小説現代で1996年3月号より18回の連載を経て2000年講談社から単行本として刊行された。 宮部みゆきさん原作のドラマ『ぼんくら』も 次回の第10話で最終回を迎えます。 湊屋総右衛門の企みが暴かれる最終回では、 平四郎が思いもつかなかった事実が判明します。 今回は、『ぼんくら』の最終回(10話)の あらすじ紹介とネタバレ解説をしていきます。 江戸の深川にある鉄瓶長屋で起こった殺人事件と差配人の失踪をきっかけに櫛の歯が抜けるように長屋から人が出ていく。住人が減ることに悩む新しい差配人の佐吉を励ます同心・井筒平四郎と甥で美少年の弓之助。佐吉や煮売り屋のお徳、岡っ引きの政五郎とおでこなど個性豊かな面々とのかかわりの中で鉄瓶長屋を空っぽにするために密かな企みが進行していることに気付いた平四郎と弓之助は長屋の持ち主である湊屋総右衛門を調べ始める。 今は江戸で袋物屋・三島屋を営む叔父夫婦の元で暮らしている。三島屋を訪れる人々の不思議話が、おちかの心を溶かし始める。百物語、開幕! created by Rinker. 関連記事>Audible(オーディブル)は耳で読む~朗読者、会員特典、評判、おすすめ作品を紹介, <あらすじ> 住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。. 2014-10-17 [ぼんくら 感想] 宮部みゆき原作『ぼんくら』のあらすじをネタバレ暴露! 宮部みゆきさん原作の時代劇ミステリー『ぼんくら』が nhkでドラマ化されます。 ベストセラー作家の宮部みゆきさんの小説のドラマ化 ということで注目されていますね。 あやし―怪. 井筒平四郎と弓之助を主人公とした続編が2004年に「日暮し」2011年に「おまえさん」がいずれも講談社から刊行されている。, 宮部みゆきさんの本は好きで読んでいたのですが時代物に苦手意識があって、評判がいいものの今まで読まずにいました。読み終わった今、ただ一言「もったいないことした!」。です。1話ずつの短編ですが、どれもサラリと読めます。多少の言葉遣いに戸惑いがあったものの2編・3編と読んでいくと慣れていって気にならなくなりました。それは、やはり登場人物の魅力だと思います。人情に厚い、お徳さんやこちらも同心としては、いささか怠けがちだけれどいざとなれば、きちんと行動してくれる頼れる平四郎。この2人を軸に長屋で起きる事件も人情込み込みで解決されていきます。とても楽しく後半が楽しみです。. ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕! 宮部みゆき原作の人情時代劇ミステリー! 江戸深川を舞台に、怠け者で“ぼんくら”に見えるが、実は思いやりと鋭い洞察力を持つ同心・井筒平四郎が事件を解決していく! 「おまえさん」は宮部みゆきの長編時代ミステリーである。宮部 みゆきの小説おまえさんについてのあらすじや作品解説はもちろん、長文考察レビューや評価を閲覧できます。現在、実際におまえさんを読んだユーザによる1件の感想が掲載中です。 Do NOT follow this link or you will be banned from the site. 月夜の晩の、江戸にまつわる本当に恐い恐い怪談の数々を描いた江戸ふしぎ噺。その話がどういうふうに終わるのか、ちゃんと聞いたのか? ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。著者渾身の長編時代ミステリー。 当ブログの宮部みゆきオススメ20作に選出しています。 関連記事>宮部みゆきの名作を読むなら~おすすめ20作品ランキングを紹介. 16歳のシェンと師匠のマエストロが、あなたとともに、あなたを救うために闘う愛と冒険の物語。, <あらすじ> 江戸・深川の料理屋「ふね屋」では、店の船出を飾る宴も終ろうとしていた。, 主人の太一郎が胸を撫で下ろした矢先、突然、抜き身の刀が暴れ出し、座敷を滅茶苦茶にしてしまう。亡者の姿は誰にも見えなかった。. 『あやし ~怪~』 (2000年) 時代物 短編集. 「ぼんくら」は宮部みゆき作の長編時代ミステリー小説である。宮部 みゆきの小説ぼんくらについてのあらすじや作品解説はもちろん、長文考察レビューや評価を閲覧できます。現在、実際にぼんくらを読んだユーザによる1件の感想が掲載中です。 32. 宮部みゆきの「かまいたち」を読んだ感想とあらすじ 2004.09.14 2020.06.20 山本博文ほかの「山本博文教授の江戸学講座」を読んだ感想 ol、法律事務所 、東京ガス集金課勤務 の後、小説家になる。 1987年、「我らが隣人の犯罪」でデビューする。 山本周五郎賞受賞。宮部みゆきの真骨頂が存分に発揮された社会派ミステリーです。 1992年の時点でクレジットカード破産を扱い、社会に対して鋭い目を向けた重厚な作品に仕上がっています。 先日再読したのですが、今読んでみても色褪せないストーリーは、1位に推すのに充分なほどの説得力がありました。 Audible版もあります。 最初の一冊が無料になる、Audibleの詳しい解説は以下の記事を確認ください。 関連記事>Audible(オーディブル)は耳で読む~朗読者、会員特典、評判、おすすめ作品を紹介 『ぼんくら』は、宮部みゆきによる日本の小説。『小説現代』1996年3月号から2000年1月号まで計18回掲載されたものを加筆・訂正したうえで刊行された。その後、『日暮らし』『おまえさん』とシリーズで発表されている。, 『ぼんくら』『日暮らし』の2作を原作としたラジオドラマが『ぼんくら・日暮らし』のタイトルで制作され、ABCラジオ(朝日放送)で2005年10月9日から2006年3月にかけて放送された。「宮部みゆきラジオドラマシリーズ」の一作で、江戸の下町を舞台にしたミステリー劇。, 2014年10月からNHK木曜時代劇で連続テレビドラマ化された。主演は2003年に放送されたNHK時代劇『またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜』以来11年ぶりとなる岸谷五朗[1]。, 2015年10月22日から『ぼんくら2』として2004年に刊行された小説『日暮らし』のエピソードが描かれる続編が放送された[2]。