こんなブログを立ち上げてみました。 楽しんでいただければ嬉しいです。. Copyright © 2018 Animals the Mysterious All Rights Reserved. ©Copyright2020 \とれぴく/.All Rights Reserved. 図書館のハムスター|クスッと笑える本を2分で紹介 地球に生まれた生き物は、いつか絶滅する運命。むしろ生き残ることのほうが例外だと。今泉忠明 監修、丸山貴史 著。この本に出てくる70種の絶滅理由を参考に、生きのびるコツを参考にしてもらいたいと著者は綴っています。 メガネウラ (Meganeura) は、約2億9,000万年前(古生代 石炭紀末期)の森に生息していた原始的なトンボ。 原蜻蛉目(げんせいれいもく。オオトンボ目、原トンボ目とも称する)に分類される 。 日本語ではゴキブリトンボともいう。. 子どもたちにも人気の高い身近な昆虫『トンボ』。日本最大のトンボとして知られる『オニヤンマ』は大きさ8㎝にも達し、世界最大種である『テイオウムカシヤンマ』は全長16㎝を超えることもある。, しかし、これでもまだまだ小さい方。今から約3億年前には、大きさ70㎝に達する身体を持つ巨大トンボ『メガネウラ』が存在していたのだ。, 今回は、古代の巨大トンボ『メガネウラ』の特徴や食べ物、どんな生活を送っていのか?という疑問について、イラストとともにチェックしていこう。, メガネウラは今から約2億9000万年前の石炭紀末期に存在した原始的なトンボ。別名『ゴキブリトンボ』とも呼ばれることもある。, メガネウラの名前の由来は、古代ギリシャ語で「巨大な翅脈(しみゃく)を持つもの」を意味する。その名の通り、メガネウラは現生の生物から古生物を含めた全生物の中で、「史上最大の昆虫」であり、「史上最大の飛翔できる節足動物」として知られている。, 見た目は現在のトンボにもよく似ているが、翅や翅脈は原始的な構造になっていることや、生殖器官が尾の先端に付いていることなどが異なる。, 飛行能力についてはあまり高くなかったことが判明しており、現在のトンボのように、空中で静止するホバリング飛行や複雑な飛行はできず、翅を羽ばたかせながら滑空飛行していたと考えられている。, 現生最大のトンボである『テイオウムカシヤンマ』の体長が16㎝程度であるのに対し、メガネウラの中でも最大種である『メガネウラ・アメリカーナ』は翼開長70㎝前後に達していた。, もちろん、全てのメガネウラが大きかったという訳ではなく、小さいものだ翼長10㎝程度と現生のトンボとさほど変わらない種類も存在していた。, これほどまでに昆虫が巨大化した原因については諸説あるが、『酸素濃度が現在よりも高値だったことが昆虫の巨大化を促した』という説が有力視されている。当時はシダ植物が大繁殖していた時代であり、大気中の酸素濃度が35%と高かったという試算もあるほど(現在の酸素濃度は20%程度)。, その他にも、昆虫を捕食する脊椎動物が少なかったため自由に巨大化できたとする説や、地球の気温が現在よりも高かったことが巨大生物を生み出したという説などもある。, メガネウラが生息していたのは、今から3億5920万年前~2億9900万年前の時期に当たる石炭紀という時代。1年を通して季節の変化があまりなく、湿潤な熱帯気候。樹高数十mに達するシダ類が大森林を形成していた。, メガネウラの生息時期について、かつては石炭紀の次時代にあたるペルム紀初期に絶滅したと考えられていたが、2009年にペルム紀末期の地層からメガネウラの化石が発掘されたことにより、メガネウラの仲間は恐竜が繁栄していたジュラ紀初期まで生き残っていた可能性もあるという。, 『メガネウラ』のほかにも、2メートルを超えるようなヤスデの仲間『アースロプレウラ』など、巨大昆虫が多く生息していたことが分かっている。石炭紀といえば、陸上では昆虫類が繁栄し、私たち『ヒト』の祖先である両生類が陸上生活に適応し有羊膜類が出現した時代。巨大昆虫たちが陸上へと進出しようとしている両生類たちの貴重なタンパク源になったと考えられている。, 当時、空中を支配する生物は、メガネウラをはじめとする一部の昆虫類のみだった。