15歳の時に見てぎょっとしました。そういう場面を見て、今まで無意識に見ないふりをしていたものを眼前に置かれたようでした。でも、高校生になった私にとって、もう心のどこかにあるべき生と死と愛と行為とに対する見方を教えてくれました。そして、長く長くじーーーーっとしていた感情がついに、、、というところでは「この同年代の男の子はこんな感情を激しく出せるのか」と唖然としました。なんとなくいけない気もしましたが衝撃でそこは何度も繰り返して見てしまいました。二つ目の窓とはどういうことなのでしょうか。もう一度見たときはその視点から見てみたいです。三年後にまた見ます。, 最近のテンポ良い日本映画とは異なり、古き良き時代の日本映画のような「静」と「動」が特徴的。奄美の自然と海で癒されるけど、結局母の男と死体はなんだったんだ?よくわからないまま終了~深く掘り下げちゃいけないのかな。, 結局、人間も動物であり、自然に生かされている事を痛感させる映画ですね。でも、都会に暮らしては、とても感じられないですね。奄美大島の自然の中だからこそかもしれません。, この映画は奥が深い! あまりにも多くのメッセージが込められているため、観る人によって幾通りものメッセージを捉えることができる作品である。 しかも、奄美大島という神秘的であらゆるものが凝縮された土地を舞台で撮られた映画であることが、メッセージを美化して伝えることができたのではないか。 「生と死」、「神と人」、「自然と人工」、「海と陸」、「男と女」、「大人と子供」、「田舎と都市」・・・、対極にある多くのものが、見えない窓で分かれているように見える。 大人になればなるほど、既成概念に閉じ込められて、自分の力で窓を開けることができなくなっているのかもしれない。そんな社会において、この作品は、「窓を閉めているものは自らの意識であり、窓を開けるのも自らの意識」であることを伝え ているように感じる。 窓を開くことで、外側の景色に行くことができ、そこは今まで悩んでいたことがすべて解決する世界でもある。しかし、なかなか外に飛び出すことができない。人はもっと自分に対して、そしてもっと自然に対して正直にならなければならないのかもしれません。 映画の中の界人と杏子のように。, 【賛否両論チェック】賛:奄美大島の人々の死生観が随所に表れていて、己の生き方について改めて考えさせられる。否:伝えたいであろう内容がどれも中途半端で、結局何を伝えたいのかがよく分からない印象。ヤギのと殺シーンや過激なラブシーンもあり。 思春期の微妙に揺れ動く感情や、死を目前にした人間の在り方、命を受け継いで生きていくことなど、奄美大島で織り成される「生命」をテーマにしたストーリーに、心揺さぶられます。ただ正直なところ、いろんなテーマがありすぎて、なんとなく中途半端な印象がしてしまいます。 ヤギを殺すシーンがかなりグロかったり、結構過激なラブシーンがあったりしますので、そういう描写があっても大丈夫な方は、ご覧になってみるとイイかと思います。, 御年90歳でも健在ぶりを見せつける、“クリント・イーストウッドの軌跡”を35mmフィルムで堪能!, 北村匠海と小松菜奈が『さくら』号泣シーンの舞台裏を語る「泣きすぎて、顔が動かなくなってしまうシーンもありました」, 1食300円以内!鮭の塩焼き、唐揚げ、卵焼き…井ノ原快彦が作るホッとする手作り弁当たち. Copyright © MOVIE WALKER Co., Ltd. All Rights Reserved. 【ネタバレあり】8年ぶりの狸兄弟・有頂天家族 二代目の帰朝感想 誇り高き「阿呆の血」が騒ぐ! あなたはこのレビューをお勧めしますか? はい. (function() { pa.src = window.location.protocol + "//api.popin.cc/searchbox/udilab.js"; 映画の撮り方を忘れてしまった監督、園子温による全くエロくも、面白くもない、ロマンポルノ。芸術... 前半はスローな展開が続くものの、後半から緊張感とワクワクが増していく、犯人探しサスペンス群像... 「愛の渦」、「裏切りの街」、「何者」、「娼年」の三浦大輔監督によるサラリーマン青春ドラマ。い... 北朝鮮から治療のために日本に帰国した兄と、その家族たちによる人間ドラマ。スローでアイデアや展... 間抜けな男女のやり取りをふふふと笑って楽しむ娯楽映画。記憶には残りませんが、気軽に見れる作品... お坊さんになった青年の寺での仕事や生活を描いた当たり障りのない物語。お坊さんあるあるで埋めつ... 奄美大島の映像も綺麗で、登場人物の演技も案外自然だったので、これはもしかすると本当に傑作かもしれない、と期待に胸を膨らませてしまった自分がいました。, 界人を演じたUAの息子、村上虹郎も悪くないです。ただ、なんでお父さんの村上淳まで一緒に出演させるのかが分かりませんでした。お父さんのシーンはバッサリカットすれば完成度が数倍上がったでしょう。, 杏子が界人に向って「ねえ、セックスしよう」と東京ラブストーリーの名セリフを引用し、界人は界人でお母さんと怒鳴り合いの喧嘩をおっぱじめます。するとお母さんが家を出て行ってしまい、行方不明になる。心配になって、泣き叫びながら、やっとお母さんを見つけ出した16歳の少年がそこで一言。, 界人のセックスシーンで締めくくります。セックスシーン自体はちゃんとキスもやっていてリアルでかつ美しさもあってよかったです。ただ、界人を演じた村上虹郎は実際は2014年現在17歳らしいんですが、あれは世間的にOKなんでしょうか。