, http://www.nhk.or.jp/wonder-web/special/0083/, 風間俊介「自然に撮影に入っていけた」 小西真奈美「うなずくだけで前のめりになった」, http://mantan-web.jp/2015/10/02/20151002dog00m200014000c.html, https://web.archive.org/web/20141018052535/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141017-OHT1T50111.html, 長屋にやってきた佐吉(風間俊介)をお徳(松坂慶子)が毛嫌いする理由は?木曜時代劇『ぼんくら』, http://mantan-web.jp/2015/10/23/20151023dog00m200001000c.html, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ぼんくら&oldid=80150098, これをきっかけに2009年3月末までの4年間毎年ナイターオフの日曜21:00よりABCラジオキー局の連続ラジオドラマシリーズが放送されていた。(詳細は. 2005年にABCラジオで12回のラジオドラマとして制作・放送された。また2014年10月からNHK木曜時代劇で10回の連続ドラマとして岸谷五朗主演で放送された。 『ぼんくら』は、宮部みゆきによる日本の小説。 『小説現代』1996年3月号から2000年1月号まで計18回掲載されたものを加筆・訂正したうえで刊行された。 その後、『日暮らし』『おまえさん』とシリーズで発表されている。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); <あらすじ> あなたの悪夢退治します! 16歳のシェンと師匠のマエストロ二人のドリームバスターが、地球とは別の位相に存在する惑星テーラから、地球人の夢の中に潜り込んでいる懸賞金のかかった凶悪犯を退治しにやってきた。, 今度のミッションは、シェンにとってどうも、苦手だった。村野理恵子という極度に他人を恐れる20歳のOLの夢のなかだ。, 彼女は殺人事件の目撃証言をしたことがあり、それ以来、誰かが心の中で話し掛けてくるという。自分が目撃したのは、本当に犯人なのか?落ち込む彼女に苛立ちつつ、シェンは彼女の悪夢に同調してしまう。, というのは、無意識にシェンの母親ローズを、思い出しているようだ。実はローズは、D・Bのターゲットでもある凶悪犯の一人だった……。, <あらすじ> 今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。, 亡き父について本を書きたいという彼女らの思いにほだされ、一見普通な梶田の人生をたどり始めた三郎の前に、意外な情景が広がり始める―。, イコはトクサ村に何十年かに一人生まれる角の生えたニエの子。その角を持つ者は「生贅の刻」が来たら、霧の城へ行き、城の一部となり永遠の命を与えられるという。, 親友トトによって特別な御印を得たイコは「必ず戻ってくる」と誓い、村を出立するが―。, <あらすじ> 十八年前に生き別れた母と子。聞きたいことは山ほどあった。それなのに。, 佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は実の母、葵だという。生き別れた親子に何があったのか。, 「この世のことを一人で全部背負(しょ)い込むわけにはいかないんだよ」。辛くても悲しくても決して消えてなくならない遺恨と嘘。本所深川の同心、平四郎と超美形の甥っ子、弓之助は真実を探り始める。, <あらすじ> 北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金比羅代参に連れ出された九歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。, 幸いにも、藩医を勤める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を見てくれた井上家の琴江が毒殺されてしまう。, 折しも、流罪となった幕府要人・加賀殿が丸海藩へ入領しようとしていた。やがて領内では、不審な毒死や謎めいた凶事が相次いだ。. <あらすじ> 森崎友理子は小学五年生。ある日、中学生の兄・大樹が同級生を殺傷し、失踪するという事件が起きた。, 兄の身を心配する妹は、彼の部屋で不思議な声を聞く。「ヒロキは『エルムの書』に触れたため、“英雄”に憑かれてしまった」。, 大叔父の別荘から彼が持ち出した赤い本がそう囁いていた。友理子は兄を救い出すべくたった一人で、英雄が封印されていた“無名の地”へと果敢に旅立った。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 小説家として活動するかたわら、小説ならびに創作物(フィクション)の素晴らしさを広めていきたいと思い、このブログを立ち上げました。, https://fictionpot.com/wp-content/uploads/2020/01/fiction-title.jpg, Audible(オーディブル)は耳で読む~朗読者、会員特典、評判、おすすめ作品を紹介. 怪談映画の巨匠・中川信夫監督が映画化!池部良がコートに身を包み、知的で都会的な金田一を演じる!, 歴史的美術品に関連した事件を解決していく、フランス発ミステリーの新シーズンを日本独占初放送!シーズン1&2もあわせて一挙放送!, 本作は、宮部みゆきの時代ミステリーにおける代表作を岸谷五朗を主演に迎え、連続ドラマとして初めて映像化した作品。, 葵が殺された現場に漂っていた煙草の匂いから、真の下手人への手がかりを突き止めた弓之助は、そのことを平四郎に伝える。弓之助によると、これは過去にあった殺人事件と関係しており、同一犯によるものだという。その頃、芋洗坂では、その下手人におはつがかどわかされ、葵屋敷に立てこもると・・・, 平四郎が葵殺しの下手人とにらんだおふじ、孫八、宗一郎への捜査が進み、真相が徐々に明らかになり始めた頃、この事件は一風変わった「通りもの」の仕業だと断じていた弓之助は、香りを楽しむ唐渡りの煙草が葵の手元にあったと知り、匂いこそに事件の鍵があるのだと気づく。そんな頃、芋洗坂で・・・, 葵殺しの下手人とにらんだおふじについて、衝撃的な事実を知る平四郎。また一人、湊屋の跡取り・宗一郎が総右衛門の実の子ではないかもしれないと聞き出し、宗一郎にも疑いの目を向ける。