売上ランキング上位 1位遊戯王 121.3億 2位デュエマ 120.9億 3位ポケカ 40.1億 4位ヴァイスシュヴァルツ 30.7億 5位ヴァンガード 27億. さて。来ましたね台風の目。みなさん、数字を見て驚かれませんでしたか?半年前に「去年の六倍の売上が出た!」と話題になったポケカですが、売り切れ騒ぎも終わり、ある程度売り場でも安定して見かけられるようになって、 さて。3位までは詳しく語りましたので、ここからは割とあっさり行きましょう。 【サーキット・ブレイク(CIBR)】の収録カードの価格・既存のカード等をチェック!, 私は元々遊戯王以外にも、デュエマやヴァンガード。ヴァイスやウィクロス等の様々なカードゲームを遊んでいる人で、今回の遊戯王のマスタールール変更の話以降、遊戯王に付きっきりだった訳でございます。, で、まぁ最近は有志の人に頼りっぱなしでその間何をしていたのかっていうと『他のTCG』に触れる機会を増やしていたって訳ですよね。, こういったカードゲームの面白さって様々なゲームに触れないと分からない部分っていうのが結構多いような感じがします。特に売り上げ1位の遊戯王に関しては別格で、他のTCGを遊んでいると『箱で買う意味』っていうのが明確に違うと感じる部分がありました。, 某大型店長も言っていますが、その一方で、遊戯王の売り上げは上位を常にキープしており、他のTCGの追随を許さない形となっています。, その理由というのもなんですが、遊戯王は『箱で購入してお得な強み』を握っている様な印象を受けていました。, なので、それを調べる為に色んなカードゲームをプレイしてきたって事です。他のTCGを見てれば、そりゃあ遊戯王って売れるよなぁと思うわけなんですよね。, 遊戯王アーク・ファイブ オフィシャルカードゲーム マキシマム・クライシス 30パック入BOX, 現実的な話をすれば、遊戯王の箱は『一箱で満足がしやすい良質なボックス』である事が印象に残ります。, この本質的な部分はノーマルでの収録カードの配分であり、遊戯王のボックスはノーマルに関しては1箱で殆ど揃ってしまい、『デッキを作りやすい仕様』になっている事が伺える点が強く、『箱で買うのも良いなぁ』とノーマルのカード収録ですら思えるのが最大の特徴です。, 箱でもし良いのが出なくても、ある程度のデッキの基盤は既に揃っているというのが強みで、遊戯王は同じカードを3枚しか入れれない&収録カードの少なさから普通に揃ってしまうんですよね(*´・ω・`), しかもコレが1箱で何かしらパーツが8割揃っていて、レア以上のカードに関してはシングルでも購入できる敷居になっています。2箱以降はノーマルが余ってしまうのですが、昨今ではオークションサイトの流行もあり、無駄がありません。, 10期以降ではこういう傾向が非常に強くなっており、『全体的に優秀なカードの収録』がノーマルやレアで多くなっているので箱で買う=遊戯王の箱の売り上げに直結していると言う訳。, 勿論他のTCGでも同じ事が言えるのですが・・・箱で買うのとシングルを購入する時の差額が大きくなっているのを上手く工夫出来ている感じでした。, 魔法罠は出づらい印象でも価格は安定。ドラゴニックDの二の舞にならないようになっていて、バランスは昔のボックスの収録枠より優秀になった・・・とも言えます。, ⇒中古遊戯王/ノーマル/サーキット・ブレイクCIBR-JP057 [N] : 星遺物に差す影, 勿論遊戯王でもそれを上手く出来ていないパックは多々ありましたが、そういったボックスの売り上げは低迷しており、更に強くないとなかったので2017年6月の売り上げの座はデュエルマスターズに取られてしまっているんですよね。*1, 色んなカードゲームをやってましたが、遊戯王のボックスだけは別格だなぁと最近は思いました。が、暗雲があるとすれば6月の売り上げが3位に【コード・オブ・ザ・デュエリスト】と同じ時期に発売された【ジョーカーズ参上!! だけれども、デュエルマスターズはアプリ市場では戦っていない(アプリはありますが課金要素がないので考慮していません)。この差は大きい。ここからデュエルマスターズがさらに市場に一撃を加えようとしてアプリをリリースする頃合いには、コナミは何かしら次の一手を用意している気がしてなりません……。