メガネウラは、飛行できる最大の生物として、空中という生活圏を支配していたのだ。, メガネウラは捕食性の肉食昆虫。自分より小型の昆虫類や、石炭紀に出現した初期の爬虫類などを捕食していたと考えられている。, 現在のトンボは、「蚊、ハエ、チョウ、ガ、他のトンボ」などを空中で捕食する。獲物を捕まえる際には太い毛の付いた6本脚でがっちりと鷲掴みにし、強靭なアゴで噛り付いて食べてしまう。獰猛な肉食性だ。, しかし、メガネウラの場合、巨体と翅の構造などから考えても、俊敏に飛行しながら獲物を捕らえていたとは考えにくい。貧弱な飛行能力で、どのように逃げ回る獲物を捕らえていたのか…詳しい事は分かっていないようだ。歩き回ってエサを捕食していたのかもしれないし、成虫になってからは何も食べずに暮らしていたのかもしれない。, 南米に生息するハビロイトトンボは蜘蛛の巣に自ら体当たりし、落ちてきた蜘蛛を捕食するという特殊な狩りを行う。もしかすると、メガネウラも私たちの想像を超える奇妙な捕食スタイルを持っていたのかもしれない。, 現在のトンボは卵から生まれ、ヤゴと呼ばれる幼虫期間を経て、成虫であるトンボへと姿を変える。メガネウラにもヤゴとして成長する期間があったと考えられ、メガネウラのヤゴの大きさは最大30㎝にも達していたとする説もある。, トンボのヤゴは幼虫といえども獰猛な食性を持ち合わせており、ミジンコやボウフラなどの小さな獲物から、小魚やオタマジャクシの大きな獲物まで捕食する。餌が足りない時には共食いすることもあるほどだ。, メガネウラのヤゴが何を食べていたのか、はっきりしたことは分かっていないが、現生のヤゴ同様、小型の両生類や魚類、水棲昆虫などを捕食していたとする説が有力だ。, メガネウラが絶滅した理由については今も議論が続いているが、酸素量の上昇により氷河期へと突入していったこと、飛行性爬虫類の登場、火山活動の活性化により酸素量が低下したことなどが可能性として挙げられている。, 現在分かっている範囲内では、メガネウラは最長でもペルム紀末期には絶滅したと考えられている。(メガネウラが属する原蜻蛉目というグループは、少なくとも中生代三畳紀まで生息しており、ジュラ紀初期まで生き残っていた可能性もある。), とにもかくにも、この時代の巨大昆虫は、恐竜が本格的に繁栄するのを見ることもなく、絶滅への道を歩んだようだ。, 正直、翼長70㎝の昆虫だなんて、風の谷の世界だけで十分だ。現代に生き残っていなくて本当に良かった. 今よりも何億年も昔、地球上には今とは比べ物にならないほど大きな生物たちが生息していたことは皆さんもご存知でしょう。, このトンボは、羽を広げるとそのサイズは70cmもあったとされ、現在まで生き残っているトンボに比べると、実に7倍以上のサイズになります。, 図鑑のメガネウラ(Meganeura )のイラスト差し替え。https://t.co/PdZp62q2D9 古生代石炭紀に生息した翼幅70cmの巨大なトンボ。 pic.twitter.com/GqtBIt3hXU, そのため、大きくなっても十分に全身にエネルギーを供給できたことから、生物は巨大化を遂げたというのです。, 彼ら巨大な昆虫たちが存在していた時代は、約3億5000万年前から、2億9000万年前まで続いていた, という時代です。この末期にメガネウラは登場し、一時天空を支配しましたが、その気候の変化に耐え切れずに絶滅を迎えました。, また、この時代は昆虫だけではなく、植物も広く繁栄していた時代でした。そのため、この時代の植物が現在石炭として出土することから、石炭紀と呼ばれています。, メガネウラ達巨大な昆虫の大半が絶滅することになった氷河期にも耐え、約2億5000万年前の, このうち、メガネウラがいたのは石炭紀の末期だけなので、いかに三葉虫が生存能力の高い生物であったかというのがわかりますね。, しかしながら、ペルム紀の最後には、これまでにいくつか数えられている中でも最大となる, これは、色々な環境変化が絡んだものであると考えられていますが、最大の理由となったのは、同時多発的に起こった, この時噴出したガスが空気中の酸素と結びつき、地球は一時危機的な酸欠状態になったと考えられているのです。