今度はbarnacles(フジツボ)とhumpback whales(ザトウクジラ)の関係を見てみましょう。フジツボは、自らをザトウクジラにくっつけて、あたかもバスに乗る感じで、planktonがたくさんある場所に移動します。無料のシャトルバスですね。で、クジラは? フジツボ(藤壺、富士壺 )は富士山状の石灰質の殻をもつ固着動物である。 大きさは数ミリメートルから数センチメートル。 甲殻類、フジツボ亜目に分類される。. bioからわかるように、生物のお話しです。symはsynと同じ(後ろに[b]があるからmになったほうが言いやすいですね)で、, これにはいろいろなパターンがあります。一番有名なのは、parasitism (パラサイト)ですよね。, 様々な大腸菌で、E-coli とかは人間の中にいて、自分は栄養をもらうのに、人間は病気になる。蚊(mosquitoes)なども、自分は血を吸っておなか一杯になるくせに、人間はかゆくなったり、場合によっては病原菌を移されたりするわけです。これがプラスとマイナスの関係の共生でparasitismです。, mutualismのほうが、もしかしたら、symbiosisでもっともピンとくるタイプかもしれません。, clownfish(カクレクマノミ)とsea anemones(イソギンチャク)は最も有名ですね。, もちろんpredatorから守ってくれるのがイソギンチャク、そのお礼に、フンを落とすなどして、イソギンチャクは栄養をいただく、ということですね。, 今度はbarnacles(フジツボ)とhumpback whales(ザトウクジラ)の関係を見てみましょう。フジツボは、自らをザトウクジラにくっつけて、あたかもバスに乗る感じで、planktonがたくさんある場所に移動します。無料のシャトルバスですね。で、クジラは?フジツボごときが体にくっついても痛くもかゆくもなく、重くもないので、普通に移動します。特に、損も得もない。こうした関係をcommensalismといいます。, これが一方的に害を与えることになれば、predation となります。TOEFLでもおなじみの、海の王様(?)Orca(シャチ)です。これはとにかく他の海の生き物を食べるだけ。そしてOrcaを食べる生き物がいないんですね。人間以外に天敵がいない。, これもまたTOEFLに頻出する生き物:lichenです。これとalgae(藻)との関係はどうなるでしょうか。, lichenって、木の幹の周りについているコケみたいなヤツです。みどりっぽかったり、白っぽかったり、いろいろですね。これって、木にいるfungi(菌類)の組織にalgaeが入り込んで(上のカクレクマノミに似ている)、, algaeがphotosynthesis(光合成)をしてエネルギーをfungiに与える。fungiは、その代わりにprotectionとmoiture/nutritionをalgaeに与える、という関係にあります。だから、これはmutualismですね。で、この全体像を指して、lichenと言っているわけです。lichenって何ですか?という質問は、意外と答えるのが難しいですね。, こんにちは。 コバンザメとクジラにおける片利共生とラテン語のコム・メンサ. クジラに取りつくフジツボ、カニに乗っかるイソギンチャク. コバンザメ と クジラ との関係においては、. フジツボは富士山の形状をした石灰質の殻を持つ甲殻類で、適当な場所を見つけて固着して生活します, クジラは水面で大きなジャンプ(ブリーチング)をしますが、これはフジツボなどを振り落とす目的があるようです. IT 経済 ブログを報告する. > クジラに取りつくフジツボ、カニに乗っかるイソギンチャク ... 寄生に対して、共生という関係がある。 ... 阪神は大野雄獲りか 「22」継承? ニューストップ 藤壺技研工業株式会社(fujitsubo)のオフィシャルサイト。自動車用マフラー・エキマニをはじめとする製品情報やイベント情報、販売店検索、カタログ請求等のサービスを提供しています。 クジラは水面で大きなジャンプ(ブリーチング)をしますが、これはフジツボなどを振り落とす目的があるようです 。 スポンサードリンク. 8. よーくクジラの皮膚を観察すると何かが張り付いているのをテレビや写真などで見たことはありませんか?, もしなければご飯時を避けて、「クジラ、寄生虫」と打ち込んで検索をしてみてください。