, 少なくとも、遊戯王プレイヤーの皆さんは安心していいと感じています。 All rights reserved. 「ポケカが大ヒットしているからと言って、特にユーザーを奪われているわけではない」 デュエマの方は擁護するのに熱くなってるからあっちのことはクソだと思ってなさそうだぞ - - Id:a4b80 2020-09-30 (水) 23:20:33; 遊戯王クソ、デュエマもクソ。お前にとって神カードソシャゲはなんなんだ??? - - Id:d33b4 2020-09-30 (水) 20:25:38 遊戯王「1ターンに何度でも特殊召喚できるので先行を取れば勝ちです」←こいつをデフレさせる方法 . 面白いのはポケカの売上アップが、「そのままTCG業界全体の売上アップに繋がっている」というデータがあるという事で、つまりポケカは、他のTCGから客を取った訳ではないのです。TCG業界にとっては、完全にプラスアルファなんですね。, リンクショック以前、年間1000億円に達したTCG業界ですが、どうやら今年は、1200億円に達するのではないか?!と見られており、これはTCG業界の歴史の中でも最高レベルの好景気です。, デジタルTCGも好調ですが、アナログもかつて無いほど盛り上がっている。要は話は簡単。デジタルもアナログもTCGは面白く、その遊び方や需要は、言うほど被っていなかった、という事ですね。, ポケカに話を戻しましょう。先程お伝えした、年齢別のユーザー層についてですが、実はポケカは、ポケモン直撃世代の「マイルドヤンキー」(知らない人は是非ググりましょう)や都心部の社会人、カジュアルオタク的な人々が最もお金を出しています。, 具体的には20代〜40代まで満遍なく。どうやら「子供と遊ぶお父さん、お母さん」が結構多いらしいんですよね。, しかし、「では子供も買っているのか?」と言うとちょっと違っていて、ポケカをプレイしている小学生は多いようなのですが、これは自分で能動的に買うものとして「ナンバーワン」というのは少ないようで……つまりどういうことかと言うと、, 僕が子供の頃は、大人は玩具を買わないものでした。そもそも大人の玩具は有りませんでした。(アダルトグッズの話ではない)

昨年対比126%を叩き出し、非常に好調なのに、6位に転落したヴァンガード。いや、君は悪くない。むしろ凄い。 ヴァイスシュヴァルツ。好調です。変化のないことがヴァイスのいいところ。昔のカードでもある程度戦える。毎回買わなくていい。好きなタイトルが出た時変えばいいだけ。そしてヴァイスシュヴァルツが売れているということは、安定して人気のあるアニメのコンテンツが出続けているということ。めでたい。以上。, ■MTG 漫画作品売上推移. 遊戯王売上推移 単位:億円 決算期 国内 北米 欧州 合計 トイ部門 2000.3 200 - - 200 2001.3 500 - - 500 昨年対比68%。3ヶ月累計でこのデータですから、残念ながらハッキリと失速気味と言わざるを得ません。, わりとピンチですが、まだまだ「無くなる」というレベルの売上ではありません。恐らくですが、「これ以上はヤバい」とタカラトミーさんも考えていらっしゃるでしょうし、いざと成ればまたアニメでテコ入れが入るでしょう。, それと、実は心配する必要はないのかも知れません。次のコラボはなんと「ブイチューバー」!, 恐らく売り切れ必至で、追加生産もバカスカ売れる系だと思われます。僕も同じような企画を考えていたのですが、やるなぁ、ウィクロス企画陣!!一度会ってお話してみたい!, 以下、詳しくないTCGは飛ばさせていただいて、15位の「プレシャスメモリーズ」へ。, ご存じない方のために説明しておきますと、プレシャス・メモリーズとは、�螢燹璽咼奪�様の出しているTCGで、言ってしまえばヴァイスシュヴァルツと同系列のものです。, ただ、ムービックは、皆さんご存知の通り、多くのアニメコンテンツの版権元であるメーカーなんですね。