一方、おはつという幼子が、葵の家近くで首を締められるという事件があり、葵殺しの下手人が何かの理由で・・・, 同心・佐伯錠之介をもてなし、葵殺しを調べなおす許しを得た平四郎は、おふじや孫八ら葵に恨みを持つ人物を疑う。だが、弓之助はあまりにも整然とした葵殺しの現場の様子から、この事件は何かの間違いで起こった咄嗟の犯行ではないかと推理する。平四郎は鍵を握るもう一人の人物、湊屋総右衛門・・・, おふじのひと言から、佐吉が実の母の葵の亡骸を目の当たりにする破目になったと知った平四郎は、葵殺しを探りなおすため、現場を管轄する同心・佐伯錠之介へのもてなしをお徳に頼むことにした。そんなころ、葵の女中・お六に付きまとっていた孫八という男を、葵が、「子盗り鬼」騒動を利用して・・・, 久兵衛の話では、すっかり佐吉が葵殺しの下手人であることで話がついていた。しかし佐吉は、湊屋の計らいで、罰を受けず放免されることになる。佐吉は葵に捨てられた身。恨みを持っていてもおかしくはない。しかし、佐吉が下手人だとは信じられない平四郎や甥の弓之助らは、釈放された佐吉を訪・・・. Amazonで宮部 みゆきのぼんくら。アマゾンならポイント還元本が多数。宮部 みゆき作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またぼんくらもアマゾン配送商品なら通常配送無料。 <あらすじ> シェンとマエストロのドリームバスターの物語はいよいよ佳境にさしかかる。現代地球の日本に出現した彼らは!? 「ぼんくら」は宮部みゆき作の長編時代ミステリー小説である。 ©2020 Mystery Channel Inc. All Rights Reserved. これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界へと旅立った! 炎の中で踊る奇怪な人影を、再び見たのは娘の真由と同じ夢の中だった。怖しい影は二人を追いかけてきた。その時助けが…。悪夢のなかで、追いかけられたことはありませんか? <あらすじ> 「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」――江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。, その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。. やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。. ほうほう、短編集ですか。それも連作短編ね。ふむふむ。鉄瓶長屋を舞台にした人情ものかなんかですかね?題名もほのぼのしているしね。そう思って読んでいたら、全体の半分以上を占める「長い影」にきて、ん?違うかぁ?となる。, そう思って読んでいたら、全体の半分以上を占める「長い影」にきて、ん?違うかぁ?となる。, 最初の五つの一見短編に見える話は伏線でしかない。この「長い影」にきて初めて全体に施された”謎”が浮かび上がってくるのだ。そして、この「長い影」からこそが本書の見せ場になる。見せ場になると同時に、重要な登場人物も多く登場するのはここからである。, 舞台となる鉄瓶長屋は小名木川と大横川が交わるところ、新高橋の近く、深川北町の一角にある。初めて裏長屋の共同井戸の汲みかえをやった時に、どういうわけか井戸の底から赤く錆びた鉄瓶が二つも出てきたところからその名が付いた。, 鉄瓶長屋の地所の持ち主は、築地の湊屋総右衛門。俵物を扱う問屋の他、明石町で「勝元」という料亭も営んでいる。, その井筒平四郎といえば、年は四十の半ばで、ひょろりと長身、顎がこけ、眼が細く、いつも髭のそり残しがある。, 迷信深い気質でない。というより信心しない男である。面倒くさい割に効き目がないからだ。美人の細君はいるが、子供はいない。だが妙に子供に好かれる。細君に言わせると、平四郎が子供だからだそうだ。, そして、怠け者で、面倒くさがり。そもそも同心の四男坊である平四郎が家督を継ぐはずがなかったが、上の三人の兄が病弱で早世したり他家に養子にいき、お鉢が回ってきたのだ。, その時ですら、家督の欲しくなかった平四郎は、すこぶる女好きの父のことだから余所で子を産ませていやしないかと勘ぐり、その子を見つけ家督を押しつけてしまおうと考えたのだ。, そして、実際に熱を入れて探し始めた。この事がばれてとっちめられたのだが、逆にこの平四郎の思いつきと探し方に同心の素質を見た与力がおり、平四郎は”無事”家督を継ぐことになってしまう。, これと対称的なのが甥の弓之助。超のつく美形で、何でも計ってしまう癖がある。頭脳も明晰な少年である。ただ、一つだけ恥ずかしい弱点がある。, 足音が聞こえた。お徳はお露の父親・富平がいけなくなったのかと思い、慌てて外に出た。すると鉄瓶長屋の差配人・久兵衛の家に明りがついている。, てっきり富平がだめだったのかと思ったら、そうではなく、お露の兄・太助が死んだのだという。それも殺されたのだと。お露は殺し屋が来て兄を殺したという…。, 井筒の旦那がお徳の店を訪ねてきた。いつものように中間の小平次も一緒だ。そして、「殺し屋」は勝元の奉公人だった正次郎のようだという。お露がそういっているのだ。一昨年にあったことを怨みに思ってのことらしい。, だが、お徳も思っていたが口には出さないことがある。それはお露の服についていたのは「返り血」である。, 裏店の皆もうすうすそう感じていた。その矢先、差配人の久兵衛が行方をくらました。正次郎が自分を襲ってくるかもしれない。皆に迷惑をかけるわけにいかないから去るというのだ。, 井筒平四郎は桶屋の権吉の様子を見に来た。すると、人が変わったようにやつれたお律の姿がそこにあった。権吉が博打にはまり、それがもとで心配事があるようだ。, そうした中、新しい差配人がやってきた。二十七才の佐吉という若者であった。湊屋は若造をよこしてきたのだ。そして、佐吉がやってきて間もなく、権吉の所に博打の取り立てがやってきた…。, 井筒平四郎が鉄瓶長屋を訪れた時のこと。平四郎の帯にむしゃぶりついてきた子供がいた。痩せこけた子供だ。迷子のようだ。, 子供の服から牛込通り下、風見屋に近いところに住んでいることがわかった。そこの差配人・卯兵衛がやってきて、子供は長助ということがわかった。そして、卯兵衛は鉄瓶長屋で意外な人物を見かけて驚いていた。, 平四郎がいつものようにお徳の店で軽口をたたいたら血相を変えてお徳が怒り出した。何がなんだかわからない。, 理由はじきにわかった。