すこーし前の話題で、掘り返すのもなんなんですが、あるわいせつ事件について、以下のような情報が飛び交っています。 「ゼクシィ」の担当が婚活アプリでレイプ事件を起こした。 リクルートから圧力がかかっているため、そのことは記事にはのらない。 | リクルートHD 「ゼクシィ」「R25」創刊に関わった凄腕社長の次の一手 . 社員ひとりひとりの情熱に賭ける企業文化こそ、リクルートの競争力の源泉です。 【プロフィール】 峰岸真澄(みねぎし・ますみ)/1964年生まれ、1987年にリクルート入社。「ゼクシィ」や「r25」の創刊に携わり、2003年に執行役員に就任。 Jリーグチェアマンの村井満氏、公立中学校の校長を務め、教育改革実践家でもある藤原和博氏など有名OBが多く、「人材輩出企業」と呼ばれるリクルートホールディングスは、今年で60周年を迎えた。時代とともに業態を進化させてきた同社の今後を、峰岸真澄社長(56)に訊いた。, 峰岸:私は立教大学を卒業して1987年にリクルート(現・リクルートホールディングス)に入社しましたが、学生時代から接点がありました。, イベントなどを手がけるサークルに所属しており、ある企画で協賛をお願いするため、リクルートに営業したことがあったんです。, 他の会社では、まず窓口担当者に折衝し、その後、課長、部長、役員と段階を踏む必要がありました。ところがリクルートでは、最初にプレゼンした20代半ばの担当者が即座に数百万円の協賛を決断してくれたんです。, 起業する前に3年間はビジネスの修業をしたいと考えていた私は、若手社員にも権限を与える自由闊達な社風を産み出すメカニズムを勉強しようとリクルートに入社しました。, 峰岸:当時スタートしたばかりの情報誌でしたが、私の主な仕事は中古車販売店様へ中古車の広告掲載を提案する営業でした。, お客さまの元に通いながら、営業として価値を発揮することはどういうことか、お客さまの売り上げを増やす、成長に寄与するにはどうしたらよいか、試行錯誤する日々でした。結果的に取引社数も拡大し、雑誌の売り上げも伸びていわゆるトップセールスマンになりました。, そんななか、入社3年目を迎えました。「そろそろ起業かな」と考え始めた矢先、社内で再び新媒体の立ち上げにかかわることになりました。結婚情報誌の「ゼクシィ」です。, 1993年の創刊後2年ほどは不調でしたが、出会いや交際、結婚までを網羅的に取り上げていた誌面をブライダル情報に特化させたことでブレイクしました。, その後売上高は順調に伸び、営業リーダーからゼクシィのトップに就任した30代の頃には300億円程度、スタッフは1000人程度の事業となり、上場企業の創業社長のような感覚で働いていました。, その後、住宅情報分野に異動しました。ここでの大きな成果は「週刊住宅情報」というブランドを「SUUMO」に変え、フリーペーパーやネット媒体として再生させたことです。社内で新たなチャレンジに取り組む日々が面白く、この年まで会社に残っているわけです。, 峰岸:当時の経験から、リクルートは営業の会社ではなく「マッチング」の会社だと考えるようになりました。, 個人と企業の橋渡し役として良質なサービスが提供できれば、顧客満足度も売り上げも上がってくる。逆に言えば、営業だけでは足りない。マッチングプラットフォームを磨き続けていくこととセットで、確実な成果に繋がると感じています。, ──今年は創業60周年の節目ですが、新型コロナという予測できない事態に見舞われました。, 峰岸:今は創業以来4度目の危機という認識です。第一の危機は1980年代後半、グループのマンションデベロッパーだったリクルートコスモス(現・コスモスイニシア)をめぐる問題で、1兆4000億円の有利子負債を抱えてしまったこと。, 2度目の危機が2000年頃のインターネットメディアの台頭で、紙媒体からの転換を迫られた。3度目が2008年のリーマンショック、そして4度目が今回のコロナ禍です。, コロナの打撃は広範に及びます。グルメ情報総合サイトの「ホットペッパーグルメ」や旅行情報サイトの「じゃらんnet」、結婚情報など売り上げが特に大きく落ち込みました。住宅情報や美容情報の分野はそこまでではないものの、当面は総じて厳しいでしょう。, コロナ以前から注力してきた2分野への投資をさらに拡大することです。ひとつは、リクルートのオリジンビジネスであるHR(ヒューマンリソース)、つまり人材マッチングのビジネスに注力する。, 2012年にアメリカの求人検索エンジンを手がけるIndeedを965億円で買収しましたが、我々のこれまでのHR分野の知見と、Indeedのテクノロジーやデータ解析力を掛け合わせてさらに進化させていく。, 2018年にはアメリカの企業レビューサイト大手のGlassdoorも1285億円で買収しました。Indeedは中堅・中小企業の求人に強く、Glassdoorは大手企業や人気有名企業の人事制度や報酬などのレビューに強いので、今後は求職者がIndeedで仕事を探し、意中の会社をGlassdoorのサイトで調べるといったシナジーも期待できます。