, ヴァイスシュヴァルツが、「ブシロードさんと契約を結んだ、アニメコンテンツ版元との商品」であると考えるなら、プレシャス・メモリーズは、, 「ムービックが、自社で版権を持っている(あるいは取りやすい)関係企業のアニメコンテンツをカードゲーム化したもの」, http://www.p-memories.com/card_product_list_page, ぶっちゃけ、ヴァイスにもなったコンテンツも、「先にプレメモで出る」のがスタンダードです。正直ビビります。, にもかかわらず、なんでヴァイスシュヴァルツの方が売れてんの?!という話ですよね!!, ブシロードさんに怒られるかも知れませんが、率直に言って、公平に言って、僕はカードデザインはプレメモの方が魅力的だと感じています。版権絵も当然いっぱい使えるし、なんか解像度まで違って見える。(個人の感想です), 気になる方は、一度カードキングダム秋葉原駅前店に行って、双方のカードを見比べて下さい。一長一短はあるでしょうが、けっしてプレメモが、「ヴァイスシュヴァルツの下位互換」で無いことは、解って頂けると思います!, 僕はまず第一に、「そこが木谷高明がプロモーションの天才であるゆえん」だと思いますし、そしてぶっちゃけ、, 「ゲーム性の変化を最低限に抑えたヴァイスと、通常のインフレゲームとして作られたプレメモの差」, プレメモはともかく、ムービックは、自社版権を使える、全く新しい「ヴァイスシュヴァルツのライバルになるTCGを作るべき」だと!, ルールが簡単で、原作再現に説得力が有り、インフレせずに「好きな作品で遊べるTCG」。, これをムービックさんが発売したら、「色んなコンテンツをカード化していくTCG」という市場は、ヴァイスシュヴァルツの独占状態ではなくなるかも知れない!と思います。, いや、ヴァイス独占状態が悪いという話ではなく、ムービックさんの立ち位置が勿体無い、という話なのですが。, アプリの出現やら少子化やら色々マイナスはありますが、コミックの売上もDVDもパッケージゲームも「死にかけ」の中、TCGは比較的元気なホビーです。, しかも今年は、1200億円市場が目指せるほどの好景気で、先行きはかなり明るいと言えましょう。, 地方のTCGショップからは、「好景気が感じられないぐらい辛い」「通販がなぁ」という言葉も聞こえますが、それはどんな好景気な時代にも聞こえた話でして、実はお店ごとの「画期的な施策」で、かなりブレイクできる話だと思います。, 例えば、うかつにノッていい話では有りませんが、TCGバーという商業形態も、もっともっと練り込めるものでしょう。既存のお店も、そっちに変えていくぐらいの冒険をしてから、可能性について語れるのではないでしょうか。, 非難を恐れず言えば、僕が想定していた「TCGバー」を超える店は、まだ拝見したことがございません。この業態、もっと上を狙える筈です!, 今日はここまで。ご意見、ご感想はツイートにリプ頂ければ幸いです。お返事は致します!, 企画会社スタジオ池っち社長。カードゲームの専門家です。テレビアニメ・フューチャーカードバディファイト原作者であり、カードショップFCグループの代表を務めていました。開発した店舗は40軒以上、旗艦店舗の売上、月商5000万…等の実績を持ちます。, 「カードゲームの対戦シーン。その見えざるノウハウ」 第二回・「その場所に立ちたい!」と魂(スピリッツ)を震わせる灼熱の舞台!バトルスピリッツ!(と、デュエルマスターズ)」, ファイアーエムブレム0(サイファ) 公式ガイドII で、デッキ記事監修をさせて頂きました。. 「各TCGごとの、年齢別売上」 相互補完の関係性から未来は安泰です。. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); この記事を執筆するために一つアンケートを採らせていただきました。 2019年2月に20周年を迎えた遊戯王OCG。しかし近年の遊戯王は「ソリティア」などと揶揄されるように環境の高速化が進み、最短で1キルできるなど欠点が指摘されることも。このことから「オワコン」「つまらない」との声も上がっています。, また度重なるマスタールール改定やリミットレギュレーションによって、ユーザー離れが起きているとの指摘も多いです。現代の遊戯王OCGは本当につまらなくて、オワコンなのでしょうか。1つ1つ見ていきましょう。