, 散々児童ポルノだなんだって騒ぐ人たちは少女が脱いだら大騒ぎするくせに、少年がセックスシーンをやろうと、お尻を出して、全裸で海で泳いでいてもスルーするのかな. 「七夜待」、「光」、「あん」などで知られる日本を代表する寒い女監督、奈良のソフィア・コッポラこと、河瀨直美が世に送り出す残念な映画。, 奄美大島の美しい景色、伝統音楽、素朴な人々の素朴な話を素材に傑作になる可能性を持ちながらも、ちゃんと最後に寒いシーンを持ってきて台無しにしてくれているお約束の一本。47点(100点満点), 奄美大島で生活している16歳の界人(村上虹郎)と同級生の杏子(吉永淳)。ある日、島の人々の相談を受けるユタ神様として生きてきた杏子の母イサ(松田美由紀)が、難病で余命わずかなことがわかる。, 杏子を励ましながらも、神と呼ばれる者の命にも限りがあることに動揺する界人。そんな中、恋人のいる母・岬(渡辺真起子)が醸し出す女の性に嫌悪感を抱いた彼は、衝動的に幼少期に別れた父のいる東京へと向かう。久々に父子一緒の時間を過ごして島に戻った界人だが、岬の行方がわからなくなったという知らせが飛び込んでくる。, 河瀨直美がカンヌ映画祭にこの映画を出品するときに「今までの最高傑作」と自画自賛したことで知られている作品です。自分の作品に対して、作り手が「最高傑作」なんてことを口走ってしまえるのは、日本の女性の中では河瀨直美か浜崎あゆみかのどっちかしかいないでしょう。, 大抵、こんなことを言うアーティストは自分に酔っているというよりも、「最高傑作」という言葉自体に酔っているような雰囲気があって嫌です。, でも最高傑作というんだったら、見てみようじゃないのと思って見る人も少なくないはずです。, 物語の幕が開け、高校生の男女が初々しい恋愛ドラマを披露し、奄美大島の映像も綺麗で、登場人物の演技も案外自然だったので、これはもしかすると本当に傑作かもしれない、と期待に胸を膨らませてしまった自分がいました。, しかし寒い女というのは必ずどこかでボロをやらかします。遅かれ早かれ寒い行動に出るわけです。, 河瀨直美が2時間の物語の中で大人しく、寒くないまま終わることなんでできないわけです。それができていたら、そもそも奈良のソフィア・コッポラなんて呼ばれないでしょう。あ、誰も呼んでないか。, まず、ヒロイン杏子を演じた吉永淳はよかったと思います。恋人役の界人を演じたUAの息子、村上虹郎も悪くないです。ただ、なんでお父さんの村上淳まで一緒に出演させるのかが分かりませんでした。お父さんのシーンはバッサリカットすれば完成度が数倍上がったでしょう。, なんで奄美大島を舞台に、いい感じに進んできた物語が急に東京に舞台を移す必要があるんでしょか。, 河瀨直美の作品には必ず河瀨直美自身が登場人物に出てきますが、この映画の場合、村上淳扮する篤に河瀨直美は自分を投影していました。息子の界人は父親になぜお母さんと離婚したのか聞きます。それに対する父篤の答えがこれ。, まだまだあります。父の篤は息子になぜ東京に住み続けるかを語るんですが、そのセリフがこれ。, 「東京にしかないパワーってのがあってさ、東京にしかない温もりがあるんだ。そんな世界中旅をしたわけじゃないんだけども、この東京に物質的な意味じゃなくて、なにか豊かさを俺はまだ感じる。忙しいし、疲れるし、時間の流れは速いし、だけど自分の表現したいことを増幅させてくれる街でもあるんだ」, これこそが河瀨直美語録なのです。おそらく普段から河瀨直美はお酒を飲んだりしたらこんなことを隣の男性に口走ったりするのでしょう。, 物語も終盤に入ると、今までほのぼの進んできたストーリーが急激にドラマチックになります。16歳のヒロイン杏子が界人に向って「ねえ、セックスしよう」と東京ラブストーリーの名セリフを引用し、界人は界人でお母さんと怒鳴り合いの喧嘩をおっぱじめます。するとお母さんが家を出て行ってしまい、行方不明になる。心配になって、泣き叫びながら、やっとお母さんを見つけ出した16歳の少年がそこで一言。, ドラゴンボールでしか聞けないセリフですよ。実写映画でこんなセリフを誰が言えますか。突っ込みどころが多すぎて僕としては大好物な映画ですね。, ラストは16歳の杏子と界人のセックスシーンで締めくくります。セックスシーン自体はちゃんとキスもやっていてリアルでかつ美しさもあってよかったです。ただ、界人を演じた村上虹郎は実際は2014年現在17歳らしいんですが、あれは世間的にOKなんでしょうか。, 散々児童ポルノだなんだって騒ぐ人たちは少女が脱いだら大騒ぎするくせに、少年がセックスシーンをやろうと、お尻を出して、全裸で海で泳いでいてもスルーするのかな。, 海外向けのポスターがそもそも少年少女が全裸で泳いでいるもので、河瀨直美は訴えられたりするのを承知で勝負に出たんでしょうか。そうだとしたら度胸ありますね。その度胸にだけは暖かい拍手を贈りたいと思います。, 海外在住。映画ブログ歴10年以上。年間300本以上の映画やドラマを鑑賞。特技は文句を言うこと。, 同ブログでは読者のリクエストにお応えします。面白い映画、テーマ、ゴシップ、人生相談などがありましたら問い合わせフォームからリクエストしてください。, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, おすすめの動画配信( VOD)サービスを目的別に徹底比較!U-NEXT,、HULU、NETFLIX、dTVなどをランキングにし、特徴やメリットデメリットなどを紹介。映画やドラマを見るならどこが一番いいのか答えを出します。.