新しく移り住んでくるおくめという女に原因があったのだ。このおくめの一言がお徳を傷つけていたのだ。, 佐吉から平四郎に相談があった。だが、今度ばかりは二人で頭を抱えてしまう。というのは、信心にかかわるものだから止めろとはいえないのだ。最初は豆腐屋の八助が発端だったようだ。壺をもってきて拝み始めたという。そして徐々にそれに感化された人間が増えてきたのだという。, そうこうしているうちに、この八助の一家と他に二つの家が鉄瓶長屋からいなくなってしまった…, そもそも湊屋は何を考えて佐吉を鉄瓶長屋に送り込んできたのだろうか?鉄瓶長屋は店子が出て隙間だらけになっている。これでは長屋としてどうにもならなくなってしまう。, 平四郎は親しい隠密廻りの辻井英之介に湊屋と佐吉のことを話した。英之介は何か湊屋の家の事情に関わることがあるのかもしれないという。, 一つ目は佐吉のことである。佐吉は湊屋の遠縁の者であると書いてある。そして、佐吉の母・葵は昔佐吉を連れて湊屋の世話になったことがあり、やがて行方をくらましたことも書かれていた。, どうにもわからないことだらけである。最近、前の差配人だった久兵衛を見かけたという情報もある。それに、いなくなった家族たちはどうしているのか?, そうしたことを考えていると、岡っ引きの仁平が平四郎を訪ねてきた。評判の悪い岡っ引きだ。仁平は湊屋に関して平四郎が何か情報をつかんでいないかとやってきたらしい。仁平は湊屋に遺恨があるらしい。, 平四郎は気になり、岡っ引きの茂七を訪ねた。湊屋と仁平のことを聞くためである。だが、茂七はおらず、代わりに政五郎が応対してくれた。, 平四郎には子供がいない。いずれ養子をとらなくてはならない。細君は甥の弓之助を是非にといっている。この弓之助が平四郎の家に遊びにやってきた。驚いたのはその美形だけではなかった。何でも計ってしまうのだ。それがかなり正確なのだ。そして、頭も相当切れる。, 平四郎はこの弓之助をつかい、今回の一連の出来事の裏で何が画策されているのかを追い始める…, 井筒平四郎小平次…中間弓之助…甥お徳おくめ佐吉…鉄瓶長屋の差配人官九郎…佐吉の飼い烏長助辻井英之介(黒豆)…隠密廻り政五郎…岡っ引き茂七の手下おでこ(三太郎)お露太助…お露の兄富平…お露の父親正次郎…勝元の元奉公人権吉…桶屋お律…権吉の娘卯兵衛善治郎…成美屋の番頭幸兵衛八助…豆腐屋おしゅうおりんふぶき…巫女相馬登…医師仁平…岡っ引き湊屋総右衛門おふじ…女房みすず…娘久兵衛…鉄瓶長屋の差配人葵…佐吉の母, 築地本願寺の参拝録(東京都中央区)江戸浅草御坊から築地御坊と呼ばれ方が変わったお寺, 報国寺の参拝録(神奈川県鎌倉市)「竹の寺」報国寺は竹林だけでなく枯山水も苔も綺麗だった, 渋谷氷川神社の参拝録(東京都渋谷区)渋谷村・下豊沢村の鎮守で江戸七氷川の筆頭とされる神社, 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第6巻 雨降ノ山」を読んだ感想とあらすじ(最高に面白い!), 大塚英志監修、山本忠宏編「まんが訳 酒呑童子絵巻」の読書備忘録(要約と紹介と感想と). 金田一を演じた俳優第1号 片岡千恵蔵や高倉健主演の蔵出し作品から、石坂浩二、古谷一行主演の“王道” 作品まで、金田一耕助を大特集!, 若き高倉健が金田一に扮し、サングラス姿にオープンカーを乗りまわす現代青年として登場!監督は「忠臣蔵」の名匠・渡辺邦男が、妖気漂うスリラー・ムードで描く。, 美女の死体に妖しくうごめく吸血蛾…殺人鬼の正体とは!? 待望の書き下し、最新刊! しかし、ふね屋の十二歳の娘おりんにとっては、高熱を発して彼岸に渡りかけて以来、亡者は身近な存在だった――。この屋敷には一体、どんな悪しき因縁がからみついているのだろうか? 大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。, そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。. 宮部 みゆき(みやべ みゆき、1960年12月23日[1] -)は、日本の小説家。東京都[1]江東区生まれ。日本推理作家協会会員[1]。日本SF作家クラブ会員。雑誌幻影城ファンクラブ「怪の会」元会員[2]。, OL、法律事務所[1]、東京ガス集金課勤務[3]の後、小説家になる。1987年、「我らが隣人の犯罪」でデビューする。以後、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞受賞)『火車』(山本周五郎賞受賞)『理由』(直木賞受賞)『模倣犯』(毎日出版文化賞特別賞受賞)などのミステリー小説や、『本所深川ふしぎ草紙』(吉川英治文学新人賞受賞)『ぼんくら』などの時代小説で人気作家となる。ほかに、ファンタジーやジュブナイルものの作品がある。, 1960年12月23日、東京都江東区深川のサラリーマン家庭に生まれる。母方の祖父は木場の川並職人、父親も職人的な仕事である[4]。深川で母方では自分で4代目[5]の下町に育った。現在もそこで部屋を借り仕事場にしている[6]。小学校2年生で父親が買ってくれた『杜子春』を1日で読む[4]。その後は移動図書館で借りて読み、『人形の家』ルーマー・ゴッデンや『ドリトル先生』シリーズを愛読した[7]。, 父から、落語や講談の怪談噺を聞かされ育った。父はテレビ時代劇も大好きで、一家で大河ドラマを観て、自分もファンになり、特に中学1年生で『国盗り物語』にはまって、再放送も観て複雑な人間関係や時代背景、そして戦国時代の基礎知識を学習した。『草燃える』で鎌倉時代を同様に学習する。また父に倣い原作の時代小説を読み、永井路子のファンとなり、他の小説も読む。山本周五郎の『赤ひげ診療譚』と他の小説も同様の経緯で読んだ[8][9]。, 映画好きの母からはハリウッドの黄金期の映画、例えば『恐怖の報酬』、『鳥』、『サイコ』などの話を、ビデオがない時代なので、子供時代からずっと語りかけで聞く[4][10]。, また、中学校の図書館の『世界の名作怪奇館シリーズ』[11]にはまり、高校生にかけては英米の怪奇小説にはまり『幻想と怪奇』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)、『怪奇小説傑作集』(創元推理文庫)、アンソロジー『怪奇と幻想』(角川文庫)、荒俣宏・紀田順一郎監修『怪奇幻想の文学』シリーズ(新人物往来社)などを公立図書館で借りて読む[12]。