, まず「遊戯王カードはつまらない」「遊戯王カードはオワコン」という指摘が本当に正しいのか、カードゲーム業界全体の売り上げから検証してみましょう。, 2019年2月のカードゲーム業界の売り上げデータを見ると、カードゲーム業界のシェアは「遊戯王OCG」「ポケモンカード」「デュエルマスターズ」の3強であることがわかります。近年人気が急拡大しているポケモンカード(ポケカ)は昨年比545.97%の急成長。一方で成長に陰りが見えるのがデュエルマスターズ。, そして、3大タイトルの中でも販売金額が圧倒的に大きいのが遊戯王OCGです。遊戯王OCGが圧倒的な売り上げを記録した理由には、20周年を迎えた遊戯王の主力商材の充実ぶりが挙げられるでしょう。, 2019年2月の遊戯王OCGの主力商材は「インフィニティ・チェイサーズ」「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」の2つでした。, 「インフィニティ・チェイサーズ」は人気テーマ「ウィッチクラフト」に焦点を当てた内容。特に人気カード「ウィッチクラフトマスター・ヴェール」は『遊戯王モンスターアートボックス」にも収録されます。, 「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」は、この商品単体で27億円の売り上げを記録。20周年を機に遊戯王OCGの人気全体が復調する予兆を見せているとも言えるのではないでしょうか。初期テーマの人気の高さを見せつけたとも言え、遊戯王OCGの歴史の深さと人気の堅調さを物語ります。, 日本のカードゲーム業界の販売実績を見る限り、圧倒的な存在感を誇る遊戯王OCG。しかし、その道程は必ずしも順風満帆ではありませんでした。, 過去にはリンク召喚の導入やマスタールール改定で、ファン離れが起きた年もありました。後述するように環境の変化・ルールの変化が遊戯王が「オワコン」「つまらない」と呼ばれる理由を作ってしまったことも事実です。続いて遊戯王がオワコン・つまらないと言われる理由を1つ1つ見ていきましょう。, 現代の遊戯王OCGは、先行が極めて有利です。豊富なドローソースを投入したデッキであれば1ターン目から大量ドローが可能。先に盤面を固めることができる上、盤面を固めるに当たって《灰流うらら》や《エフェクトヴェーラー》のような手札誘発以外のカードの妨害を受けることもありません。, また1ターン目に《終焉のカウントダウン》を発動するなどして全体のデュエルの流れを誘導することも可能。相手は必然的に先行に合わせて次の展開を考える必要が出てきます。デッキと初手によっては1ターン目でおおよその勝負がついてしまうことも珍しくはありません。, 遊戯王OCGは時に「じゃんけんゲー」と揶揄されることがあります。遊戯王は手札によって先行1ターン目で1キルが可能です。, 例えば先行1キルの歴史としてもっとも有名なコンボの1つに「図書館エクゾ」があります。キーカードである《王立魔法図書館》の効果は以下の通り。, 効果モンスター 星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守2000 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分または相手が魔法カードを発動する度に、 このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。 (2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。, 魔法カードを発動する度に魔力カウンターが溜まり、魔力カウンターを3つ貯めると自分はドローできます。召喚ターンに魔法カードを発動し続け、魔力カウンターを貯め続けることで延々とドローし続け、エクゾディアを揃えきることを目指します。 サンプルレシピを載せます。対戦相手からすれば「自分にターンが回ってこないまま、相手が延々とドローし続ける」状況が延々と続き、そのままエクゾディアパーツを揃え切られてしまうことになります。こうしたデュエルは確かに「つまらない」と感じる人がたくさんいても仕方ないでしょう。