, その中核が「Airペイ」という決済サービス。iPadまたはiPhoneとカードリーダー1台だけで、クレジットカードや電子マネーなど様々な決済が可能になります。特に中小企業や個人商店は「手間がかかる」とキャッシュレス決済導入を敬遠しがちですが、「Airペイ」ならハードルは大きく下がります。, リクルートでは会社の理念として「新しい価値の創造」「社会への貢献」「個の尊重」の3つを掲げています。, その中でも「個の尊重」を唱える企業は珍しい。これこそリクルートの企業文化を端的に表わしている理念だと思っています。社員ひとりひとりの情熱に賭ける企業文化こそ、リクルートの競争力の源泉です。, 【プロフィール】 ブログを報告する, 本当は毎日とか他の新聞社も取り上げたかったのですが、思ったよりも件数が多く、挫折してしまいました。記事検索をするのも遠方にあるので…, 「ゼクシィ」の担当がわいせつ行為をしたのか、けれども邪悪に対しては人一倍に敏感であった, 政治の不祥事と芸能人の逮捕の関係性を(無理やり)考えてみる、木は黙っているから好きだ, ネットで知り合った彼氏がブサイクすぎて自殺しかけた女性はいるか、バイラルメディアと末摘花. Tweet. © Shogakukan Inc. 2020, 子どもの抜けた歯ってどうしてる?…大人の歯になる成長を喜びたい!保管方法や処理方法を聞いた, 鬼滅の刃シールだけ抜き取ってお菓子は食べずに捨てられていた… コンビニ店員の告発画像が話題に. リクルートホールディングスは10月16日、東証1部に新規上場した。初値は、公募・売り出し価格(公開価格)の3100円を2%強上回る3170円を付けた。 2020年11月14日 7:00. すこーし前の話題で、掘り返すのもなんなんですが、あるわいせつ事件について、以下のような情報が飛び交っています。, 以上のような内容の話が、手を変え品を変え、ツイートやらまとめサイトやらで取り上げられていました。今回は、そういう風評について考えてみたいと思います。, 愛知県警中署は13日、婚活アプリで知り合った初対面の女性に睡眠導入剤を飲ませて乱暴し、けがを負わせたとして、準強制性交致傷の疑いで名古屋市**、無職、**容疑者(28)を再逮捕した。, 婚活サイトで知り合った女性に性的暴行を加えたなどして13日、男が準強制性交等致傷の疑いで再逮捕されました。, 8月の報道については、「無職」で通っているのに、なぜ「ゼクシィ」の名前が出るかというと、みなさんゲンダイの記事を読んでいるからなんですね*2。, 婚活アプリで知り合った女性に睡眠導入剤を飲ませて乱暴したとして、「リクルートマーケティングパートナーズ」社員の**容疑者(28=名古屋市中区)が2日、準強制性交の容疑で愛知県警に逮捕された。, 今話題にのぼっている8月の記事は「再逮捕」ですので、すでに7月2日の時点で彼は逮捕されています。で、「リクルートマーケティングパートナーズ」が、「ゼクシィ」を発行したり婚活アプリを作ったりしていることから、「ゼクシィ」呼ばわりされているわけです。このときに解雇されているのですから、8月の記事で「無職」になっているのでしょう。, 「(**容疑者は)確かに弊社の社員ですが、『ゼクシィ』に関わる業務には一切、携わっておりません。現在、弊社でも事実関係を調査中ですので、詳細は差し控えさせていただきたいと思います」(広報担当者), 「リクルートマーケティングパートナーズ」のサービス一覧*3を見てみると、「ゼクシィ」もありますが、その他にも、「スタディサプリ」「Quipper」「ケイコとマナブ」「キッズリー」という教育系、「カーセンサー」という自動車系なんかがあります。この広報の言葉が嘘でないのならば、これらのうちのどれかを彼は担当していたことになるのでしょう。「ゼクシィ」を発行している会社の社員ではありますが、「ゼクシィ」担当である、というのは誤りです。, また、中署は名古屋市**、情報サービス会社員の**容疑者(28)を逮捕した。署によると、**容疑者は4月30日午後7時半ごろ、同区の居酒屋で、婚活サイトを通じて知り合った女性(30)に、「酔い止めの薬」と睡眠導入剤2錠を飲ませ、自宅で性的暴行をした疑いがある。, 婚活サイトで知り合った女性に睡眠導入剤を飲ませて乱暴したとして、名古屋・中署は二日、準強制性交の疑いで、名古屋市**、会社員**(28)を逮捕した。, 婚活サイトで知り合った女性に睡眠導入剤を飲ませて性的暴行をしたとして、愛知県警中署は2日、名古屋市**、会社員、**容疑者(28)を準強制性交等容疑で逮捕した。容疑を認めているという。, 私が調べられたのは以上のものだけですが、基本的に会社名を出してはいません。唯一、毎日新聞だけが、後段に詳しい内容を載せています。