, 実は、恐竜が出現したのはメガネウラのような巨大な昆虫が栄えた時代よりももっと後で、, この気嚢式呼吸は、我々人間が行うような横隔膜式呼吸よりもずっと効率よく呼吸が行うことができるシステムであり、ペルム紀末期から続く低酸素環境の地球上で恐竜が繁栄できたのは、この呼吸法がその理由の1つだったといわれています。, そして、横隔膜システムを既に獲得していた我々の祖先は、その低酸素に耐え切れずに大型のものは絶滅してしまいました。しかし、小型のものは生き残ることに成功しましたが、それらは巨大な恐竜達から隠れるようにしてくらしていたと考えられています。, ただ、恐竜たちも全てがこれで絶滅したわけではなく、小型の肉食恐竜の一部は生き残り、それが気嚢式呼吸を保ったまま今日の鳥類に進化していったと考えられています。, これは、気嚢式呼吸だけではなく、中国の地層などから、腕に羽をはやした恐竜の化石が見つかったことからもほぼ間違いのないこととして考えられるようになってきています。, こちらの記事はいかがですか?⇒哺乳類の起源はいつ?その先祖と「爬虫類」の関係について解説!. 今から約3億年前に生息していたメガネウラは翼長70cm以上もあったトンボです。当時は巨大昆虫がたくさんいて、メガネウラも空に君臨していました。その誕生と絶滅の理由は古代の環境にあるようです。巨大昆虫はもう見られないのでしょうか? 【速報】ダイイングライト2(Dying Light2)発売日が2020. 巨大昆虫メガネウラは70cm!古代昆虫の大型化と絶滅の理由と. で、夏休みは補虫網を持って走り回っていたわけですが、70cmもあったという古代トンボのメガネウラにはさすがに手は出せなかったでしょう。, 5億年ほど前に始まったカンブリア紀に、三葉虫やアノマロカリスといった節足動物のプロトタイプが現れ、長い時間をかけて進化し、ついに最高傑作が生まれるのです。, メガネウラは幼虫のヤゴでも30cmあったといいますから、ドデカい虫であったのは否定できない。, それが肉食で、鳥などいない時代に我が物顔で空を飛び回り、小型の両生類、爬虫類なども襲っていたといいますから、なかなかスリリングな時代ですね。, ただし、現在のトンボは空中でホバリングしたり、翅を閉じて止まることができますが、メガネウラはできませんでした。, メガネウラが繁栄したのは石灰紀(約3億5000万~2億9000万年前)の後期からペルム紀(約2億5000万年前まで)。, 当時は3mもあるウミサソリや、巨大ヤスデ(アースロプレウラ)がのし歩いていた時代。, 小さな違いのようですが、このパーセンテージが1増減するだけでも人間は生きてゆけなくなるといいますから、10%も違えば異世界です。, つまり、酸素を肺から心臓に送り、血液と一緒に各細胞に届けるという回りくどい方法じゃないんです。, これは体が小さいからできることで、酸素補給が直送で瞬発力、運動能力が効率よく発揮できる反面、外気の変化が直接ダメージになる。, アリゾナ州立大学の実験で、酸素濃度30%の環境で育てたトンボが通常の15%大きくなりました。, 有毒な酸素の濃度が高い時代、昆虫はその影響を抑えるために大きくならざるを得なかったという説が最近提唱されました。, 小さいほど酸素が体に回りやすくなるのですから、デカくなって耐えようとしたというのです。, 現在の小さな昆虫にも酸素はきついらしく、一部には無呼吸で数時間あるいは数日過ごすものもいます。, 実際、メガネウラなどは酸素濃度が下がった時代にも生息していたらしいので、酸素を吸引して大きくなったよりも、防ぐためにというほうが筋は通るかな~と思う。, どちらが真相かはわかっていませんが、酸素30%以上の古代の大気が巨大昆虫を生み出したことは間違いないようですね。, 陸にも空にも大昆虫が溢れていた石灰紀~ペルム紀ですが、次の三畳紀への変わり目に大破局が起こります。, 「P-T境界の大絶滅」と呼ばれ、全生物種の9割が滅んだという地球史上最大のカタストロフィです。