, 遊戯王OCGはトレーディングカードゲームのため、基本的にはカードショップや友人の家などにカードを持ち寄りデュエルすることになります。, カードショップでのデュエルは大会向けにデッキを仕上げているデュエリストもいれば、あくまで楽しむことをベースに考えファンデッキを組んでいるデュエリストもいます。大会勝利を目指したガチデッキでは展開が極めて早く、先行制圧で盤面を覆せない展開がごく当たり前のものです。, カードショップでのデュエルは大会向けデッキとファンデッキの実力差が大きすぎるという問題が生まれやすいです。もちろん大会ごとに「初心者向け大会」を組むなど様々な工夫を凝らしてはいますが、特に地方ではそもそも周辺環境のプレイ人口が少なく、無闇に参加者を絞ってしまうと大会そのものが開催しづらくなる弊害も。, トレーディングカードゲームでありながら、自分の実力に合った対戦相手をやや見つけづらい環境であると言えるかもしれません。この点は個人的に考えた改善策を後述したいと思います。, 先ほど先行1キルの弊害を説明しましたが、先行優位への強力な対策となるのが「手札誘発」カード。フィールドにセットすることなく手札からリリースすることで効果を発動できるカードのことです。手札誘発は基本的に条件を満たせば、相手ターンでも効果の発動ができます。, しかし、この手札誘発の存在が遊戯王OCGをつまらなくしているという批判があります。, 手札誘発は何故つまらないと言われるのでしょうか。手札誘発と同じく、相手ターンに効果を発動できる罠カードと比較すると批判の原因が見えてきます。, 罠カードはドローした後、魔法・罠ゾーンに一度セットするという工程を挟みます。セットしたターンには効果を発動できないため、相手によって除去されるリスクを備えています。また「相手がセットした罠カードは何か」という読み合いが発生します。, 除去のリスクが発生することから罠カードをセットする際には「除去リスクがあってもセットすべきか」を検討する必要も出てきます。また除去を防ぐためには《神の宣告》等のカードも必要です。たとえば《ハーピィの羽根箒》の発動を《神の宣告》によって防ぐべきか否か。ライフコストの半分に見合うかどうかを検討するのが読み合いの醍醐味です。, 一方で手札誘発にはこれといったコストがなく、突発的に発動される上に、これといった対策法が確立されていないのが現状です。読み合いの要素が少なく「つまらない」という批判が起きています。, ただし現代の遊戯王の環境は手札誘発を禁止・制限するのではなく、対策を確立する方向に向かうとも予想します。, 例えば《増殖するG》は《マクロコスモス》の発動下では発動できないため、《マクロコスモス》は手札誘発の対策手段の1つとして既に確立しています。, 一方で《灰流うらら》は《マクロコスモス》では防げません。《手札誘発》対策に特化したカードが以後、より増えてくるのではないでしょうか。, 前述の通り、環境の高速化に伴い、罠カードの採用枚数は減少傾向。代わりに手札誘発の採用枚数が増え、さらに環境が高速に。最短で先行1キルを目指すことができるのが現代の遊戯王の環境です。, 罠カードを通じた駆け引きに遊戯王の醍醐味を感じる人にとっては、やや物足りなさも感じるでしょう。, ただし現代の環境はリンク召喚による大量展開を通じたビートダウンがメイン。《センサー万別》など大量展開への対策カードも登場している他、大会環境でチェーンバーンデッキが優勝するなど興味深い流れも出てきています。, 特にリンク召喚とペンデュラム召喚はマスタールール改定時に波紋が大きく「不要なルール」「増やすべきでは無いルール」と強い抵抗感を引き起こしたルールでもあります。, 召喚方法の1つ1つ自体は決して難しいものではありませんが、初心者にとって大きな障壁であることも間違い無いでしょう。ルールブックとカードをいきなり渡された初心者がルールを理解することはほぼ不可能でしょう。, トレーディングカードゲームとして遊戯王OCGのもっとも特異な要素は何か。管理人は「マナ要素が存在しないこと」だと考えます。, マナとは一言で言えば、カードのコスト。MTGでは「マナ」が該当し、ポケモンカードでは「エネルギーカード」が該当します。