, 小中学校ではずっと、作文で褒められたことがなかった。小学4年生の時には読書感想文を「感想でなく本の宣伝文だ」と直させられたことさえあった。しかし、高校3年生の時の担任だった国語教師に、宮部は人に読ませようとして書いているから、小説家やライターになれるかもわからない、と初めて褒められた[13][14]。, 江東区立深川第四中学校卒業。1979年東京都立墨田川高等学校を卒業する[15]。卒業後、2年間のOL勤務の間に裁判所速記官試験(現在養成中止)に不合格、中根速記学校で速記を学び速記検定1級を取得する。, その後、1981年21歳から法律事務所に5年間勤務し、和文タイプライターのタイピストを担当した。10代からの海外ミステリに続き、当時日本のミステリも読むようになる。映画の影響もありこのころには自分も何かを書いてみたいという気持ちがわくがうまくいかない。参考に買った本もヒッチコック、トリュフォー共著の『映画術』だった。初歩習作『最初の依頼人』36枚を書く[16]。しかし、23歳のとき、ワープロ購入をきっかけに本格的に小説を書き始める。ワープロが発売され、自分も練習しなければと購入して勤務後に家で始めたが、突然何かを打ち始めそれが止まらない。やがて打っているのが小説だと分かった。それが続いて毎晩深夜まで睡眠時間を削り打って腕まで痛くなってくるほどで、親にも叱られたが止まらない。それが最初の小説で、「ミヤベミユキという小説家はワープロ様抜きでは生まれなかった」と記している[17]。ただし発表されていない。, 法律事務所は新宿歌舞伎町にあり、顧問になっている店も風俗店が多かったが、そこで知ったことは直接には書いていない。5回の破産企業の管財人就任の時以外は、空き時間が多く、留守番時には速記のアルバイトも許され、『判例時報』などもかなり読んでいた[4]。, その後、雑誌広告で知った[4]講談社フェーマススクール・エンタテイメント小説作法教室に1984年から1年半通い(高額授業料のため期末まで残り、半年は各回打上のみ参加)、山村正夫、南原幹雄、多岐川恭の講師と石川喬司、阿刀田高のゲスト講師に学ぶ[18]。まだ、プロになるなど思っていなかった[19]。同教室の1989年の受講生に、篠田節子がいる。, 小説教室の仲間に勧められ、試しにオール讀物推理小説新人賞に応募し、3回目の1986年候補になり[19]、夏樹静子に励ましの評価を貰って、小説家への道が見え、意欲が初めて湧く。翌1987年にオール讀物推理小説新人賞を受賞し[注釈 1]、短編「我らが隣人の犯罪」でデビューする。多岐川恭に「仕事を辞めないこと、次作が載らず、なかなか本が出なくても書き続ける、健康に注意」と助言される[21]。長編依頼をもらい、時間拘束のきつい法律事務所を辞め、自由のきく東京ガスの集金人を2年間務める[3]。2年半かけて[3]1989年2月に東京創元社『鮎川哲也と十三の謎』の第5回配本『パーフェクト・ブルー』が初出版される。同年に専業作家となり、『魔術はささやく』を書き、1989年日本推理サスペンス大賞を受賞する[4]。『龍は眠る』(綾辻行人と日本推理作家協会賞を同時受賞)などの超能力を扱った作品が多かったが、1992年に発表した『火車』は、クレジットカードローンによる多重債務問題を描き出し、山本周五郎賞を受賞した。, ミステリーではその後、『理由』で直木三十五賞、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。宮崎勤事件に触発されて書いた[22]『模倣犯』の後で現代の闇を描くことに疲れて、時代小説やファンタジーを重点に書く[23]。, 時代小説では、江戸に住む人々の人情を描き、吉川英治文学新人賞を受賞した『本所深川ふしぎ草紙』や、超能力ものの『霊験お初捕物控』、深川を舞台にしたミステリー『ぼんくら』『日暮らし』などがある。, テレビゲームが趣味であり、PlayStation 2用ソフト『ICO』を宮部から申し出て小説化した作品がある[24]。『ドリームバスター』、劇場用アニメ化された『ブレイブ・ストーリー』などのファンタジー小説もある。大量殺人を忌避する気持ちから2010年初めて恋愛も登場するノンミステリーの青春小説『小暮写真館』を書く[25][23]。2012年、『ソロモンの偽証』が3部作、原稿用紙4700枚という超大作として話題になった。, 大沢在昌の主宰する事務所の大沢オフィスに京極夏彦とともに参加し3人の共同出資の「株式会社大沢オフィス」を設立している[26]。オフィスの公式サイト名は3人の姓から1字ずつとって「大極宮」と命名した。コードネームは「安寿」。また、2005年夏公開の映画『妖怪大戦争』のプロデュースチーム「怪」の一員にもなった。, 1995年に自身が語ったところによると、書き始めたころからの、どこからかストーリーが下りてきてワープロが書いているような感覚が続いていた。知人に、「いつもワープロにしめ縄を張って拝んでいるのでは」と言われた。人物設定でも、『火車』の「休職中の刑事」でも、考えたわけではなくて、そういう人として出てきた。でも、最後に犯人が出てくる小説を書くという基本設定や大阪球場内の住宅展示場を舞台になど自分で考えた。小説の世界が別にあって、そこから人物だけ引っ張ってきているから、背景が自分のものになっていなくて当時はシリーズが書けないと思った。いろいろ私事や体調などでアンテナの感度が悪くなると、何もキャッチできなくなりたちまちスランプになった[4]。初期の1992年から2001年にかけて、多くの連載が中断され、未完のままとなっている。他の作家のように、連載で問題があっても後で加筆修正し、完成させることができないでいる。, これは全体に共通するが、作品の多くは、タイトルとラストの3行、時には2ページくらいは決まっている。そういうラストストックが数本コルクボードに貼ったり、データや頭の中の画像としてある。タイトルが決まらないと書けない。冒頭から書いていき、途中考えたことが何か所か浮かんでいて、その間とラストまでを作り書いていく。これも、重要な部分だけ決定している時と、タイトルを決めた段階で細部まで設定している場合の2パターンある[25]。人物の顔は、空想を限定するので書かない。誰から見ているのか視点を大切にする。説明は極力せず会話で表す。「視点にブレがなく、だれが本当のことを言って、誰が嘘ついているか、調べてみなくちゃわからないというルール」なら私にはミステリーだと定義している[19]。