトンボ亜目は均翅亜目とも呼ばれます)、腹部(翅の付け根より下側)が細いこと、複眼(目)が小さいことなどが挙げられます。, イトトンボといえばあまり派手な色をしているイメージはないかもしれませんが、キイトトンボやベニイトトンボなど、鮮やかな色をしているものが意外と多いです。その他でも、要所要所の青色が美しいものが多くいます。, イトトンボは基本的には水面近くをゆっくりと飛ぶことが多く、あまり水面から離れることはありません。そのため、田んぼなど我々の身の回りでスーッと広範囲を飛んでいる他のトンボに比べると、行動範囲も狭くゆったりした感じがあるようです。, イトトンボは成虫、幼虫ともに肉食で、成虫はハエなどの小さな昆虫を餌としています。幼虫(ヤゴ)は水中のボウフラなどの小さな生き物を食べて暮らしています。, イトトンボの繁殖において、1つ特徴的なのが交尾です。イトトンボのオスとメスが交尾をするとき、以下の写真のように細い腹部がハート形のような形でつながります。, 交尾が終われば、メスは水中植物の中などに産卵します。基本的にはオスとの連結を解いてから産卵を行いますが、中にはオスがつながったまま産卵を行う場合もあるようです。, 数は多くありませんが、イトトンボの中には成虫で越冬する種類がいます。成虫で越冬するタイプのイトトンボとしては、オツネントンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボといった種類が知られています。オツネンという名前は、成虫で越冬することからオツネン(越年)とつけられたようです。, イトトンボの成虫をまともに飼育するのは不可能に近いですが、幼虫(ヤゴ)であれば飼育して羽化までもっていくことも不可能ではありません。, 水槽やバケツなどを用意してカルキ抜きをした水を入れ、後はトンボが羽化できるよう棒を水面から出るようにセットしておき、あとはヤゴを入れてやればOKです。無理に用意しなくても羽化してくれることもありますが、水草や砂利などがあればより良いでしょう。, 餌はボウフラやイトミミズなどの小さい水中の生物を用意します。他のトンボのヤゴとは違い、イトトンボのヤゴは大きな餌は食べられないので、なるべく小さな餌を用意してください。羽化が近くなってくるとヤゴの羽が盛り上がってくるなど変化が現れます。それまでにはかならず棒などで上陸できる環境を用意してください。, イトトンボは普段の生活で気に留める機会は少ないかもしれませんが、綺麗な体色やハートをかたどって交尾をするなど、なかなか面白くてかわいい昆虫です。見かける機会があれば、一度立ち止まって観察してみても面白そうです。.