, MTGでは「マナ」を生み出すには土地カードが必要。土地カードをタップすることでマナが生み出される一方で、土地カードそのものにはこれといった能力がなく、投入枚数のバランスが重要です。, MTGにはカード一枚の発動ごとにマナコストが決まっています。つまりカードを発動するためにはコストが必要なのです。重いカードを発動するためにはまず土地を揃えてマナを生み出す必要があり、必然的に対戦は長くなります。, 一方では遊戯王にはマナの概念がなく、カード一枚あたりの発動コストも(カード自体に追加コストや条件が明記されている場合を除いては)存在しません。よってゲームスピードが圧倒的に早くなりがちです。「展開の速さ」「マナの概念がないこと」は遊戯王の長所でもありますが、この点が弊害でもあるのです。, 他のTCGであればマナシステムとターン経過の兼ね合いによってゲームスピードが調整されるのに対して、遊戯王は特殊召喚で強力なカードが即時に展開されるからです。マナとマナカーブに関する考え方は、下記の記事でより詳しく解説しています。, 遊戯王の先行制圧や先行1キルは、しばしば遊戯王OCGのカードのインフレによって引き起こされると批判されがちです。しかし誕生から20年を迎えるカードゲームで、カードの各能力がインフレするのはある程度は仕方ないことでもあります。, つまり遊戯王OCGの現環境に問題があるとすれば、それは各カードのインフレではなく、ゲームバランスに原因がある可能性が否めません。, 遊戯王OCGはマナの概念がないことで、元々展開が早くなりがちです。展開が早くなりやすいという性質に加えて、ペンデュラム召喚・リンク召喚など数え切れないほどの召喚手段が存在します。このように早期決着を目指すゲームバランスが取られている一方で、先行1キルを可能とするカードは禁止カード化されています。, 遊戯王OCGが引き続き早期決着を目指すのか、それとももう少し時間をかけたデュエルを目指すのか。そうしたゲームバランスの方向性が見えないことは大きな問題でしょう。, 禁止カードが多すぎることもまた問題でしょう。20年の歴史がある遊戯王OCGは各カードにコレクターズアイテム的な価値があります。しかし禁止カード化やエラッタが相次ぐと、カードの価値が大きく変わってしまいます。, 今後の遊戯王カードはやはり最低限、先行1キルに対する更なる規制・対策の強化が図られるべきでしょう。先行1キルに対する規制・対策を推進するためには3つの手段があります。, 先行1キルに繋がるカードを禁止カード・制限カードに指定しつつ、手札誘発カードの強化によって先行1キルをさらに減らします。手札誘発には賛否両論ありますが、更なる強化は当面は仕方ないでしょう。, そして最後に、大会のマナーの呼びかけ。先行1キルが遊戯王の健全な発展のためにはマイナス要因になり得るということを各プレイヤーに理解してもらうことも大事です。, ファンデッキでも楽しめる環境をプレイヤーに用意することも大事です。大会デッキとファンデッキでは、デッキの作り込みに質的な差が出てくることは否めません。, しかしファンデッキを組んだプレイヤーが結果的にデュエルの機会が得られなかったり、負け続けるようになると新規層の獲得はしづらいでしょう。どんなデュエリストも最初は「ガチ」ではなく、好きなカードを好きなように使うところからプレイを始めたはずです。, 個人的な意見ですが、MTGにおける「スタンダード」「モダン」「レガシー」といった世代別の公式大会を用意するのが1つの解決策になるのではないかと考えます。, 直近に発売された数パックからのみ構築を許可する「スタンダード」。特定のパック以降のカードのみを使える「モダン」。全てのカードを使用できる「レガシー」と大会を明確に分けることで、スタンダード大会には新規プレイヤーでも参戦しやすい環境を作れます。こちらの記事では、遊戯王OCGに「スタンダード環境」を導入すべきか、M:tG・シャドウバースとの比較を通じて詳しく検討しています。, >> 【TCG】「スタン落ち」って悪いこと?なぜ必要?M:tG・遊戯王OCG・シャドバの対応比較, 遊戯王OCGのうざい・嫌われるデッキ&カード!ソリティアデッキ・ロックデッキ・害悪カード.