, 2002年の段階では、執筆に対して一定の自己コントロールができるようになった。取材は簡略な方である。今は警察や日本銀行本店本館の取材にも行ったが、ロッカーの名札の順番や湯呑みを置く順序、日銀も給湯室や掃除道具置き場など日常を表す場所を注意して見る。そういう場所を書いて作品に親しみやすくする。普通の人は書けるが、周りにいないスターなど書けないでいる[注釈 2]。特に国会議員や秘書、中央官僚などは取材しても書けないだろう[19]。, 最初に、人目を引く謎を提出して、それから多視点で光を当てて謎と全体像を浮かび上がらせる手法をよく使用する。これは高度の小説技術が必要で、各場面と部分にどの筋書きと謎解きの展開をするか緻密に構成を決め、登場人物の視点を合わせていき、最後に一つの大きな物語を提示しなければならない。他の作家は事前に詳細なプロットを作るが、宮部は一切設計図無しで書いてしまう[27]。, “普通の人”を被害者にする悪質なカルト宗教やマルチ商法に激しく怒りを感じ、20世紀に書いた現代ミステリは、自分が怒りや不安を感じた事件が、例えれば綾織りのように出たものだ。「社会派」と言われると自分としては大いに戸惑う。常に「自分がこうだったら怖い」「世の中のこういう所がすごく不安だ」ということを書く。女性の主人公にしたりするその描き方は、ずっと意識している。以前は「女性なのに刑事や検事」だと特別な位置づけが必要だったが、今はどこでも活躍している[22]。, 杉村三郎シリーズ『希望荘』で2011年東日本大震災当日の様子を書いたのは放射能の数値が花粉情報のように流され、怯え気にしていた姿を残したかった。同シリーズの『昨日がなければ明日もない』「絶対零度」で、体育会系の同調圧力を書いたのは、不明な組織に入れられて、「お前がいちばん下だから」と命令されるのは、怖い。ナチス・ドイツがどんな仕組みで、当時の人たちがどう暮らしたのかにも興味がある。戦前、戦中の日本で異状が日常になったのに、意外に普通に過ごしたのも怖い。ファンタジーで、全体主義的なものが個々の人間にどう働きかけるのか書きたい[22]。, 時代小説では、年代を固定化したくないので有名人を出さない。特に『三島屋変調百物語シリーズ』は、江戸後期の設定だが、幕末になると不得意なので、長年にわたる話だが時代を進めないように努めている[10]。, アイデアは仕事場で机に向って考え思いつく。他の人と違い、息抜きの場では何も浮かばない。仕事場以外では作業できない。パソコンでは原稿用紙縦型レイアウトを使用して1枚分しか表示せずプリントアウトして赤入れして直す。パソコンはインターネットに接続しておらず、調査に使わず、メールアドレスも持たず、ワープロ専用機として使用している[19]。, 最後の勤務2年間の東京ガス集金課の、料金の取り立てで社会の各層を見聞きしたことが、直接に参考になっている[3]。, インタビューで「小説教室で作家になって、"だったら私もなれる" と誤解させる罪作りな作家だ」と言われて少し愕然とする。文芸部にも入ったことがなく、同人誌もしていない。経験もつてもなく、小説教室に行くしかなかった。年配のプロを目指す人の中で、自分は初めてで最初はダメだったが、感想を言ってもらっただけでうれしかった。大極宮での「作家になる方法」の質問には、まず書くしかないし「人が書いていないものを書く」、後は運任せの厳しい世界だ、と答えている[19]。, この時までのペンネームは「山野田みゆき」で、受賞時に講談社の担当編集者にわかり易く覚えやすい作者名に変更するよう助言され今の名前にした。母が親しい拝み屋さんに、「本名はよくないから使うな」と言われていて、「宮部みゆき」を見てもらうと「いい名前だ」と認めてもらった, 『セッション』綾辻行人 P.18-23 1999年 集英社文庫 所収「綾辻行人との対談」, 『まるごと宮部みゆき』「宮部みゆきロングインタビュー」 P.139-188 朝日新聞社 2002年8月, 。『小説すばる』2005年12月号 篠田節子との対談「志高き者よ、新人賞の門をたたけ!」, 大沢在昌『小説講座 売れる作家の全技術 - デビューだけで満足してはいけない』角川書店 2012年 p.144, http://www.osawa-office.co.jp/write/miyabe.html, 2019年1月「自分が怖いと思うことを書いてきた」―作家・宮部みゆきの“予見性”、【連載・平成時代を視る】Yahoo!ニュース特集, 「宮部みゆき「殺人はもう書きたくない」青春小説『小暮写眞館』」朝日新聞BOOK 2010年7月20日, 【シリーズ対談】松田哲夫の著者の魅力にズームアップ!デビュー23年目の初めて尽くし「新刊ニュース 2010年8月号」, 大航海時代 Online Liveイベント 宮部みゆき「ドリームバスター」in「大航海時代 Online」, http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0602/24/news105.html, 【重要なお知らせその2】河合隼雄物語賞選考委員に後藤正治さん、中島京子さんが就任されました, https://mantan-web.jp/article/20131229dog00m200089000c.html, https://mantan-web.jp/article/20180123dog00m200011000c.html, http://www.oricon.co.jp/news/2078830/full/, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=宮部みゆき&oldid=80174192, 綾辻行人とは生年月日やデビュー年月が同じであり、互いに推理小説でデビュー(綾辻は1989年9月に長編『, 93年事務所開設以来20年あまり、最も自分を知る2歳下の担当者が病気で余命3ヶ月と宣告され、病室に見舞いに行っても自分は泣くばかりだったが、「私が先にいって、宮部さんの作家として重荷になっている事を全部持って行くから、身軽になってほしい」と言われた。2014年亡くなった後に喪失感で自分が半分失くなったように感じたが、しばらくして彼女の言葉を思い出し気が楽になり、亡くなって自分といつも一緒にいて自分のこれからの仕事を見守ってくれていると感じ、彼女の思い出が仕事の原動力になっている, 「六月は名ばかりの月」で第45回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)候補。