, ザトウクジラの頭上部前側のアップ、コブに付いている白いものはオニフジツボとのこと#小笠原 #クジラ #ザトウクジラ #フジツボ #オニフジツボ #ホーエルウォッチング #whales #HumpbackWhale #whalewatching pic.twitter.com/kLkMvMv8EL, フジツボは富士山の形状をした石灰質の殻を持つ甲殻類で、適当な場所を見つけて固着して生活します。, クジラは水面で大きなジャンプ(ブリーチング)をしますが、これはフジツボなどを振り落とす目的があるようです。, 「シラミ」という名称から勘違いしますが、実はエビやカニなどと同じ甲殻類に属しています。, スペインのバレンシア大学の研究者によると、鯨にしっかりと付着するために鋭いツメと腹部にトゲを持っているそうです。, クジラの皮膚には、フジツボやクジラジラミと呼ばれる甲殻類の1つが固着することが分かりました。, このような寄生虫を体から振り落とすために、ブリーチングという行動をとることが知られています。. 片利共生の具体的な仕組みとは?コバンザメとクジラにおける片利共生と同じテーブルで食事をとる小人と巨人との関係, 片利共生と両利共生の違いとは?生態系における具体的な共生関係の例と地球上のすべての生物同士の間に成立する共生関係, 相利共生の具体的な仕組みとは?アリとアブラムシやヤドカリとイソギンチャクそして人間と腸内細菌における相利共生の具体例, 「酸っぱいブドウ」の心理学的な意味とは?『イソップ物語』における擬人化されたキツネの寓話の心理学的な解釈、合理化とは何か?②, インフルエンザの日本国内での致死率はどのくらいなのか?超過死亡数と厚生労働省の人口動態調査に基づく二つの推計, 真善美の三つのイデアとは何か?プラトンからカントの哲学へと至る真善美の概念と学問体系の区分, 「時よ止まれ、お前は美しい」、ゲーテ『ファウスト』の名言の解釈とその真意とは?人間の心の内にとどまり続ける永遠の瞬間, 直観と直感の違いとは?心の目で見て全体を一挙に把握する直観と何となく肌で感じる直感の違い, 『ハリー・ポッター』のヴォルデモート復活の場面における人体錬成とホムンクルス(人造人間)との関係, 風媒花に分類される代表的な植物の種類とは?裸子植物と被子植物に分類される風媒花の代表的な種類, 心理学における「置き換え」の定義とは?現実的な観点と道徳的な観点に基づく二つのパターンと「昇華」との関係、防衛機制とは何か?⑩. ここ20年ほど、TOEFLを教えています。様々な境遇・レベルの学習者を指導する中で得た知見をシェアすることで、これからTOEFLの勉強を始める方々のお役に立ちたいと思っています。, shikenya-eigo-TOEFLさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?, Powered by Hatena Blog 今度はbarnacles(フジツボ)とhumpback whales(ザトウクジラ)の関係を見てみましょう。フジツボは、自らをザトウクジラにくっつけて、あたかもバスに乗る感じで、planktonがたくさんある場所に移動します。無料のシャトルバスですね。で、クジラは? ウミガメにしか付かないフジツボ、クジラにしか付かないフジツボの研究をしています。『カメフジツボ』でググってもtopに出てこないのが悔しくなったので自分でサイトを立ち上げてみました。 Oops! Copyright (C) 2020 TANTANの雑学と哲学の小部屋 All Rights Reserved. 寄生に対して、共生という関係がある。共生にはさまざまのレベルがある。最も理想的な共生関係は、相利共生、あるいは相互扶助と呼ばれる。 Copyright (C) 2020 クジラの生態の謎に迫る All Rights Reserved. クジラの種類は世界中で約85種類前後いると言われています。大きさも小さなものから大きなものまで、色や形も当然それぞれ違いがあります。クジラと言えば大きな動物のイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実際、大きなクジラにはどんな種類がいる ãææãæããç«, ç«ã®ä¼¸ã³ãã£ãå¯å§¿ã«é©ãã®å£°, ä¸éåç©åã§ã¾ã¦ã®èµ¤ã¡ããèªç, ãææ¿ã¾ã ï¼ãã¦ãµã®ãç¡è¨ã®å§, ç«ã«ãããããã®ééã£ã使ãæ¹, æé¤æ©ã¯çµ¶å¯¾è¨±ããªãä¼ã®å§å¦¹ç«. 経済総合, ※本稿は、立花隆『新装版 思考の技術』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。