, ペルム紀まではどうにか生き残っていたメガネウラ、ウミサソリ、アースロプレウラなども、この大絶滅は乗り切れませんでした。, しかし、酸素濃度は低下しているので、そこまで大きくなる必要もなくなっていたでしょう。, 巨体で陸と空を支配していたような節足動物も、この頃には捕食される立場になっていた。, 特大の昆虫、爬虫類など怪獣然とした生物が地球にもいたと思うと、数億年の縦軸に自分も組み込まれ、空間も共有しているみたいで、アドベンチャーな気分になれるんですよね~。, しかし考えてみれば、昆虫がもっと大きいままだったら、人間は暮らしにくかったとも思う。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。, 動物好きというか生物好きが高じて 拙いサイトではありますが Ancient Earth: What Killed the Giant Insects? 巨大昆虫メガネウラの正確な絶滅時期は分かっていませんが化石はペルム紀で途絶えています。 他のトンボは更に1億3,000万年生き延びました。 絶滅の原因として科学者たちはそれまでにない新たな捕食動物の出現に目を向けています。 Windows XPにおけるプロダクトキーの確認方法: グリム家の. メルボルンCBDで夜遅くまでやってるカフェ9選!カフェの街で. ヘビトンボという昆虫をご存知でしょうか?かなり不気味な容姿の昆虫なのに、どこか古代の虫みたいなカッコよさもあります。日本にもいますが、世界中にいるヘビトンボはほとんど「ナウシカに出てくる巨大昆虫」のようです。その魅力的な姿と生態、大量発生するのかなどを調べてみました。, 魚の口の中に寄生する『ウオノエ』。最近は「可愛い」「美味しい」「しらすを探すといる」と話題にもなるけれど、やっぱり気味悪い。ウオノエは口内という密閉空間で、時には数匹で密着する三密。その生態は特殊で、不気味さを際立たせています。, 「ジバクアリ」というアリがいます。説明するまでもなく「自爆」する生態のアリです。別名「カミカゼアリ」。その習性が神風特攻に例えられているのです。なぜ自爆するのか?それは純粋な自己犠牲。そんなアリが世界に数十種もいるのだとか。ジバクアリの毒や、自爆の理由と仕組みを解説します。, 猛毒のクモと知られるセアカゴケグモ。咬まれたらヤバい毒グモが、日本各地で確認されており、どこでも危険です。ただ、言われているほど症状は重くなりません。見つけたらどうするか?駆除方法や治療法を知っていれば、被害を防ぐことは難しくないのです。, 『水中のギャング』の異名をもつタガメ。日本最大の水生昆虫でありながら、今や絶滅危惧種という存在。このタガメの飼育が密かなブーム。繁殖だってさせられる、なかなか面白いペットなのです。可愛げはないけれど、迫力満点のタガメの生態と、その飼育法などを調べてみました。, クモや昆虫は嫌われるもの。クモ恐怖症アラクノフォビアなどは最たるものでしょう。でも、虫嫌いは困ることもある。家に入った虫をどうすることもできないとか。虫嫌いは克服できるでしょうか?アラクノフォビアの症状や治療がヒントになるかもしれません。, 保存している米に虫がついた。かなりショッキングな事態です。食欲は失せるし、駆除も大変。そのお米は食べられるのか?途方に暮れますよ。米に湧く虫はだいたいコクゾウムシとノシメマダラメイガ。これらの生態を知れば、予防するのは難しくありません。. メガネウラはなぜ絶滅した? メガネウラが絶滅した理由については今も議論が続いているが、酸素量の上昇により氷河期へと突入していったこと、飛行性爬虫類の登場、火山活動の活性化により酸素量が低下したことなどが可能性として挙げられている。 古代のトンボ「メガネウラ」に限らず、今から約2億9000万年前の地球には、 50cmのゴキブリや、 3mにもなるムカデのような生物などが存在し、 とにかく陸生生物はみな巨大でした。 そんな生物たちの巨大化の理由として挙げられているのが 「酸素濃度」の上昇です。 実は、現代の地球では、空気中の酸素濃度は全体の21%程度ですが、 この巨大な生物たちが存在していた時代は、酸素濃度が今よりも豊富で、 全体の35%程度に …