, 心とろかすような マサの事件簿(1997年11月 東京創元社 / 2001年4月 創元推理文庫), 収録作品:心とろかすような / てのひらの森の下で / 白い騎士は歌う / マサ、留守番する / マサの弁明, 【再編集・改題】マサの留守番 蓮見探偵事務所事件簿(2008年4月 講談社青い鳥文庫) - 「心とろかすような」は未収録, 夢にも思わない(1995年5月 中央公論社 / 1997年10月 中央公論社C★NOVELS / 1999年5月 中公文庫/ 2002年11月 角川文庫), ドリームバスター2(2003年3月 徳間書店 / 2009年7月 トクマ・ノベルズEdge), ドリームバスター3(2006年3月 徳間書店 / 2010年1月 トクマ・ノベルズEdge), 【分冊】ドリームバスター4 時間鉱山 前篇(2010年7月トクマ・ノベルズEdge), 【分冊】ドリームバスター5 時間鉱山 後篇(2010年8月トクマ・ノベルズEdge), ここはボツコニアン2 魔王がいた街(2012年11月 集英社 / 2016年5月 集英社文庫), ここはボツコニアン3 二軍三国志(2013年8月 集英社 / 2016年7月 集英社文庫), ここはボツコニアン4 ほらホラHorrorの村(2014年9月 集英社 / 2016年9月 集英社文庫), ここはボツコニアン5 FINAL ためらいの迷宮(2015年9月 集英社 / 2016年11月 集英社文庫), 【改題】刑事の子(2011年9月 光文社BOOK WITH YOU / 2013年9月 光文社文庫), 収録作品:返事はいらない / ドルシネアにようこそ / 言わずにおいて / 聞こえていますか / 裏切らないで / 私はついてない, 収録作品:とり残されて / おたすけぶち / 私の死んだ後に / 居合わせた男 / 囁く / いつも二人で / たった一人, 収録作品:ステップファーザー・ステップ / トラブル・トラベラー / ワンナイト・スタンド / ヘルタースケルター / ロンリー・ハート / ハンド・クーラー / ミルキーウエイ, 【改題】ステップファザー・ステップ 屋根から落ちてきたお父さん(2005年10月 講談社青い鳥文庫 / 2008年3月 講談社青い鳥文庫 SLシリーズ) - 「ワンナイト・スタンド」は未収録, 収録作品:六月は名ばかりの月 / 黙って逝った / 詫びない年月 / うそつき喇叭 / 歪んだ鏡 / 淋しい狩人, 収録作品:地下鉄の雨 / 決して見えない / 不文律 / 混線 / 勝ち逃げ / ムクロバラ / さよなら、キリハラさん, 鳩笛草(1995年9月 光文社カッパ・ノベルス) - 「燔祭」は「クロスファイア」の前日談, 【改題】鳩笛草―燔祭/朽ちてゆくまで(2000年4月 光文社文庫 / 2011年7月 光文社文庫プレミアム), 収録作品:人質カノン / 十年計画 / 過去のない手帳 / 八月の雪 / 過ぎたこと / 生者の特権 / 漏れる心, 収録作品:雪娘(「雪ン子」を改題) / オモチャ / チヨ子 / いしまくら / 聖痕, 第III部 法廷(2012年10月 新潮社 / 2014年10月 新潮文庫【上・下】), 「第III部 法廷」の文庫版下巻には書き下ろし中編「負の方程式」を収載(杉村三郎・登場), 悲嘆の門(2015年1月 毎日新聞社【上・下】 / 2017年11月 新潮文庫【上・中・下】), 天狗風 霊験お初捕物控2(1997年11月 新人物往来社 / 2001年9月 講談社文庫 / 2014年4月 講談社文庫【新装版】), 日暮らし(2004年12月 講談社【上・下】 / 2008年11月 講談社文庫【上・中・下】 / 2011年9月 講談社文庫 新装版【上・下】), おまえさん(2011年9月 講談社【上・下】 / 2011年9月 講談社文庫【上・下】), おそろし 三島屋変調百物語事始(2008年7月 角川書店 / 2010年6月 新人物ノベルス / 2012年4月 角川文庫), あんじゅう 三島屋変調百物語事続(2010年7月 中央公論新社 / 2012年2月 新人物ノベルス / 2013年6月 角川文庫), 収録作品:魂取の池 / くりから御殿 / 泣き童子 / 小雪舞う日の怪談語り / まぐる笛 / 節気顔, かまいたち(1992年1月 新人物往来社 / 1996年9月 新潮文庫 / 2007年3月 講談社青い鳥文庫), 収録作品:鬼子母火 / 紅の玉 / 春花秋燈 / 器量のぞみ / 庄助の夜着 / まひごのしるべ / だるま猫 / 小袖の手 / 首吊り御本尊 / 神無月 / 侘助の花 / 紙吹雪, 収録作品:お勢殺し / 白魚の目 / 鰹千両 / 太郎柿次郎柿 / 凍る月 / 遺恨の桜 / 糸吉の恋(愛蔵版、完本のみ収録)/ 寿の毒 / 鬼は外(完本収録、末尾2篇), 収録作品:堪忍箱 / かどわかし / 敵(かたき)持ち / 十六夜髑髏 / お墓の下まで / 謀りごと / てんびんばかり / 砂村新田, 収録作品:居眠り心中 / 影牢 / 布団部屋 / 梅の雨降る / 安達家の鬼 / 女の首 / 時雨鬼 / 灰神楽 / 蜆塚, あかんべえ(2002年3月 PHP研究所 / 2006年12月 新潮文庫【上・下】), 孤宿の人(2005年6月 新人物往来社【上・下】 / 2008年5月 新人物ノベルス【上・下】 / 2009年11月 新潮文庫【上・下】), 収録作品:坊主の壺 / お文の影 / 博打眼 / 討債鬼 / ばんば憑き / 野槌の墓, この世の春(2017年8月 新潮社【上・下】/ 2019年11月 新潮文庫【上・中・下】), 平成お徒歩日記(1998年6月 新潮社 / 2000年12月 新潮文庫 / 2008年5月 新潮社【新装版】 / 【改題】ほのぼのお徒歩日記2019年12月 新潮文庫), やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き!(2011年8月 新人物往来社 / 2013年8月, 宮部みゆき全一冊(2018年10月 新潮社)- 単行本未収録短編・エッセイ、ロングインタビュー、全作品年表などを収録した作家生活30周年記念のコンプリートブック。