, 自然界から寄生という現象を排除して考えることはできない。あらゆる生物が寄生者を持つと考えてさしつかえないほどである。寄生者を持たない生物をさがすには、バクテリアのレベルまで下らなくてはならない。, たとえば一羽の鳥をとりあげてみる。そこには幾種類かのダニ、シラミ、ノミ、ヒル、条虫、尖頭蠕虫(せんとうぜんちゅう)、回虫、吸虫、眠り病虫、舌形類、らせん菌、鞭毛虫、アメーバといった寄生者がたかっているのが普通である。その種類の多さについては、56種類の鳥の巣を調べたところ、ダニなどの節足動物だけで529種類もいたという報告がある。また数の多さについては、1羽のダイシャクシギから、1000匹以上のハジラミが見つかったという報告がある。, 人間については、文明国ではノミもシラミも退治され、回虫などの寄生虫もほとんどなくなっているから、寄生者は求めるのがむずかしいだろうと考える人がいたら誤りである。人間の体内にも、いたるところ寄生生物がいる。消化器官、分泌腺、肺、筋肉、神経などにウヨウヨいる。寄生者とは、必ずしも回虫、ジストマなどの大型生物だけをさすのではない。大腸菌のような菌類も含むのである。, 人間はふだんはこうした寄生者のことを気にもとめていない。ときどき寄生者が、ただ寄生していることに甘んぜず、人体の組織や器官の働きを壊しにかかることがある。このとき人間は病気となり、その寄生者は病原体と名づけられる。そして、人間は病原体を追い出すためにやっきとなる。, 病気は寄生者のおごりによる失敗である。巧みな寄生者は、宿主を殺さない程度に甘い汁を吸いつづける。宿主を殺してしまっては、自分も死なざるをえないからである。, 病原体微生物は、たびたび猛威をふるって疫病を流行させたことがある。しかし、いかなる疫病もそう長続きするものではない。宿主の死につき合っていれば自分も死ぬ。宿主が死なないうちに、別の宿主のところに移動しようと思っても、周囲の人間がバタバタ倒れて生息密度が低くなっているので、それもできない。ということで、疫病は終焉するのである。病原体微生物による病気は古代からあった。しかし、それが流行病となったのは、人間が都市をつくり、人口密度を増加させ、寄生者が宿主の間を移動しやすい環境をととのえてやったからである。, 家畜や農作物の間には、豚コレラ、ニューカレドニア病、イモチ病といった流行病がやたらと発生するが、自然林や自然草原の動植物の間には別に流行病が発生しないのも同じ理由による。家畜や農作物のために人間が作ってやった単一の環境は、病原体微生物にとっても、心地よい環境なのである。, 寄生という現象を広義に解釈してみる。すると、人間の自然界における位置も寄生者にすぎないことがわかる。, 人間という寄生者は、自然という宿主に寄生しているのであるから、自然を殺さない程度に利用すべきなのである。病原体微生物のように、宿主の生命を破壊するという愚を犯してはならない。宿主を変えようにも変えることができないからである。すでに地球自然は病みつつある。このへんで、毒素の排出を人間がやめないと、元も子もなくなりそうである。, 寄生に対して、共生という関係がある。共生にはさまざまのレベルがある。最も理想的な共生関係は、相利共生、あるいは相互扶助と呼ばれる。二種の生物が互いに利益を与えると同時に、利益を受けあっている対等の関係である。共生の中でも、寄生に近いものは片利共生と呼ばれる。片方の生物は利益を得るが、もう一方は別に益も害も受けないという関係である。, 現実に展開されている生物間の関係は、それぞれ与えあっている利益と害が微妙で、いちがいに、どれが相利共生、どれが片利共生とは決めかねるものが多い。クジラの皮膚に、フジツボが取りついている。クジラは別にフジツボがあってもなくても変わりはないが、フジツボはクジラにくっついていることによって、移動の便を得ている。移動できれば、新しい餌場を得ることができる。カニの背中についているイソギンチャクがいる。イソギンチャクはそれによって移動の便を得ている。しかし、この場合は、カニも、イソギンチャクによってカムフラージしてもらうという便を得ている。, マメ科の植物には、根にこぶがあって、そこにバクテリアが住みついている。このバクテリアは、養分をマメから得ているが、その代わり空気中の窒素を固定して、植物が吸収できる硝酸塩の形に変えてやっている。しかし、バクテリアの寄生するこぶの数が多くなりすぎると、マメは枯死してしまう。むろん、その結果としてバクテリアも死んでしまう。, イソギンチャクやクラゲはトゲのある触角で生物を捕えて食べている。