, **容疑者は、リクルートグループで結婚情報誌「ゼクシィ」の出版や婚活サイトの運営を手掛けるリクルートマーケティングパートナーズの社員。婚活サイトは別の会社のものを利用していたという。, 毎日は記事見出しも「結婚情報出版の社員」として、かなりリクルートを推しています。すべての新聞を調べられるわけもないのですが、大手の新聞社でここまではっきり書いているのはちょっと珍しいです。ただ、「ゼクシィ」関連の仕事を男がしていないとするならば、この書き方はミスリーディングになってしまいますね。あと、さすがに自社の婚活サイトは使っていなかったんですね。, まことしやかに囁かれているのが、「リクルートが記事に圧力をかけている」というような話です。うーん、これは本当なんでしょうか。とはいっても、直接確かめる方法はありません。, そこで、この事件の報道された8月14日を基準に約1年間、男が逮捕されたのと同じような「強制性交」「準強制性交」関連の記事をピックアップして、会社名や所属先名がどれほど実名で報道されているのか、という点を調べてみました。サンプルにあげたのは、朝日・読売・産経です*4。, いくつか取りこぼしがある気もするのですが、81件分の記事を読みました。詳細については、PDFを作成したので、そちらをご覧ください。, https://ux.getuploader.com/storefornetlore/download/13, あえて傾向を語るのであれば、自衛隊や市の職員といった、公的な機関ほど実際の名称を記事上に掲載していると考えられます。また、少し意外だったのが、自社関連の社員が不祥事を起こした場合は、ちゃんと会社名を出すようにしているんですね。表にあるテレビ局の人が起こした事件は、10年以上前に懲戒解雇しているのに、未だに「元**テレビ」と書いているので、律儀といえば律儀です。まあ、そう書かないと「隠蔽してる!」と怒られてしまうからでしょうね*5。, しかし、逆に言えば、これをのぞけばほとんど実際の会社名やらなんやらを出している記事はないということです。一般の会社が名前を出されることはほぼありません。なので、各新聞社が「リクルート」の名前をわざわざ出さないのは、そんなに不自然なことでもありません。, ①逮捕された男は「ゼクシィ」発行元の会社に在籍していたが、「ゼクシィ」の業務に関わっていないという広報の証言がある。, ②今回の事件の初報で、社名をあげた新聞社は大手を確認した限りでは毎日だけである。ただし、①が事実であるとするとミスリーディングの恐れがある。, ③「強制性交」「準強制性交」などの容疑で逮捕された記事について、民間の会社の名前が出ることはほとんどないため、今回のリクルートの件が特別であるとは言い切れない。, 今回の話に、確実に断定できることはありません。あくまで周辺の事実から類推したことだけです。しかし、情報が伝播するとき、いともたやすく我々は「らしい」の文字を見落としてしまいます。そしてそこに「不正」のにおいをかぎつけると、反応はより過激になり、断定的になります。もしかしたら本当に、今回は圧力がかかっているのかもしれません。けれどその情報はどこにもありません。ならば、私達は断定的に話すことは何もできないのです。, そして実は、その「不正」と思ったにおいは、自身の権力に対する*7「嫉妬」のにおいだった、ということは、ありませんか。, 犯罪を擁護するつもりはありませんが、個人情報をばらまく気もないので、実名などはすべて伏せ字にしております。また、直接のリンクも外します。, あと、Yahooへの提供記事が消えていることから「圧力だ!」みたいな反応をしている方もいますが、これは契約期間の問題と思われます。, ネット上の情報検証まとめ on Twitter: "【注意】某大手企業に関連する事件のネット記事が「提供社の都合」により削除と表示されている件で憶測が飛んでいますが、これは記事を作成したメディアとの契約の話であって、一定期間経った記事が自動で削除されるのはネットではよくあることです。過去の同様の騒動の事例 https://t.co/qhLjVg9QNW", *4:本当は毎日とか他の新聞社も取り上げたかったのですが、思ったよりも件数が多く、挫折してしまいました。記事検索をするのも遠方にあるので…, 逆に気になるのは、事件についての各社の掲載基準です。結構週刊誌なんかに書かれてるような事件もあえて載せていない新聞社もあり、そっちのほうが気になります。, 例えば事件の重大性や、事件とその会社との関わりの度合い、被害者への配慮、まあ、スポンサーに気を遣って、というのも、可能性としてはありますが、証明しようがない。, ibenzoさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog リクルートには、魅力的な制度がたくさんあり、他の企業にはない少し変わった社風がいくつかあります。今回は、そんなリクルートの社風について、元リクルート社員で現役の転職エージェントが徹底解 …