, だからミステリーは面白い 気鋭BIG4 対論集(1995年3月 有学書林) - 共著:, 運命の剣のきばしら(1997年6月 PHP研究所 / 1999年2月 PHP文庫)「あかね転生」-, 【改題】贈る物語 Terror みんな怖い話が大好き(2006年12月7日 光文社文庫), 松本清張傑作選 戦い続けた男の素顔 宮部みゆきオリジナルセレクション(2009年7月 新潮社 / 2013年4月 新潮文庫), 【改題・再編集】明日からは、殺人者 ミステリー傑作選26(1994年4月 講談社文庫), 【改題・再編集】完全犯罪はお静かに ミステリー傑作選28(1995年5月 講談社文庫), 「傑作推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全集〈上〉(1995年6月 光文社カッパ・ノベルス)「過ぎたこと」, 【改題】仮面のレクイエム 日本のベストミステリー選集25(1998年6月 光文社文庫), 推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1996年版(1996年6月 講談社)「人質カノン」, 日本ベストミステリー「珠玉集」〈上〉(1992年6月 カッパ・ノベルス)「勝ち逃げ」, 殺人前線北上中 ミステリー傑作選 (1997年4月 講談社文庫)「のっぽのドロレス」, 最新「珠玉推理(ベスト・オブ・ベスト)」大全〈下〉(1998年10月 光文社カッパ・ノベルス)「砂村新田」, ミステリー傑作選・特別編6 自選ショート・ミステリー2(2001年10月 講談社文庫)「車坂」, 事件現場に行こう 最新ベスト・ミステリーカレイドスコープ編(2001年11月 光文社カッパ・ノベルス)「いしまくら」, 【改題】事件現場に行こう 日本ベストミステリー選集33(2006年4月 光文社文庫), ザ・ベストミステリーズ 2003 推理小説年鑑(2003年7月 講談社)「なけなし三昧」, 推理作家になりたくて第1巻 マイベストミステリー匠(2003年6月 文藝春秋)「決して見えない」、書き下ろしエッセイ「ピカリと閃いて」, 名探偵を追いかけろ(2004年10月 光文社カッパ・ノベルス / 2007年5月 光文社文庫)「鬼は外」, 不思議の足跡(2007年10月 光文社カッパ・ノベルス / 2011年4月 光文社文庫)「チヨ子」, ミステリーの書き方(2010年11月 幻冬舎 / 2015年10月 幻冬舎文庫)※執筆作法「プロットの作り方」, 隣りの不安、目前の恐怖 日本推理作家協会賞受賞作家傑作短編集3(2016年6月 双葉文庫)「さよなら、キリハラさん」, 推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ(2017年8月 角川文庫)※エッセイアンソロジー, 短篇ベストコレクション 現代の小説2008(2008年6月 徳間文庫)「“旅人”を待ちながら」, 教室は危険がいっぱい 学園ミステリー傑作集(1996年4月 光文社文庫)「サボテンの花」, 撫子が斬る 女性作家捕物帳アンソロジー(2005年9月 光文社文庫 / 2018年12月 角川文庫【上・下】)「鰹千両」, 人恋しい雨の夜に せつない小説アンソロジー(2006年6月 光文社文庫)「いつも二人で」, 棋翁戦てんまつ記(1995年3月 集英社 / 2018年3月 集英社文庫)「御敵、船戸与一様」, 白のミステリー 女性ミステリー作家傑作選(1997年12月 光文社)「弓子の後悔」, 【改題・再編集】秘密の手紙箱 女性ミステリー作家傑作選3(1999年11月 光文社文庫), 危険な関係 女流ミステリー傑作選(2002年5月 ハルキ文庫)「ドルシネアにようこそ」, はじめての文学 宮部みゆき(2007年3月 文藝春秋)「心とろかすような」「朽ちてゆくまで」「馬鹿囃子」「砂村新田」 - 自選アンソロジー, SF JACK(2013年3月 角川書店 / 2016年2月 角川文庫)「さよならの儀式」, 日本SF短篇50 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジーIV 1993 - 2002(2013年8月 ハヤカワ文庫JA)「朽ちてゆくまで」, さよならの儀式 年刊日本SF傑作選(2014年6月 創元SF文庫)「さよならの儀式」, 私がデビューしたころ ミステリ作家51人の始まり(2014年6月 東京創元社)※エッセイアンソロジー「十五年ひと昔」, 古書ミステリー倶楽部 傑作推理小説集3(2015年5月 光文社文庫)「のっぽのドロレス」, アリス殺人事件 不思議の国のアリスミステリーアンソロジー(2016年6月 河出文庫)「白い騎士は歌う」, なさけ 〈人情〉時代小説傑作選 (2018年3月 PHP文芸文庫)「首吊り御本尊」, 火焔太鼓 三島屋変調百物語七之続 『小説野生時代』2020年2月号月号(KADOKAWA)三島屋シリーズ, 杉村三郎シリーズ (文藝春秋『オール讀物』2017年11月号 - (読み切り形式連載 不定期)), 泣き虫のドラゴン『小説新潮』1996年1月号 新潮社創立100年記念、2017年6月号再掲載, お年玉小説 あなた「朝日新聞」2002年1月1日掲載新潮社全面広告掲載、『小説新潮』2017年6月号再掲載, タクシードライバー尾藤浩一のちょっと奇妙な業務日誌、第1部「誘拐」、第2部「心眼」(新潮社『小説新潮』連載、1999年2月号, 茂七の事件簿 ふしぎ草紙(2001年6月29日 - 9月21日、全10話、原作:本所深川ふしぎ草紙 / 初ものがたり / 幻色江戸ごよみ), 茂七の事件簿 新ふしぎ草紙(2002年6月28日 - 9月20日、全10話、原作:かまいたち / 本所深川ふしぎ草紙 / 幻色江戸ごよみ / 寿の毒 / 堪忍箱), 茂七の事件簿3 ふしぎ草紙(2003年7月11日 - 8月8日、全5話、原作:本所深川ふしぎ草紙 / 堪忍箱 / かまいたち / 砂村新田), 第三夜・長い長い殺人(2012年5月21日、主演:長塚京三) - 2007年11月4日にWOWOWで放送されたものを再編集, 天狗風〜霊験お初捕物控〜(2009年4月 - 10月 秋田書店、作画:坂口よしを、全2巻), クロスファイアアナザーストーリー(2009年9月、MFコミックス、作画:藤森ゆゆ缶、全1巻), 野崎六助著『宮部みゆきの謎 最強の女流ミステリを徹底分析する』情報センター出版局、1999年、, 宝島社編『僕たちの好きな宮部みゆき Tribute to Miyuki Miyabe』(『別冊宝島』865)、.