ところが、この触角の間で生活している小さな魚がいる。これらの魚は、触角によって捕えられず、逆に保護を受けている。そして、もっと大きな魚をおびき寄せる役目を担っている。サメの周囲を回遊しているパイロットフィッシュも、同じような関係にある。他の魚をおびき寄せる役目を担うと同時に、サメの保護を受け、かつ食べ残しの餌をもらっているのである。アフリカミツオシエという鳥は、ミツバチの巣を見つけては、それをアナグマに教えてやる。アナグマはミツバチの巣を襲って、それをバラバラに引き裂き、ミツバチを全滅させる。ミツオシエは、ミツバチの針がこわいので、それまで待っている。ハチが全滅してから出ていって、ゆっくりと巣の中の蜜ロウをちょうだいする。, 動物と植物の間にも相互扶助の関係がある。チョウやミツバチが蜜を求めて花のところにやってくる。花のほうでは蜜を与える代わりに、花粉を昆虫に運んでもらって受精する。, 寄生よりは共生、片利共生よりは相利共生がよいなどといってもなんにもならない。人間のこざかしい倫理観を持ち込んでみたところで、得られるものは何もない。自然は人間が考えるよりもきびしい。倫理を持ち込むことができるのは、力関係が等しい場合に限られるのではないだろうか。, 弱いものは弱いものなりに精いっぱい生きなければならない。そのためにあるものはずるさを学び、あるものは卑劣さを選び、あるものは図々しさを覚え、あるものはさもしくあらんとするのである。, 大体、倫理的動物である人間にしてからが、種の異なる動物に対するときは、あらんかぎり卑劣な手を使って恥としない。あらゆる狩猟の仕方を見れば、それが例外なくだまし討ち、闇討ちに類するものであることがわかろう。, 人間は自然界で弱い存在であったがゆえに、ありとある卑怯な手を使って種の存続をはかってきた。人間が種社会内では倫理を叫び出したのも、その習性が種内関係にまで持ち込まれたときに想定される事態が身の気もよだつものであることに気がついたがゆえかもしれない。しかし、いかに聖人君子たちが倫理を声高に叫ぼうとも、長年つちかわれてきたこの習性はおおいかくしうべくもなく、歴史は悪徳で満ち満ちている。, 人間に美徳もあることを否定するものではないが、それと同じだけ悪徳の天性があることを忘れてはなるまい。鳩のように率直であると同時に、蛇のごとく狡猾でなければこの世は生き抜いていけない。衣食足りて礼節を知るのが道理で、衣食足らざる間は、礼節をさておいても生きることを求めるのが人間の生物的本性である。, 実際、世の中をながめまわしてみれば、美しい相利共生関係ではなく、寄生から片利共生関係にいたる、あるいはずるく、あるいはさもしい関係が人間社会の中にもいたるところ展開されていることがわかるだろう。, これを倫理の名において難ずるのは当を得た話ではない。同じ人間同士の間にも、弱者と強者の間には種の異なる動物の間に見られるほどの格差がある。この格差を無視して同じ倫理を強制することはできない。, 弱者はむりに背のびをせず、弱者らしく生きることである。ゴマスリもよし、人の足を引っぱるもよし、だますもよし、強者にへばりついて甘い汁を吸うもよし、臆するところなく卑劣に生きればよい。, 逆に強者は、腹いっぱいにフジツボをつけてゆうゆうと大海を泳ぎまわっているクジラのように、弱者の甘えと卑劣さを許すべきである。強者たるもの、自分に寄生してくる弱者に目クジラを立てるがごとき心の狭さがあってはならない。強弱なかばするあたりにいる者は、助け合いの精神で、相利共生的生き方を選ぶといったところが妥当ではないだろうか。, ----------立花 隆(たちばな・たかし)評論家1940年長崎県生まれ。64年、東京大学仏文科卒業後、文藝春秋に入社。66年に退社し、東京大学哲学科に学士入学。その後、評論家、ジャーナリストとして活躍。83年、「徹底した取材と卓越した分析力により幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、菊池寛賞受賞。98年、第1回司馬遼太郎賞受賞。著書に『田中角栄研究 全記録』『日本共産党の研究』(講談社文庫)、『宇宙からの帰還』『脳死』(中公文庫)、『脳を鍛える』(新潮社)、『臨死体験』『天皇と東大』(文春文庫)など多数。----------, 人間はつねに自然に脅かされてきた。新型コロナウイルスはその代表例だ。しかしいたずらに恐れる必要はない。「知の巨人」として知られる作家の立花隆さんは、デビュー作『思考の技術』の中で「自然と折り合いをつけるために我々が学ぶべきものは、生態学の思考技術である」と書いている――。.